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NEW!映画「デッドマンズ・ワイヤー」あらすじ・感想|実際に起きた事件を基にしたクライム・スリラー映画

デッドマンズ・ワイヤー_感想タイトル スリラー

映画「デッドマンズ・ワイヤー」の感想です。

主演は映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」シリーズ(2017~)のペニーワイズ役で知られるビル・スカルスガルド! アル・パチーノも出演しています。

実際に起きた事件を基にしたクライム・スリラーということですが、シリアスさが丁度良い感じでかなり面白かったです。

すみれ
すみれ

映画「デッドマンズ・ワイヤー」の見どころは……


  • 実話ベースの物語ならではのリアルさ。
  • ビル・スカルスガルドの格好良さ(アル・パチーノも出演!)。
  • ガス・ヴァン・サント監督らしいオシャレな演出&音楽。

本記事は2026年07月29日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。

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作品情報

タイトルデッドマンズ・ワイヤー
原題Dead Man’s Wire
ジャンルスリラーヒューマン
監督ガス・ヴァン・サント
上映時間105分
製作国アメリカ
製作年2026年
公開年(米)2026年
レイティングG
好きレベル★★★★☆

あらすじ

不動産投資会社に不当に財産を騙し取られたと主張し、トニー・キリシスは件の会社に乗り込んだ。生憎、社長は不在だったものの、社長の息子であるリチャード・ホールを人質に取り、トニーは自らの要望を主張。トニーはリチャードと自分の首、そしてショットガンをワイヤーで結び、自分に何かあれば人質に向かってショットガンが自動発砲されるようにしたうえで、自宅に立て籠もり……。

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主な登場人物

(以下、敬称略)

トニー・キリシス

(演:ビル・スカルスガルド

不動産投資会社に財産を不当に騙し取られたと主張している。社長の息子を人質に取り、自宅に立て籠もる。

リチャード・ホール

(演:デイカー・モンゴメリー)

通称「ディック」。不動産投資会社の社長の息子。父親が不在だったためにトニーの訪問に対応し、人質になる。

M・L・ホール

(演:アル・パチーノ

リチャードの父親で、不動産投資会社の社長。自らに罪はないと謝罪を拒否。

マイケル・グレイブル

(演:ケイリー・エルウィズ)

トニーと顔見知りの刑事。トニーの暴走を止めようとする。

リンダ・ペイジ

(演:マイハラ)

TVレポーター。スクープを求め、トニーを追いかける。

フレッド・テンプル

(演:コールマン・ドミンゴ)

トニーがよく聴くラジオのDJ。トニーの憧れの人。

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映画「デッドマンズ・ワイヤー」の感想

映画「デッドマンズ・ワイヤー」の感想です。ビル・スカルスガルドがただただ格好良い(そういう映画ではないのに)。好きです。

豪華な製作陣

まず、キャスト含め、製作陣が豪華ですね。

映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(2017)や「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」(2019)のアイコン的存在ペニーワイズを演じたことで知られるビル・スカルスガルドが主演。「ゴッド・ファーザー」シリーズ(1972~)や「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」(1992)のアル・パチーノ

監督を務めるのは、映画「永遠の僕たち」(2011)などで知られるガス・ヴァン・サント

おそらく、ガス・ヴァン・サント監督の映画が好きな人にはハマるだろうなといった雰囲気でした。

トニーの主張は主観的

この作品で面白かったのが、トニーの主張はあくまで主観的なもので、実際にどうだったかの検証が一切入っていないところ。つまり、トニーは「財産を不当に騙し取られた!」と主張してはいるけれど、客観的に見て本当にそうだったのかはわからないということ。

実話のほうはどうだったのか知りませんが、この映画の内容だけを見ると、トニーが財産を不当に騙し取られたと「思い込んで」凶行に走った可能性が高いような気がする。いや、確かにアル・パチーノ演じるホール氏もいかにも悪そうな奴だったし、ある程度の理不尽はやらかしたんだろうなという感じはしたんですが。トニーはトニーでまた別の問題がありそうというか。

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一定のテンション

あと、個人的には好きなタイプの映画だったんですが、テンションが終始一貫していた印象で、特に盛り上がる場面はない。緊張感はあるんだけど、それが常に一定でずっと続く感じ。

終盤なんかは特に、もうひとつ盛り上がりがあってもよかったかなと思います。まあ、ある程度のリアルさを追求するとこうなるということなのかな。

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人によって違う幸せ

それから、自分を誘拐したトニーに対し、ディックが自分の気持ちを吐露する場面も好きでした。父親(ホール氏)には「ストックホルム症候群だ」と言われていましたが(!?)。

違うよね、と思う。

ディックは別にトニーに対して好意を抱いていたわけじゃない。父親の支配的なやり方に対して不満がある、自分とは相容れない部分だったと表明しただけで。

結婚せず仕事に邁進してきた人生で、それなのに金を不当に騙し取られたと主張するトニーに対し、既婚者で裕福な家に生まれ、立派な肩書きも金もあるディック。トニーは仕事と金に執着していて(それしかないので当然だけど)、ディックは妻はともかく、それ以外にはほとんど執着していない様子でした。

ディックの場合、持っているからこその悩みととらえることもできるので、持たざる者からしてみれば「なんて贅沢な!」になりがちなんですが、幸せや価値観って人それぞれだよなと。それにしても、父親は毒ですね、毒。誘拐された息子に対して「それストックホルム症候群だぞ」って。たいして心配した様子がなかったのも悲しい。

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不満を訴えたい人

本作には「昔の話」で終わらないような何かがありました。

トニーがやったテレビで会見、みたいなやつ。極端に言うと、現代で「SNSで不満を訴える」というようなのと地続きなのかなと思ったり。自分が感じた理不尽に対して、気軽にSNSで訴えられるようになったから、大衆に声を届けるのに首にワイヤーを通す必要はなくなりましたが。

あれも、単にホール氏に謝らせたかったというのであれば特にやる必要はないので、トニーは大衆の支持、共感を得たかったのだろうと思います。(トニー的に)万が一捕まった場合、大衆の支持を得ておいたほうが……というのもあったとは思うけど、なんていうか、やり方とかを鑑みるに、「自分はこんなふうに不当に貶められた!」と主張したい気持ちが強いような気がしたので、誰かに寄り添ってもらうみたいな経験に飢えていたのかなって。憶測ですけどね。

それに、突き詰めていくと、トニーの根底には「孤独感」があるような気がしている。

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オシャレな映像&演出

そして、全体的にオシャレな映画でした。

この辺は、ガス・ヴァン・サント監督の色が反映されていた部分だったと思います。

序盤、トニーがディックを誘拐するシーンあたりから、昔を思わせる粗い映像が差し込まれたりしてとてもよかった。ザ・70年代! という感じの映像。

映像だけじゃなく、音楽も素晴らしかったですね。

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ニュートラルな描かれ方

誰にも肩入れしないニュートラルな描かれ方も好みでした。

自分こそが被害者だという意識を持っているトニーだけど、明確な被害者としては描かれていない。まさに私が「トニーの主張には主観入ってるよね」と感じたとおりの描写になっているんですよね。

また、映画的にはホール氏のようなキャラは悪役として描かれがちだけど(アル・パチーノがすんごく悪そうだった!)、実際トニーを不当に貶めたかと言われると……みたいな。映画監督だって人間だから、どこかしら主観めいたものが入りそうなところ、この映画には一切それがなくてすごいなと思いました。徹底して客観的視線を貫いていた。

最後に、実際の出来事における彼らのその後が語られたのもとてもよかったです。

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映画「デッドマンズ・ワイヤー」が好きな人におすすめの作品

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映画「デッドマンズ・ワイヤー」が観られる動画配信サービス

※記事執筆時点での情報です(2026年07月29日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。

NetflixU-NEXTAmazon Prime VideoHuluAmeba TVFOD(PREMIUM)
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まとめ:実話ベースだけどオシャレな映画!

アメリカで実際に起きた事件に基づいた映画ですが、監督のセンスなんでしょうね。映像、演出、音楽……とてもオシャレな映画でした。

あと、ビル・スカルスガルドが格好良い。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 92% Popcornmeter 77%
IMDb
6.4/10

Filmarks
3.7/5.0

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