
顔のないスパイ(字幕版)
映画「顔のないスパイ」の感想です。
リチャード・ギアの意外な一面を見た! という感じの映画。
思いのほか、こういう役柄も似合うんですね。正直、ラストはだいぶ強引だったような気がしなくもないけど、予想だにしない展開でけっこう楽しめました。

映画「顔のないスパイ」の見どころは……
- 二重スパイのハラハラ感。
- ハードボイルドなリチャード・ギア(格好良い!)。
本記事は2026年07月20日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
あらすじ
ある日、ロシアとつながりがある上院議員が殺害された。その殺害手口から、現在は行方不明になっている旧ソ連の暗殺者「カシウス」の存在が浮上。そこで、かつてカシウスを追いかけていた元CIAエージェントのポール・シェファーソンが現場に呼び戻され、FBI捜査官の青年ベン・ギアリーと共に捜査をすることになるのだった……。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ポール・シェファーソン
(演:リチャード・ギア)
引退前はCIAのアナリストとして活躍していた。新たに起きた事件の手口がカシウスと似ていたため、現場復帰の要請を受ける。
ベン・ギアリー
(演:トファー・グレイス)
若手FBI捜査官。ハーバード大学卒。学生時代の修士論文のテーマはカシウスで、熱心に追いかけ続けている。長年現場でカシウスを追っていたポールに憧れている。妻と2人の子を持つ既婚者。
オリバー
(演:クリス・マークエット)
ベンの同僚で、ハーバード大学卒。捻くれたところのない素直な性格。得意なのは統計学。
ナタリー・ギアリー
(演:オデット・ユーストマン)
ベンの妻。図書館勤務。
ブルータス
(演:スティーヴン・モイヤー)
「カシウス7」のメンバーのひとり。死んだと思われていたが、実は生き延びて投獄されていた。
ヨハン・ボズロスキー
(演:テイマー・ハッサン)
アメリカに秘密裡に入国していたロシアのスパイ。
映画「顔のないスパイ」の感想
映画「顔のないスパイ」の感想です。序盤でネタバレ!? と思いきや、そこからの展開が普通と違っていて面白かった。
二重スパイもの
本作は、二重スパイものです。
序盤でこれが明らかになるのでとんでもないネタバレを食らったのかと思いきや(まあ、私自身はネタバレありでも楽しめるタイプなんですけどね)、そもそも原題が「The Double」でそれをすでに示唆しているので、ネタバレでもなんでもなかったという。
二重スパイだとわかってからの展開がなかなか面白かったですよ!
ハードボイルドなリチャード・ギア
リチャード・ギアのイメージといえば完全に「Shall we Dance?」(2004)や「プリティ・ウーマン」(1990)だった私。
二重スパイものなんていうハードボイルドな作品に出るなんてどうなってしまうんだろう? とちょっとドキドキしていたんですが、まさかまさかの意外とこういう役柄が似合う! 苦しい状況になると汚い言葉を発したりするキャラなのにハマっている。
新しいリチャード・ギアを見た! という感じでした。
中途半端なうっかり
個人的に思ったのは「このスパイ、なかなかうっかりでは?」ということ。
というか、このうっかりがいまいちわからなかったんですよね。
例えば、囚人ブルータスにラジオを渡すくだり。欲しい情報を聞き出すために、おそらくブルータスが欲していた? 探していた? ラジオを手渡す。このとき、ラジオをちらつかせつつ尋問していたギアリーに、ポールが突然「いいから渡せ!」と命令し、そのまま立ち去るんですが。
ポール曰く、「(ブルータスが)嘘を吐いていた」からこれ以上耳を傾ける必要はないと。で、その後、ラジオを使ってブルータスが騒動を起こし……という顛末。
優秀であろうスパイが取る行動としてはだいぶアレ。そう、アレすぎて、うっかりなのか、それとも周囲(主にギアリー)に気付かれるようにあえてそうしていたのか、いまいち判断に困りました。中途半端。他にもそういった行動があったので、内心ではギアリーに気付いてほしかったのかなとも思うけど、どうなんだろう。
あと、暗号の件もあんなに簡単に解読できていいの? と戸惑う(笑)。
若干説明不足気味
それから、正直、説明不足気味な映画だったと思います。
展開を追っていくと、大枠で何があったのかはわかるんですが、事の発端となった出来事以外はいまいち裏で何が起きていたのか想像できないというか。ピンとこない。
「お前、ルールを破ったな!」という突然のボズロスキーからの電話。何!? でした。なんの立場!? って。このあたりの裏事情についてもう少し詳しく説明してほしかったかも。
ギアリーサイドの話
それで言うと、ギアリーサイドの話もちょっと微妙でした。
やりたいことはわかるんだけど、まあなかなか強引だなと。ここももう少し詳しく掘ってくれれば納得感が出たかもしれない。終盤の展開なんて、唐突すぎて「おおん!?」ってなりましたもんね(笑)。一切予兆がなかった。
予想だにしない展開という意味ではよかったのだろうけど、だとしてももっとやりようがあるでしょ!? と。それに、ギアリーの選択も「それ……大丈夫なの?(震)」と不安になりました。
FBIとCIAの能力
あと、FBIとCIAの能力もいまいち謎でしたね。
ホラー映画などでありがちな「警察、無能か!?」みたいなやつが、そっくりそのままFBIとCIAに適用されていました。ポールがカシウスの正体としてボズロスキーの名前を挙げたときの理由もけっこう雑だった気がするけど、上官は「確かに」なんて言ってすんなり納得していましたし。
あの感じで、どの現場にもまったく証拠が残っていなかったとは思えない。そもそも、写真の件も(詳細は伏せますが)。いや、え? 今まで誰もこれに気がついていなかったということ? って。たぶん、観ている人の多くが咄嗟にツッコんだんじゃないかと思う(笑)。
このようにツッコミどころはありつつも、ワイルドなリチャード・ギアを楽しむ分には充分(?)な映画でした。目的のためなら手段は選ばない! な感じがとても新鮮。
映画「顔のないスパイ」が好きな人におすすめの作品
映画「顔のないスパイ」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ウォンテッドマン(2024)
- WILD CARD/ワイルドカード(2014)
- 守護教師(2018)
- ワーキングマン(2025)
映画「顔のないスパイ」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年07月20日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:びっくり展開があって面白い
「終盤の展開が唐突すぎる」とは先述したことですが、まあ、これはある意味面白くはありましたよ。こういう驚きも、個人的にはそんなに嫌いじゃないという感じ。
ただ、ギアリーの選択がなー! と思う。ちゃんと考えているかい? と言いたくなるようなギアリーでした。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 22% Popcornmeter 33%
IMDb
5.9/10
Filmarks
3.1/5.0

