
57秒 復讐のタイムループ
映画「57秒 復讐のタイムループ」の感想です。
映画「ハンガー・ゲーム」シリーズ(2012~)や「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(2023)、「ビーキーパー」(2024)などで知られるジョシュ・ハッチャーソン主演のSFスリラー。
ああ、人間だなあ(良くも悪くも)という印象の映画でした。
内容的に「復讐譚かあ……復讐?」となって、個人的には若干物足りなさを感じた。

映画「57秒 復讐のタイムループ」の見どころは……
- ジョシュ・ハッチャーソン×モーガン・フリーマン。
- 難しいこと一切なしでサクッと観られる内容。
- シンプルなストーリー。
本記事は2026年06月03日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | 57秒 復讐のタイムループ |
| 原題 | 57 Seconds |
| ジャンル | スリラー、SF、コメディー |
| 監督 | ラスティ・カンデッフ |
| 上映時間 | 100分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2023年 |
| 公開年(米) | 2023年 |
| レイティング | 不明 |
| 好きレベル | ★★☆☆☆ |
あらすじ
売れないライターのフランクリンは、時に企業案件をもらい、時にブログを書き、細々とした生活を送っていた。そんなある日、業界で名の知れた技術者アントン・バーレルの新作発表会で、偶然、バーレルの命を救うことに。晴れてバーレルの取材権を獲得。同時に、舞台上に転がっている謎の指輪を拾った。やがて、それが57秒という時間、巻き戻せる道具だと判明し……。
主な登場人物
(以下、敬称略)
フランクリン
(演:ジョシュ・ハッチャーソン)
売れないライターで、かつかつした生活を送っている。タイムループができる指輪を手に入れたことをきっかけに、妹のための復讐を決意。
アントン・バーレル
(演:モーガン・フリーマン)
天才技術者。元の指輪の持ち主。フランクリンに命を救われたことで、取材権を与える。
シグ・ソレンソン
(演:グレッグ・ジャーマン)
フランクリンの妹の死の原因になった薬を作った巨大製薬会社のオーナー。「不祥事」のネガティブイメージを覆そうと、良い記事を書かせるためにフランクリンに声をかける。
ジェイラ
(演:ラヴィー・シモーン)
フランクリンの恋人で、芸術家。出会って早々婚約した。
レネー・レンズラー
(演:ベヴィン・ブルー)
ソレンソンの秘書的存在。
カルヴァート
(演:サミ・ロティビ)
ソレンソンのSP的存在。カジノで勝ち続けたフランクリンを見て近付いてくる。
映画「57秒 復讐のタイムループ」の感想
映画「57秒 復讐のタイムループ」の感想です。復讐メインなの!? タイムループメインなの!? コメディーなの!? と困惑する映画。
ジョシュ・ハッチャーソン×モーガン・フリーマン
まず、キャストはいいですね。
豪華。
映画「ハンガー・ゲーム」シリーズ(2012~)や「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(2023)、「ビーキーパー」(2024)などで知られるジョシュ・ハッチャーソンに、「LUCY/ルーシー」(2014)や「RED/レッド」(2010)のモーガン・フリーマン。
流石というべきか、演技には安定感があって安心して観られました。
メインが行方不明
ただ、内容的には若干物足りなかった。
というのも、そもそもメインが行方不明だったから。
先述したとおり、復讐がメインなの!? タイムループがメインなの!? それともコメディー!? と困惑してしまったんですよね。シリアスになりきれず、コメディー色はにじませながらもそこに振り切ることもできず。
中途半端な印象でした。
妹のための復讐
ある製薬会社が作った薬の薬害が原因で妹が死んでしまったから、会社のオーナーに復讐をしたいフランクリン。
ここがもう中途半端。
だって、タイムループができる指輪を手に入れるまでは、そんなに復讐! 復讐! という感じではなかったと思うんですよね。ブログで件のオーナーの暴露(?)記事を書くなどの作業はしていたみたいだけど、巨大製薬会社を前に復讐が果たせるとは到底思えないし(お金もないのに)。
妹のことも、フランクリンの口からサラッと語られるだけで、過去の回想なんかは一切出てこないからちょっとイメージがしづらい。写真でさえ、ジェイラが家を訪ねてきた際に、ほんの一瞬映っただけですからね。復讐しようという決意さえ、金と権力を前にして簡単にぐらつき、「君、本気で復讐しようと思っていた?」と疑問に感じてしまう。まあ、この辺はジェイラにも指摘されていましたが。
妹のための復讐というのが、正直あまりピンとこなかったかなと。
というか、そもそも妹の名前出てきたっけ? レベル。
臨機応変ができないフランクリン
あと、フランクリンという奴は、道具の使い方が下手すぎる(笑)。
カジノであんなに連続勝ちしていたら怖い人らに疑われるに決まっているのにねと。フランクリンはおそらく頭の良い人間という設定だと思うんですけど、ここら辺で融通が利くタイプではなさそう。勉強はできるけどその他は微妙、という感じ。
これはジェイラとの関係もまさにそうで。
指輪のことで口論に発展した際、「私にも使ったのね!」と言われたフランクリンは黙ってしまう。本当に臨機応変が苦手だな、君は! とツッコんでしまいました。使ったのは事実だけど、使ったタイミングをしっかり説明しておけばそのあとの展開は避けられただろうに。
ジェイラに使ったのは、妹の荷物や写真を隠したりするためで……というか、それを言うなら、別に隠す必要なんてなかったんですよね、これ。妹がいることなんて知らないジェイラは、女物の荷物なんかを見て「彼女がいるなら……(あなたとは致せないわ)」となるわけなんですが、普通に「いや、亡くなった妹なんだ」と説明すればよかった。
知り合ったばかりで信じてもらえなかったらせっかくのチャンスを逃してしまう! ということもあるんでしょうけど。そう楽ばかりしないで、信じてもらえるよう努力しなさいよ(幼い頃の写真を見せるとか、妹の名前が書いてある妹の持ち物を見せるとか)と。
こういう横着なところも、フランクリンらしさではあるんでしょう。
たった57秒で何が変わるというんだろう? などと侮っていましたが、臨機応変が苦手な人にとったらけっこう使えるアイテムなんだなと思いましたね。「あ、今の会話ミスった!」と直後に気がつくことって往々にしてありますし。ミスしたことには気がついたけど、だからといって改めてそこに触れて言い直すのもな、みたいな。
ジェイラとフランクリン
そして、ジェイラとフランクリンの恋愛も。
スピード感がありすぎて、正直ついていけない部分がありました。
序盤、2人でベッドインするとこまではわかる。多少軽々しいなと思いはするものの、わかる。問題はそのあと。同棲、プロポーズまでが超特急のはやさ。なので、2人の口論シーンにもあまり感情移入できませんでした。
悪いのは圧倒的にフランクリンなんだけど、ジェイラにも共感するほどの感情が特にないというか。指輪を使ったことを責め立てておいて、それで(フランクリンが)稼いだ金で買った車で立ち去るのかよ! とは思いました(笑)。
復讐とはいったい何か
復讐についてもね。なかなか考えさせられましたよ。
復讐は、何をもってして復讐と呼ぶのかと。
つまり「フランクリンよ、それで満足できるのかい?」とね。終盤の展開は不完全燃焼も不完全燃焼。私はこれを復讐とは認めない! と抗議したい所存。
フランクリンはジェイラという大事な人ができて復讐にこだわるのはやめたという解釈もできるけど、だとしたら、もう少しそれっぽい描写が欲しかったところですね。
まあ、57秒って案外いろいろできるんだなと感じました。
映画「57秒 復讐のタイムループ」が好きな人におすすめの作品
映画「57秒 復讐のタイムループ」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- WEAPONS/ウェポンズ(2025)
- ブレス(2024)
- ストレンジ・ダーリン(2023)
- コンパニオン(2025)
映画「57秒 復讐のタイムループ」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年06月03日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:気軽な気持ちでサクッと観られる
ツッコミどころはかなり多いものの、気軽な気持ちでサクッと観られるのはGOOD。
技術系の難しい設定が入ってくるのかと思いきや、まったくそんなことはありませんし。個人的には、指輪を触るだけであんなに簡単にタイムループできちゃうの、アイテムとしてはけっこうな欠陥じゃない? と思うところではありますが。
もう少しスカッとできるラストがよかったなあ。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 13% Popcornmeter 39%
IMDb
5.4/10
Filmarks
3.1/5.0

