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映画「ハンガー・ゲーム」(2012)あらすじ・感想│生き残る確率は24分の1!愛する妹の代わりに

ハンガーゲーム_タイトル アクション


ハンガーゲーム (字幕版)

見知らぬ男女が集まったら、そう、それは――デス・ゲーム開始の合図!

各地から集められた24人の参加者たちと、たったひとつの椅子を賭けて戦う「ハンガー・ゲーム」(以下、本作)。

米国で製作された作品ですが、公開当初は日本でもかなり話題になりましたね。

単なるデス・ゲームというだけでなく、家族の絆や恋人との別れ、ゲームの中で行われる駆け引きなど、あらゆる点において実に優秀な作品と言えるのではないでしょうか。

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作品情報

作品名 ハンガー・ゲーム 原題 The Hunger Games
上映時間 143分 ジャンル SF/アクション
製作国 アメリカ 監督 ゲイリー・ロス
おすすめ度 ★★★★★

あらすじ

独裁国家パネムで行われるサバイバル・ゲーム「ハンガー・ゲーム」。これは、権利者が支配する12の地区から選出された若い男女ひとりずつが参加するものである。幼い妹が選ばれてしまったカットニスは、自分が代わりに戦うことを表明する――。

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登場人物

カットニス・エバディーン(ジェニファー・ローレンス)

主人公。幼い妹の代わりに「ハンガー・ゲーム」に参加する。得意なのは弓術。家族(母と妹)を養うため、普段は弓でシカやリスを狩っている。

ピータ・メラーク(ジョシュ・ハッチャーソン)

カットニスと共に「ハンガー・ゲーム」に参加することになった、同郷の青年。やや臆病な一面がある一方で、実家のパン屋を手伝っている関係で力には自信がある。カットニスとは因縁があるようで……?

ゲイル・ホーソーン(リアム・ヘムズワース)

カットニスやピータと同郷の青年。カットニスとは恋人のような関係。

ヘイミッチ・アバナシー(ウディ・ハレルソン)

カットニスの出身地「第12地区」の男性で、過去には「ハンガー・ゲーム」で優勝したことがある。カットニスとピータの教育者。

エフィー・トリンケット(エリザベス・バンクス)

テレビ中継される「ハンガー・ゲーム」における、カットニスの広報担当。最先端のファッションとメイクが目を引く。

シナ(レニー・クラヴィッツ)

カットニスのスタイリスト。

スノー大統領(ドナルド・サザーランド)

独裁国家パネムの最高権力者。

セネカ・クレーン(ウェス・ベントリー)

カットニスたちが参加する「ハンガー・ゲーム」の運営責任者で、ゲームメーカー。

ルー(アマンドラ・ステンバーグ)

カットニスと共に「ハンガー・ゲーム」に選出された、第11地区代表の少女。カットニスが危機に陥った際、助けてくれる。

プリムローズ・エバディーン(ウィロック・シールズ)

カットニスの妹。

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映画「ハンガー・ゲーム」の注目ポイント

若い男女という取り決めはあるものの、子どもであろうと非力な女性であろうと、容赦なく追い詰められるのが「ハンガー・ゲーム」。幼い妹の代わりにと手を挙げたカットニスは非常に勇敢と言えるでしょう。

カットニスの弓術

「ハンガー・ゲーム」でも大いに活躍する、カットニスの素晴らしい弓術

カットニスを演じたジェニファー・ローレンスはこの役に抜擢されると、弓術ほか、さまざまなトレーニングに励んだと言います。

もか
もか

普段の生活から鍛え上げられたカットニスの感じ、とってもクールよね!

インタビューの中でジェニファーが語っている通り、

ローレンス:オリンピック選手に教えてもらったから、弓矢は結構、上手いと思います。6週間に渡って体作りをして、トラックを走ったり、フリーランニングやロッククライミング、ヨガをしました。

(出典:MOVIE Collection 『ハンガー・ゲーム』ジェニファー・ローレンス インタビュー

このように、注目された若手女優として多忙な日々を送る中でも、かなりの努力をしていたようですね。

確かに、ジェニファーのキュッと引き締まった体には憧れます。

ただし、カットニスという役柄に合わせて、無理なダイエットはしなかったとも語るジェニファー・ローレンス

彼女は過去にもこの作品でダイエットを求められたことを告白している。「私は役のために自分を飢えさせたりしない」「エクササイズはするけれどダイエットはしない。お腹が空いていては働けない」と雑誌『グラマー』のインタビューで語っていた。

(出典:ELLE ジェニファー・ローレンス、『ハンガー・ゲーム』の撮影で最大の問題は「私がどれだけ痩せられるかだった」

理由を「若く成長中だったから」であるとしたジェニファーですが、確固たる信念を持つ彼女は、まさに「強い女性像」のアイコニック的な存在なのかもしれませんね。

原作は同名小説

映画「ハンガー・ゲーム」の原作となったのは、作家スーザン・コリンズによる同名のヤングアダルト小説

若者たちを中心に高い人気を集めていて、その主人公であるカットニスを演じることに、ジェニファーはきっと大きなプレッシャーを感じていたことでしょう。

その原作と実写版の本作ですが、描写が異なることも多々あったようです。

例えば、こちら。

映画では恋人同士のような関係のゲイルとカットニスだが、原作ではただの親友。

など。

他にもいろいろあるようですので(ネタバレになるのでここでは言いませんが)、原作との違いを見つけてみるのも楽しいかもしれませんね!

吹き替え版声優陣が豪華

洋画は洋画のまま字幕で観る人は多いと思いますが、日本語吹き替えで観る人に朗報です。

● 水樹奈々
● 神谷浩二
● 中村悠一
● 山寺宏一
● バカリズム

など、吹き替え版を担当した声優陣は実に豪華です。

お笑い芸人に俳優にとマルチに活躍するバカリズムは、本作がハリウッド(声優)デビューだったそう。さすがと言うべきか、アフレコ現場では賞賛の嵐だったようですね!

豪華なファッション&メイク

本作での見どころは、なんといってもキャラクターたちの衣装!

特に、カットニスの燃え盛るコスチュームは素敵でした。

故郷で暮らしていたときにはおそらく無縁だった、強気で派手なメイクも相まって、ハリウッド女優らしい美しさが強調されていました。

が、それよりも目立っていたのが、カットニスの広報を務めるエフィー・トリンケット

カットニスサイドからすると、衣装もメイクも奇抜に見えていたことでしょう。でも、これは独裁国家パネムにおける最先端ファッションなのだそうです。

エフィーがカットニスたちの故郷・第12地区を訪れた際には違和感しかありませんでしたが、物語が進んでいくにしたがって見慣れていくから不思議。

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映画「ハンガー・ゲーム」を観た感想

もうね、とにかくカットニスが格好良い。惚れる。

幼い妹を守るためにと立ち上がる――以前にも、頼りない母の代わりに家族を養うため、自ら狩りに出ている時点でだいぶ格好良い。

原作では親友同士でしかないみたいですが、ゲイルがカットニスに惹かれるのもわかりますよね。

ハンサムでそれなりに頼りがいのあるゲイルと、かつてカットニスとひと悶着(?)あり、どこかネガティブというか、長い物には巻かれよ的な性格のピータとの対比も、本作における興味深い点のひとつでした。

このピータが、ゲームが進むのにしたがって人間的に成長していく。かなりのろのろだけど。

カットニスに関しては徹頭徹尾、まさに「強い女性」だったので言うことなし! なんですが、今までは「幼い妹のため」「母と妹を食べさせていくため」となにかにつけ家族を優先していたのが、皮肉なことに、ここにきてようやく「自分のために生きる」という選択ができるようになったのではないかなと。

「ハンガー・ゲーム」の中では、それぞれの参加者がどのような境遇で育ち、どのような思いを抱えているかなどはまったく生死に関係ありませんからね。強い人間が生き残る。それだけです。

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ただ、世間の声に焦点を当てたのは結構大胆な描写だなと感じました。

テレビで中継される「ハンガー・ゲーム」の様子。

このゲームの開催には当然国の権力者たちが関わっていますから、世論はなによりも大事なわけです。それこそ、純粋なゲームの結果よりも。

そして、世論さえコントロールしようとする。

なんだか、現代の政治にもリンクしているような気がしませんか?

自分の命を守るためにはどうしたらいいか、「妹のために」というだけでなく(もちろんそれもあると思いますが、妹はゲイルが守ると約束してくれましたからね)、あくまでも「自分のために」「自分が生き残りたいから」考えたカットニスは、故郷でただ一日一日を過ごしていたときよりも生き生きしています。大変な状況だというのに不思議ですね。

行動を共にしていくうちに、ピータとの関係にも変化が出てくるのが面白いところです。

たぶん、ピータは悪人というわけではなくて、ただ自分に自信がないだけ。実際、弓を扱う能力に長けたカットニスをはじめ、他の参加者たちにはそれぞれ特出したスキルがあります。

でも、ピータにあるのは、実家が営むパン屋を手伝うことで得た「力(腕力)」「特殊メイク」の能力のみ。

これでは確かに、頭を使わない限り、他の参加者たちと平等に戦うことはできなかったでしょう。彼自身、選ばれた時点では自分が生き残れる可能性はないと考えていたようですし。

それが「生き残りたい」となり、「生き残るためにはどうすればいい?」となるまでの人間的な成長を見られるのは本作の魅力のひとつです。

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とはいえ、妹(プリムローズ)の気持ちを思うととても胸が痛みます

幼いから――というだけでなく、精神的に弱い部分のあるプリムローズは、ストレスがかかるとすぐに過呼吸を起こしてしまうんですね。

彼女がそのまま参加していたら、間違いなく序盤でその命を散らしていたはずです。

でも、慕っている姉が自分の代わりに参加ボランティアすることになり、離れ離れになってしまう。カットニスがゲームに参加している間も、ひとり罪悪感と戦っていたのではないかなと思います。

もか
もか

お姉ちゃんが戻ってきてくれて良かったね……!

ただ、死を身近に感じ、自分でも人を手に掛けてきたカットニス。

あの「戻ってはきたけれど、元の日常に戻れるはずがない……」とでも言いたげな仄暗くも美しい表情がたまりません。

「ハンガー・ゲームシリーズ」は本作だけでも十分に楽しめますが、この続きが気になる人は、ぜひ「ハンガー・ゲーム2」以降の作品をチェックしてみてくださいね!

「ハンガー・ゲーム」「ハンガー・ゲーム2」「ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス」「ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション」と続き、完結します。

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映画「ハンガー・ゲーム」が好きな人におすすめの作品

映画「ハンガー・ゲーム」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

●「メイズ・ランナー」(2014)
●「アイ・アム・ナンバー4」(2011)
●「バトル・ロワイアル」(2000)
●「エンダーのゲーム」(2013)
●「ダイバージェント」(2014)
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まとめ:同性が憧れる女性カットニス

貧民層でありながら、泣き言ひとつ言わず、一家の大黒柱的な役割を果たしていたカットニス。

責任感があり、自立心旺盛で、困難に立ち向かうだけの強さがありつつも、周りに合わせられるだけの優しさと柔軟さがある彼女は、まさに同性が憧れる女性と言えるでしょう。

回を追うごとに強く、そして逞しくなっていくので、シリーズで鑑賞するのがおすすめです。

※本記事の情報は2023年2月時点のものです。

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