
ダンケルク(字幕版)
映画「ダンケルク」の感想です。
実にクリストファー・ノーラン監督らしい作品だったと思いますね。
そして、本作で注目されたバリー・コーガンもよかった。
新しい戦争映画という感じで、実に淡々と描かれているのが印象的でした。この手の映画としては、セリフが少ないのも珍しいかなと。

映画「ダンケルク」の見どころは……
- 音響&映像!(没入感がすごい)
- クリストファー・ノーラン監督らしい時系列の演出。
本記事は2026年07月16日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | ダンケルク |
| 原題 | Dunkirk |
| ジャンル | アクション、歴史 |
| 監督 | クリストファー・ノーラン |
| 上映時間 | 107分 |
| 製作国 | イギリス、フランス、アメリカ、オランダ |
| 製作年 | 2017年 |
| 公開年(英) | 2017年 |
| レイティング | G |
| 好きレベル | ★★★★★ |
あらすじ
1940年5月、第二次世界大戦中。ドイツ軍の侵攻により、英仏連合軍はフランス北端の港町ダンケルクにまで追い詰められていた。イギリス陸軍2等兵のトミーは、所属していた分隊を壊滅状態に追いやられながらもひとり生き残り、撤退の船が出るビーチまで逃げてきた。そこで出会ったギブソンという青年と行動を共にすることになるのだが……。
主な登場人物
(以下、敬称略)
トミー
(演:フィオン・ホワイトヘッド)
イギリス陸軍2等兵。命からがら逃げ延びて連合軍に合流し、ダンケルクからの撤退を試みる。ビーチで出会ったギブソンと共に行動。
ギブソン
(演:アナイリン・バーナード)
トミーと行動を共にすることになった青年。
アレックス
(演:ハリー・スタイルズ)
船に押し潰されそうだったところをトミーとギブソンに救われ、以降、行動を共にする。
ミスター・ドーソン
(演:マーク・ライランス)
イギリス兵を助けるため、船をダンケルクに走らせる。
ピーター
(演:トム・グリン=カーニー)
ミスター・ドーソンの息子。父親と共にダンケルクに向かう。
ジョージ
(演:バリー・コーガン)
ピーターの友人。危険を承知で、ミスター・ドーソンとピーターに同行。
謎の英国兵
(演:キリアン・マーフィ)
ミスター・ドーソンが救い上げた英国兵。ダンケルクに向かうことを猛反対。
ファリアー
(演:トム・ハーディ)
ダンケルクを襲うドイツ軍の戦闘機を追撃に向かったイギリス空軍のパイロット。自身が操縦する戦闘機に不具合を抱えながら戦う。
コリンズ
(演:ジャック・ロウデン)
ファリアーと共にドイツ軍の戦闘機を追撃に向かったパイロット。
映画「ダンケルク」の感想
映画「ダンケルク」の感想です。さすがクリストファー・ノーラン監督! 没入感がすごい。すっかり見入ってしまいました。
クリストファー・ノーラン監督作品
先述しましたが、さすがクリストファー・ノーラン監督の作品だと思いますね。
時間の魔術師と言われるだけのことはある。
まさか、史実を基にした戦争映画で時系列をごっちゃにしてくるとは(笑)。といっても、「メメント」(2000)とかほどの難しさではないのですけど。時系列がごちゃ混ぜになっていること自体、途中まで気がつきませんでした。
ミスター・ドーソンに救われたはずの謎の英国兵(キリアン・マーフィ)が、その後、ミスター・ドーソンのものとは別の船で去って行くのを見て「これはもしや、そういうことなの?」と察しました(たぶんあれ、キリアン・マーフィだったよね? 夜のシーンで画面全体が暗く『たぶん、おそらくそうだった』程度)。
ダンケルクの戦い
こちらも先述したとおり、本作は史実を基にした戦争映画。
ダンケルクの戦いというのがあって、その中の「ダイナモ作戦」(大規模な撤退作戦)を描いた作品ですね。英仏軍合わせて何十万もの兵士を撤退させなければならなかったのだから、そりゃあもう大変なことです。
ただ、背後には
ダンケルクの海岸では連合軍が窮地に立たされている。外相と元首相はイタリアのムッソリーニを仲介役にしたドイツとの和平交渉を提案してくる。ベルギー陥落。フランスの前線も突破。それでも、なお、チャーチルは和平交渉には応じず、ダイナモ作戦の準備を始める。カレーにいる4000人の兵士をおとりにしてナチスをおびき寄せ、その後救出はせず、ダンケルクにいる30万人の兵士を助けようという作戦である。
という事情もあったらしく、「あ……」ってなりました。「救出はせず」。囮になった人たちのことを考えると胸が痛みます。
ジョージという青年
バリー・コーガンが演じたジョージという青年。
この青年は、まさに「戦争を知らない子どもたち」を象徴しているようでした。そういう興味深いキャラ。
ダンケルクに戻りたくないとパニックに陥る謎の英国兵に対して「ビビりだ」というようなことを平気で言えてしまう。安全地帯からならなんとでも言えるんだよなと。そんなジョージが結局……というのもとても皮肉だと感じる。ジョージと対照的だったのはミスター・ドーソンとピーターで、終始冷静に対応していましたね。経験不足な分、ピーターのほうがやや困惑気味なところはあったようだけど。
こういうのを見ると、戦争の悲惨さは語り継いでいかなければならないのだと思わせられます。
視点を変えて描かれるリアル
個人的にすごいなと思ったのは、コリンズが海に不時着するシーン。
最初、同僚のファリアー視点では、完全にコリンズは無事に見えたんですよね。なんなら、コリンズが翼に下り立って近くにいる船に手を振っているようにさえ見えたのですが、私だけですかね?
それなのに、コリンズ視点になってみてあらびっくり! ファリアーが飛び去っていったあとも、コリンズは操縦席に閉じ込められているではないですか。窓が開かず、操縦席の中に水が流れ込んできて溺れかけている。これ、すごい描き分けだなと感じました。
視点が変わると見えているものがガラリと変わるなんて、よくあることですからね。とてもリアル。案外、自分の目で見た(と思っている)ものも当てにならないようです。
音と映像
なにより、本作は音と映像がいい。
特に音。
臨場感増し増しで、本当に自分がダンケルクにいるかのような気分になりました。これぞ没入感。戦場なので爆撃機による追撃音、爆発音とかそういうのは当然あるんですが、それだけじゃなく、緊迫感のあるシーンでフッと音が消えたりもして。音が止まると、一緒に息を止めたくなる。そんな空気を作り上げたノーラン監督はすごい。
曰く、
クリストファー・ノーラン監督が『ダンケルク』で目指したという「ゴーグルなしのVR(ヴァーチャル・リアリティ)」が、どこまで達成されたのかを、未体験ならばぜひIMAXで確認してほしい。
とのことで、まさに体験型映画といった感じでした。
映像も迫力があって最高でした。これを劇場で観られなかったことが悔やまれる!
映画「ダンケルク」が好きな人におすすめの作品
映画「ダンケルク」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 縞模様のパジャマの少年(2008)
- ロングウォーク(2025)
- ウォー・マシーン:未知なる侵略者(2026)
- トゥモロー・ウォー(2021)
映画「ダンケルク」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年07月16日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:最高の没入感が味わえるノーラン映画
文句なしに面白いクリストファー・ノーラン監督作品。
これが史実(ダイナモ作戦という実在の作戦)に基づいた話だと思うと複雑な気持ちですが、映画作品としては最高でした。クリストファー・ノーラン監督らしさが出ていたのもよかったです。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 92% Popcornmeter 81%
IMDb
7.8/10
Filmarks
3.7/5.0


