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映画「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」あらすじ・感想|感動に次ぐ感動!音の使い方が素晴らしくうまい作品

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦_タイトル アニメ

劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)
(小説版)

大人気漫画/アニメ「ハイキュー!!」。

2024年4月現在、アニメでは稲荷崎戦に決着がついたところで終わっていますが、今回の劇場版「ハイキュー!!」ではついに因縁の対決を迎えます。

そう、烏野VS音駒!

烏野に属する日向翔陽と音駒に属する孤爪研磨の関係、あるいは両者音駒の孤爪研磨と黒尾鉄朗の関係に要注目です。

※原作(漫画)を読んだ人はすでに結果はご存知でしょうけれども、本記事にネタバレはありません。

本記事は2024年04月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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作品情報

タイトル劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
原作ハイキュー!! /古舘春一著
ジャンルアニメ
監督満仲勧
上映時間85分
製作国日本
製作年2024年
レイティングG
個人的評価★★★★☆

あらすじ

小学生の頃、テレビで流れていた高校バレーの試合。そこで「小さな巨人」を目撃した日向翔陽は、憧れを胸にかつては強豪とされていた烏野高校のバレー部に入部する。そこで待ち受けていたのは、中学最後の試合で惨敗した影山飛雄。反発しつつも、良きライバルとして成長していく二人。そんな二人の存在もあり、部の仲間たちと着実に力をつけていく烏野高校男子バレー部は、春の高校バレーにて、優勝候補とされていた稲荷崎高校を倒すことに成功する。そして、ついに三回戦……因縁の相手、音駒高校との戦いが幕を開ける。音駒には、翔陽の友人・孤爪研磨というセッターがいて……。

▼小説版▼ ▼サウンドトラック(CD)▼

登場人物

(敬称略)

日向翔陽(声:村瀬歩)

烏野高校一年生。小学生の時にテレビで見た「小さな巨人」に憧れ、かつては強豪とされていた烏野高校の男子バレー部に入部する。そこで天敵・影山飛雄と対峙することになるが、この二人で「変人速攻」という(コンビプレーの)技を生み出したことをきっかけに、烏野男子バレー部は息を吹き返していく。純粋にバレーが好きで、中学生の時はたった一人で練習をしていた。体力と動体視力、試合終盤に見せる集中力が持ち味。ポジションはミドルブロッカー。

影山飛雄(声:石川界人)

烏野高校一年生。才能(センス)がずば抜けているうえに、努力も欠かさない優秀なセッター。翔陽のライバルであり、チームメイト。バレーのことになると熱くなる一面があり、その厳しさについていけなかった中学時代のチームメイトは、皮肉的に「コート上の王様」というあだ名をつけて呼んでいた。

澤村大地(声:日野聡)

烏野高校三年生で、主将。目立った特技などはないが、冷静さと大らかな構えから、烏野男子バレー部の精神的支柱になっている。ポジションはウイングスパイカー。基本的には器用なタイプで、レシーブはリベロの次にうまいとされている。

菅原孝支(声:入野自由)

烏野高校三年生で、副主将。左目の下にある泣き黒子が特徴的。天才セッター影山が入部してくるまでは、烏野男子バレー部の正セッターだった。セッターとしての能力は至って並であるが、チームメイトたちの調子をよく観察し、空気を和らげることに一役買うことが多い。影山の存在を目の当たりにし、「影山を選ぶべき」と自らコーチに伝えた覚悟の人。愛称は「スガ(さん)」。

田中龍之介(声:林勇)

烏野高校二年生。坊主刈りにしているお調子者。たまにヤンキーな一面が顔を出すが、基本的には面倒見の良い先輩。バレー選手としての能力は上々であるものの、特筆すべき部分はなし。だが、烏野男子バレー部随一の強メンタルの持ち主。ポジションはウイングスパイカー。

東峰旭(声:細谷佳正)

烏野高校三年生で、エース。他校生に「留年した社会人」と噂されるほどの強面だが、実は気が弱い。ことごとくスパイクをブロックされたことから、一時期は部活を休んでいた。スパイクの威力は烏野男子バレー部一。ポジションはウイングスパイカー。

西谷夕(声:岡本信彦)

烏野高校二年生。「烏野の守護神」と言わしめるほど能力の高いリベロ。出身中学は強豪校の「千鳥山」で、「千鳥山の西谷」と他校の人間にも知れ渡っていた。熱い性格で、東峰が休部していた際には「東峰が戻ってくるまで試合には出ない」と宣言するほど。愛称は「ノヤ(さん)」。

月島蛍(声:内山昴輝)

烏野高校一年生。翔陽と飛雄の同級生。何事に対しても斜に構えていて、捻くれた性格。バレーに対してもどこか冷めた様子を見せているが、基本的には負けず嫌い。対戦相手に対してよく煽ったりする。ポジションはミドルブロッカー。見えているものしか信じないプレースタイルから「烏野の理性」などと呼ばれることも。

山口忠(声:斉藤壮馬)

烏野高校一年生。月島蛍の幼馴染み。気が弱く、自分に自信が持てずにいるが、努力を続けてジャンプフローターサーブを習得。烏野一のピンチサーバーとして活躍。ポジションはミドルブロッカー。

縁下力(声:増田俊樹)

烏野高校二年生。スタメンではないものの、名前の通り「縁の下の力持ち」的存在。二年生を束ねるドン的存在で、最近では一年生にまで影響力を広げつつある。オールラウンダーで、ポジションはウイングスパイカー。

清水潔子(声:名塚佳織)

烏野高校三年生で、男子バレー部のマネージャー。口数は少ないものの、てきぱきとマネージャー業をこなすバレー部員思いの人。中学時代は陸上部でハードル選手として活躍していた。

谷地仁花(声:諸星すみれ)

烏野高校一年生で、男子バレー部のマネージャー。何事にも消極的でネガティブ思考なところが目立つものの、翔陽に背中を押されて男子バレー部のマネージャーになることを決意。

武田一鉄(声:神谷浩二)

烏野高校男子バレー部の顧問兼監督。バレーは未経験だが、あちこち駆け回り、他校との練習試合や合宿を取りつけてくるなど、烏野男子バレー部の成長には欠かせなかった重要人物。

烏養繋心(声:江川央生)

烏野高校男子バレー部のコーチ。かつて烏野高校の男子バレー部に所属していた、つまり翔陽たちのOB(先輩)。母の実家である坂ノ下商店の跡取りとして、普段はそこで働いている。烏野が強豪と言われていた時代に監督を務めていた烏養一繋の孫で、現在の顧問である武田に熱心にスカウトされ、根負けする形でコーチの任を引き受けることになった。

孤爪研磨(声:梶裕貴)

音駒高校二年生。ひょんなことから翔陽と出会い、合宿などを通して友情を育んでいく。翔陽の良きライバルだが、バレーにはあまり思い入れがない。内向的な性格で、「動くのが嫌い」「汗をかくのも嫌い」と、基本的にはスポーツに向かないタイプ。幼馴染みの黒尾に誘われてバレーを始めた。ポジションはセッター。

黒尾鉄朗(声:中村悠一)

音駒高校三年生で、主将。研磨の幼馴染みで、掴みどころのない性格。と思いきや、お調子者な一面も。合宿の最中には、月島蛍にブロック指導をしたことも。猫又監督が願っていた「全国でのゴミ捨て場の決戦」を実現したいと思っていた。ポジションはミドルブロッカーだが、レシーブ含めオールラウンドにこなす器用な人。

夜久衛輔(声:立花慎之介)

音駒高校三年生。練習試合の中親しくなった(烏野の)同じポジションの西谷とは「夕」「衛輔くん」と呼び合う仲に。守備が防御の音駒でリベロを務めるすごい人。

灰羽リエーフ(声:石井マーク)

音駒高校一年生。ロシア人と日本人のミックスで、高身長。素直なのが取り柄ではあるものの、素直すぎるがゆえに思ったことをすぐ口に出してしまうことも。バレーを始めたのは高校に入ってからだが、自らを「音駒のエース」と称するほどの自信家。研磨からは「翔陽よりヘタクソ」と言われている。ポジションはミドルブロッカー。

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映画「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の感想

映画「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の感想です。漫画/アニメファンだからこそ楽しめるシーンが盛りだくさん。もちろんどちらも未読(未鑑賞)でも内容はわかると思いますが、できればこれまでのストーリーを復習してから観たいところです。

なんといっても声優陣の豪華さ

本作を語るにあたって、まず外せないのはこの声優陣の豪華さですよね。

まあ、といっても、アニメと同じなので特筆すべきことではないかもしれませんが……それにしたってなかなかに豪華な顔ぶれです。

本作の主役級キャラの声優さんだけでも、こんな感じの経歴。

  • 村瀬歩:「ミギとダリ」ダリ役、「ユーリ!!! on ICE」南健次郎役、「王様ランキング」カゲ役、「スキップとローファー」山田健斗役等
  • 石川界人:「わたしの幸せな結婚」久堂清霞役、「バクテン!!」美里良夜役、「終わりのセラフ」君月士方役等
  • 梶裕貴:「進撃の巨人」エレン・イェーガー役、「あひるの空」車谷空役、「マギ」アリババ役等
  • 中村悠一:「呪術廻戦」五条悟役、「フルーツバスケット」草摩紫呉役、「おそ松さん」カラ松役等

すごいですね。

私は特に声優にめちゃくちゃ詳しいほうではないんですけれども、それでも知っている名前ばかり。アニメが始まってからは、漫画を読むとそれぞれの声優さんの声でセリフが脳内再生されるようになりました。

みなさん、それほどのハマり役。

85分という圧倒的短さ

「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を観ようと思ってまず気になったのは、その上映時間の短さ。

その時間、なんと85分

1時間半ないぐらいの時間です。

春高バレーの二試合目で対峙した「稲荷崎高校」の時など、いったい何話あったかってね。だいたい8話ぐらいでしょうか(途中、音駒の試合も挟んでいたと思うので)。

CM抜きで一話20分ほどとすると、トータルで160分ほど。

試合開始から終了までで、2時間半以上は費やしているわけですよね。

それが85分。

「どう頑張っても収まる気がしないんだが……?」というのが、鑑賞する前の正直な感想でした。

けど、実際に観てみたら意外と収まりが良いなと思いましたね。やや物足りない感じはしましたが、むしろそれぐらいで丁度よかったのかも。

嫌な物足りなさではありませんでした。

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音の使い方が天才的

ネタバレになってしまうので「どこが」とは言えませんが、音の使い方が最高にうまかった

いや、「音を使わない」演出が素晴らしかったというべきか。

「ここでそうくるか……!」と思わず息を呑みました。

あの瞬間、涙が込み上げてきた人はきっと多いでしょう。漫画やアニメを追いかけていた人はなおさら、感動したはずです。

観客はそこでハッとするわけです。

「そうか、重要なのは試合結果じゃなかったのか……」と。

試合結果のほかに重要なこと

春高バレーという決戦の舞台ですから、まあ、試合結果はもっとも重要なことと言えるでしょう。

でも、試合の結果だけなら、もう原作漫画でわかっていることですよね。

なので、映画において重要なのはそれだけじゃない。

音駒と烏野、どちらが勝つか。それに加えて、黒尾と研磨の友情物語、そして翔陽と研磨絆を深める物語だったんだと思います。

もちろん原作でもそうですよ。

特に研磨にとってこの試合は重要なものであるのに変わりないけれど、そこに「音」や「声」が加わることによって、研磨の内面の変化がより強調されていたような印象を持ちました

復習(予習)しておいたほうがいい理由

本作は漫画/アニメを未読(未鑑賞)でも置き去りにはならない作品だと思います。

ただ、復習(予習)しておいたほうがいいのも確か

というのも、時間に限りがあるからか、アニメのときのようにキャラクターひとりひとりを深掘りする時間はほとんどありません。

例えば翔陽と研磨の出会いがちょこっと登場したりしますが、「翔陽はなぜあんなところに?」「結局烏野と音駒の因縁ってなんだったの?」「この二校の選手たちってなんでこんなに仲良いの?」みたいな基本的な部分は完全にスルー。それに、研磨の変化などは、出会いの時に始まり、合宿や練習試合を経て、「これまでの研磨」を知っていたほうが絶対に実感できます

夜久さんやスガさん、リエーフなどあんまり活躍の場がなかった面々も、みんな主役級の個性的なキャラなのになと思いながら観ていました。

そうして、キャラクターひとりひとりにかける時間が極端に少ないのに、登場人物の数自体はそれなりに多いので、原作漫画やアニメを知らないと「誰?」となる可能性はあります。

臨場感たっぷりのカメラワーク

映像化という点ではアニメと同じとも言えるアニメ映画ですが、大きく違うところがあるとすれば、臨場感あふれるカメラワークですね。

選手の息遣いが耳元で響いているような……まるで自分も一緒にコートに立っているようなリアルさを伴っていました。すごい。

正直、目が回りそうと感じるような視点でしたね。

眩暈を起こしそうな、そんな選手視点のカメラワーク。

目が回りそう、でも、それでもボールを追い続ける選手の集中力をかなりダイレクトに表現する演出でした。選手たちは本当にボールしか見ていないんだなと。

月島っちに言わせれば「たかが部活」。

でも、その「たかが部活」に一生懸命になれるなんて……めちゃくちゃ青春じゃないですか。自分にもあったな、そんな時期(遠い目)。

ちなみに私はバドミントン部で、休日には硬式テニスをしていました。

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映画「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が好きな人におすすめの作品

映画「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

  • THE FIRST SLAM DUNK(2022)
  • バクテン!!(2022)
  • 劇場版ツルネ ―はじまりの一射―(2022)
  • きみと、波にのれたら(2019)

まとめ:原作ファンにはたまらない一作

原作ファンとしてはものすごく満足感のある作品でした。

翔陽と研磨、研磨と黒尾さんの関係がとても尊い。

音がなくなったとき。そこで「この一瞬にすべてが詰め込まれている」と感じられるセリフを入れるその手腕。映画ならではの特別感もあり、実に素敵な一作になっていました。

Rotten Tomatoes
TOMATOMETER -% AUDIENCE SCORE -%
IMDb
7.6/10

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