
スクリーム7
映画「スクリーム 7」の感想です。
大好きな「スクリーム」シリーズの第7作目ですよ!
ようやく鑑賞することができて幸せ。ですが、肝心なのは内容。
これ、完全にシリーズファンをターゲットにした作品ですね(笑)。それにしても、面白いは面白いけど、あと一歩! という感じでした。

映画「スクリーム 7」の見どころは……
- ゴーストフェイスの容赦のなさ。
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| 5th | 6th | ||
本記事は2026年10月10日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
あらすじ
長女とぎくしゃくしながらも、家族と平穏な日々を過ごすシドニーのもとに、ある一本の電話が入った。相手はゴーストフェイスの声で、娘(長女)テイタムに危害を加えることを示唆する。そのうえ、ビデオ通話の画面に映った顔はスチュのもので……。
主な登場人物
(以下、敬称略)
シドニー・エヴァンス
(演:ネーヴ・キャンベル)
ゴーストフェイスに襲われること数回、現在は家族と共に平穏な日々を送っている。しかし、再びゴーストフェイスが現れ、対峙することに。
テイタム・エヴァンス
(演:イザベル・メイ)
シドニーの娘で、長女。高校生。学校では演劇をしているが、教師からの評価はいまいち。
スチュアート
(演:マシュー・リラード)
高校時代、ビリーと共にシドニーを襲ったゴーストフェイス。死んだと思われていたが、ビデオ通話の画面上に現れる。
ゲイル・ウェザーズ
(演:コートニー・コックス)
番組レポーター。間一髪でシドニーの危機を救うも、やはりシドニーとはぶつかりがち。
ミンディ・ミークス・マーティン
(演:ジャスミン・サヴォイ・ブラウン)
チャドの双子の姉。目指せゲイル! の精神で、インターンをしている。
チャド・ミークス・マーティン
(演:メイソン・グッディング)
ミンディの双子の弟。ミンディ同様、インターンとしてカメラを持つ。
ジェシカ・ボーデン
(演:アンナ・キャンプ)
エヴァンス家の隣人。息子を溺愛している。
マーク・エヴァンス
(演:ジョエル・マクヘイル)
シドニーの夫で、テイタムの父親。警察署長。
クロエ・パーカー
(演:セレステ・オコナー)
テイタムの友人。明るい性格。
ベン・ブラウン
(演:サム・レクナー)
テイタムの恋人。ビリーに似た行動を取ることがあり、シドニーに警戒されがち。
ルーカス・ボーデン
(演:エイサ・ジャーマン)
ホラーや事件などを好むオタク。ウッズボローの事件の当事者であるシドニーのファン。
ハンナ・サーマン
(演:マッケンナ・グレイス)
テイタムの友人。演劇の舞台では主演を務めている。
カール・ギブス
(演:クレイグ・デーン)
シドニーのカフェに現れた不審人物。
デューイ・ライリー
(演:デヴィッド・アークエット)
ゲイルの元夫で、ウッズボローの保安官だった人物。過去、ゴーストフェイスの犠牲に。
映画「スクリーム 7」の感想
映画「スクリーム 7」の感想です。シリーズ初見という人は、たぶん登場人物多いな!? と思う気がする(笑)。
シドニーの始まりは復習するべし
まず、「初見さん置いてくぜ!」なお話でした(笑)。
まあ、シリーズものの7作目ともなれば致し方なしという感じではあるんですけどね。今回は、最低限1作目の「スクリーム」(1996)は観ておいたほうがいいかなと。あと、できれば5作目の「スクリーム」(2022)も。
シドニーの娘の恋人ベンが窓から部屋に入ってくるのなんか、もろビリーを思わせる描写でしたし(本人もビリーを真似したと言っていた)。ちょっと雰囲気も似ていた。そもそも、スチュの家が観光地と化していた(笑)。「スタブ」を体験しよう! なエンタメ施設に大変身!
ただ、実際問題、現実に複数の高校生が亡くなった凄惨な事件をエンタメ化したら、かなり炎上しそうではある。シドニー(生き残り)がいるうえ、90年代後半ともなればそんなに前の話でもないし、「5」も含めるとなるとなおさらね。
というわけで、完全にシリーズ通しで観てきた人向けの内容になっていましたね。
娘の名前はテイタム
娘の名前もテイタムでした。
シリーズファンは「あのテイタムですか!?」となるはず。
そう、高校時代のシドニーの友人で、ガレージにがっしゃんこして亡くなった彼女ですね。予告編が公開された際に、娘のことをシドニーが「テイタム!」と呼んでいるシーンがあって、「娘に友達の名前つけたのね!」とノスタルジーを感じたんですが、同時に「え、縁起悪くない? 大丈夫?」とも思っていた。
おそらく、テイタム本人も同じようなことを感じていたらしい。
が、本編の中で、シドニーが「唯一信じられた最後の友人」というようなことを話していて、「縁起悪いとか思ってごめんね(涙)」の気持ち。
そりゃそうだよなと。
あれ以降、数年おきにゴーストフェイスに命を狙われていたわけですし、ゴーストフェイスは基本的に身近な人間。と考えると、純粋に何も疑うことなく友達を作れていたのは、初めてゴーストフェイスに襲われる前が最後。それがテイタムだったということですね。
しかし、今回大事な家族を巻き込むことになったとなれば、シドニーはまたどこかに引き籠もってしまいそう。「スクリーム3」(2000)のときのように。
あ、そういえば。「スクリーム3」で思い出したのですけど、シドニーの夫ってキンケイド刑事じゃなかったんですね!? どの回か忘れましたが、夫のことを「マーク」と言っていたので完全にキンケイド刑事(マーク・キンケイド)なのかと思っていましたが、今回登場した夫の名前はマーク・エヴァンス。同じ警察官でありながら、キンケイド刑事とは別人っぽい(たぶん、名前を出した当初はキンケイド刑事でいくつもりだったんじゃなかろうかと思う)。
ノスタルジーを感じるのは確かだけど……
先述したように、シリーズファンとしてはノスタルジーを感じずにはいられない本作ですが。
全体的に中途半端。
ミンディ&チャド、いる? ってなりましたし。ある種のファンサと考えても、いてもいなくてもストーリーが成立してしまうキャラになっていて少し残念でした。このシリーズはメタなところがまたよかったりするのに、メタ担当のミンディが細かく説明しようとしたとき、チャドが止めに入ってきてびっくり。なんで!? 今回は、ミンディに加え、ホラーや事件を好むオタクくんがもうひとりいたというのに、これもまるでスルー。
チャドに関しては、話題にすら上っていなかったけど、ゲイルと共にゴーストフェイスを追いかけることをタラはなんて言っているのですかね(笑)。
凄惨さを増していく事件
まあ、凄惨さは増していましたよ。
中盤、ハンナがやられるシーンなんて内臓ぶちまけていましたからね。
グロいのが苦手な人はたぶん「ひえー!」ってなるシーン。
ただね、これも気になったんですが。ゴーストフェイスの正体を考えると、「あれ、どうやったの?」みたいなところがあって。例えば、ルーカスの体を宙に持ち上げてグッサーといくシーンなんかですね、ゴーストフェイスの中の人があれだとしたらそんなに力ある? と思ってしまう。違和感。
テイタムが逃げ込んだカフェのパスキー(コード)をどうやって手に入れたのかもわからず。「こんなの、シドニーの夫ぐらいしかいなくない?」と思いきや、夫はこのときグサグサやられていますからね(笑)。
インパクトに欠けるゴーストフェイスの正体
そして、明らかになるゴーストフェイスの正体。
正直、めっちゃ笑いました。というか、戸惑った。
だって、満を持してマスクを外した瞬間、「……だ、誰!?」ってなったんですもの。こちらとしては、ゴーストフェイスは主人公に近しい人間の誰か(もしくは前作でのゴーストフェイスの家族)だと思っていますからね。君、誰!? ですよ、本当に。
今回、犠牲者があまりに多くて「え、これ、(ゴーストフェイス)候補者、もう身近にはいなくない?」と薄々感じてはいたんですが、マスクを取って「誰!?」となるとは。もちろん、しばらく考えて「ああ、あの人ね」とはなるんですけども。
今までにないタイプの中の人で、面白いといえば面白かった。一味違った「スクリーム」にしようとトライしたのは、なんとなく察することができました。
しかしながら、動機もインパクトに欠けていて、いまいち納得感がありませんでしたね。
ヒューマンドラマ要素強め
また、シリーズ他作品に比べると、ヒューマンドラマ要素が強めになっておりましたね。特に母娘の関係がフォーカスされていた。
シドニー・プレスコット(現エヴァンス)の娘ということが、よくも悪くも影響してしまう。
個人的に感心したのは、テイタムが「聞かない限り(聞いてもなお)、過去のことを教えてくれない!」とシドニーに当たるシーン(当たるという表現が適切かはわかりませんが)。
だって、普通、母親の過去のことなんて聞いたりします? たぶん、シドニーの子どもじゃなくても、母親の学生時代の話なんて知らない人がほとんどなんじゃないかなと思うんですよ。本来、そこに特別な意味なんてない。でも、テイタムは「あの」シドニーであることに意味を見出して、「だから何も話そうとしないのだ」と苦しんでいる。
人は等しく主観的な生き物で、無であるはずの場所に特別な意味を見出したりする。
シドニーがテイタムを守ろうとするのも、言うほど過保護にも感じなかったしな。ビリーの件がなくても、夜(非常識な時間帯)に娘の部屋の窓から侵入してくる男なんて排除対象でしょう(笑)。娘がセッ(略)したかどうか夫と話すのは気持ち悪いよとは思ったけども。まあ、娘も母親に対して同じような感じなので、そういう家庭なのだと理解。テイタムは「I’m not ready.」と言っていたので、ここら辺は雰囲気に流されないしっかりした娘さんのよう。
テイタム自身は、あるいは周囲の人たちは「(シドニーとは違って)臆病で弱い」みたいな評価を下していたけど、やっぱり芯の通った素敵な子だと思いますよ。シドニーと比べて「がっかりだ(期待外れだ、だっけ?)」とのたまった教師は許すまじ。感情的に、子どもの自己肯定感を下げようとする奴は駄目ね。
と、こんな感じに、このヒューマンドラマパートについては言いたいことがいろいろあるんですが(笑)、ここに集中するあまり、終盤に明かされるゴーストフェイスの正体などがややおろそかになってしまったイメージでした。「ついに、ゴーストフェイスが……ええっ、誰ー!?」ってなったのは面白かったけど(笑)。
AIやディープフェイクの話が出てきたのは、今時の演出でよかったです。久々にマシュー・リラードのスチュが見られたのも幸せ! 話し方がもろね、当時のままでね。私の推し、スチュ。本編ではすでに退場済のデヴィッド・アークエットやスコット・フォーリーも登場し、懐かしさが爆発していました。
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※記事執筆時点での情報です(2026年10月10日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
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まとめ:続編に期待!
シリーズファンのひとりとしては、正直、期待していたほどではなかったかなと。
ただ、すでに通算8作目(続編!)の制作が決定しているとのことで、引き続き見守っていきたい所存。「シドニーはもう休ませてあげて……」という気持ちと、「主人公がシドニーな『スクリーム』をもうちょっと見させて……」な気持ちがせめぎ合っている(笑)。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 30% Popcornmeter 73%
IMDb
5.5/10
Filmarks
3.6/5.0

