
悪魔の棲む家 (日本語字幕版)
映画「悪魔の棲む家」の感想です。
数多のリメイク作品が作られている映画のオリジナル版。
個人的にはいまいちハマらずでした。雰囲気はよかったけど、結局何も起こらず。起承転結が感じられないというか、ずっと一定のテンションだったという感じ。

映画「悪魔の棲む家」の見どころは……
- 終始不穏な空気感。
- 効果的で印象的な演出。
本記事は2026年05月29日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | 悪魔の棲む家 |
| 原題 | The Amityville Horror |
| 原作 | アミティヴィルの恐怖/ジェイ・アンソン 著 |
| ジャンル | ホラー |
| 監督 | スチュアート・ローゼンバーグ |
| 上映時間 | 118分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 1979年 |
| 公開年(米) | 1979年 |
| レイティング | 不明 |
| 好きレベル | ★★★☆☆ |
あらすじ
1974年11月。ある一軒家で一家の惨殺事件が起きた。犯人は長男。家族の就寝中を狙って事件を起こした長男は、犯行後に自分で警察に連絡をした。それから1年後。キャシーとジョージは、3人の子どもたちと共に、破格の値段で手に入れたこの家に引っ越してくる。しかし、それから徐々に、ジョージの様子がおかしくなっていき――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
キャシー・ラッツ
(演:マーゴット・キダー)
新婚。ジョージの妻。3人の子どもを連れて結婚した。
ジョージ・ラッツ
(演:ジェームズ・ブローリン)
新婚。子連れのキャシーと結婚した。新居に引っ越して以降、徐々に体調が悪くなり、様子がおかしくなっていく。
デラニー神父
(演:ロッド・スタイガー)
キャシーの友人でもある神父。キャシーたちの新居を訪ねたところ、体調を崩し、この家には何かあると察知した。
ボーレン神父
(演:ドン・ストラウド)
デラニー神父の助手を務める神父。
ジェフ
(演:マイケル・サックス)
ジョージの仕事の関係者。家にいるかもしれない「何か」には懐疑的。
キャロリン
(演:ヘレン・シェイヴァー)
ジェフの妻。霊感があり、キャシーたちの家に何かよからぬものを察知。
映画「悪魔の棲む家」の感想
映画「悪魔の棲む家」の感想です。正統派の悪魔系ホラーを期待していたら、妙に肩透かしを食った気分になる映画でした。
悪魔系ホラーな映画
本作は悪魔系ホラーです。
それは間違いない。
ただ、悪魔の存在感がちょっと薄い。公開当初どのように受け止められていたのかわからないんですが、映画「死霊館」シリーズ(2013~)などさまざまな悪魔系ホラー映画が存在する今となっては、ほとんど怖くない。
徐々に怖くなるとかも特になく、ずっと同じテンションのまま終わってしまいました。
当事者としての恐怖
ただ、それはあくまでも「映画を観る第三者」としての感想なので、当事者としては普通にめちゃくちゃ怖いだろうねとは。
20日前後ものあいだ、絶え間なくおかしなことが続くわけですからね。
その中には、長女がクローゼットに閉じ込められたり、長男の指が窓枠に挟まれたりといった事件もある。加えて、夫ジョージの様子が明らかにおかしくなっていくのだから、当事者の恐怖は相当なものでしょう。当事者的には「明日が来るのが怖い」となりそうだけど、それはありませんでしたね。強い。
妻キャシー・ラッツの行動
それから、ストーリーにいまいち入り込めなかった理由として、妻キャシー・ラッツが苦手だったというのもあります。……なんだかけっこう自分自分という性格じゃない? と思っている。
まず、見た目からして体調を崩していそうな夫にくっついていった時点で「あ、苦手かも」って思った。案の定、夫には素っ気ない態度を取られていて、これはたぶん家のせいで夫がおかしくなっていっているという描写なんですが、個人的には「具合が悪いときにベタベタされたら多くの人が鬱陶しいと思うのでは?」というところでした(笑)。
自分が話したいことがあるからと、夜中に就寝中の夫を「話したいの!」と起こそうとしたりもするし。
なにより、(様子のおかしくなった夫に)子どもたちが理不尽に怒鳴られたり圧をかけられたりしていても、守ろうとする素振りひとつ見せないんですよね。これは時代的な価値観の違いでそう思うのか判断がつかず。とりあえず、騒ぎ立てるだけで何もしないなこの人、という印象でした。
印象的な音の使い方
と、まあ、キャシーに言いたいことはいろいろあるんですが(笑)、音の使い方がとてもうまかったですね。
序盤、どこのシーンだったか忘れたけど(申し訳ない)、突然無音になったのはよかった。「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」(2024)みたいな、無音を効果的に使う映画が好き。ゾクッとする。
なお、唐突な悲鳴シーンが複数回挟まるのでびっくりします。怖かったとかではなく、イヤホンをしていたので耳がキーンとなった(笑)。
一切回収されない謎
あと、謎を提示するだけ提示して、一切回収しないのは「?」という感じ。
悪魔の正体は不明。エミーは取り憑かれているのかいないのか。エミーと喋っている何者かがいたようだけれど、終盤、窓から垣間見える悪魔らしき何かとは違うような。あの液体はいったいなんなのか。ジョージの顔が……のくだりもよくわからん。
広げた風呂敷はたたんでくれー! の気持ち。
悪魔ものですからね。わからないことがあってもいいと思うんですが、なにひとつ答えを出してくれないので「これはいったいなんなんだ?」と思っているうちに終わってしまいました。
悪魔の正体
先述したとおり、悪魔の正体は謎のまま。
ですが、そもそも悪魔は本当にいたんだろうかとは思います。というのも、例えば、長男が窓枠に手を挟むシーン。あそこは「イテテテテ!」となるところですが(指が切断されたらどうしようとハラハラした)、結局、あんなに痛そうだったのに骨折ひとつしていなかったわけですよね。
ここはキャシーも不自然に感じている節がある。おかしくない? って。
明らかに指の一本や二本いっていそうな状況で、ほとんど無傷(少し切ってはいただろうけど)。これが悪魔の仕業だとしたら、確かに不自然。1年前に起きた事件のことを考えると、最終的に家族を惨殺しようとしているはずなのに、超自然的な現象による怪我はさせないということ? やっぱり不自然。
デラニー神父の教会お祈りシーンにも同じことが言えます。
悪魔の輪郭があまりに曖昧で、オカルトホラーとしてはいまいちでした。
映画「悪魔の棲む家」が好きな人におすすめの作品
映画「悪魔の棲む家」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年05月29日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:悪魔の存在感が薄すぎる
先述したとおり、悪魔の存在感が薄すぎてかなり物足りなかったかなと。
家を中心に起きる怪奇現象がメインで、悪魔はどこへ? な状態がずっと続く。思わせぶりな割に決定的な出来事は起きない感じでした。
ただ、演出などは現代的というか、やっぱり名作と言われるだけのことはあるなと思います。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 33% Popcornmeter 52%
IMDb
6.2/10
Filmarks
3.1/5.0

