
コヴェナント/約束の救出(字幕/吹替)
映画「コヴェナント/約束の救出」の感想です。
ジェイク・ギレンホール主演のアクションスリラー映画。
常に「頑張れ! 頑張れ!」と言いたくなる展開で、話の性質上、気が休まる瞬間がほとんどありませんでした(好き)。めちゃくちゃ面白かったです。

映画「コヴェナント/約束の救出」の見どころは……
- ジェイク・ギレンホールの透き通った瞳(美しい)。
- 育まれていく2人の絆。
- キンリーを運ぶアーメッド。
本記事は2026年07月15日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | コヴェナント/約束の救出 |
| 原題 | Guy Ritchie’s The Covenant |
| ジャンル | アクション、スリラー、ヒューマン |
| 監督 | ガイ・リッチー |
| 上映時間 | 123分 |
| 製作国 | アメリカ、イギリス、スペイン |
| 製作年 | 2023年 |
| 公開年(米) | 2023年 |
| レイティング | G |
| 好きレベル | ★★★★☆ |
あらすじ
2018年。アフガニスタンに派遣されていたジョン・キンリー曹長は、チームを率いて、タリバンの武器や爆弾を作る工場を探し出す任務についていた。時に裏切りがありつつも、やっと爆発物製造工場を見つけたキンリー。しかし、タリバンに急襲されチームは壊滅状態に。残されたのはキンリーと現地通訳のアーメッドのみだったが、タリバンから逃げる途中、キンリーは腕と足に傷を負う。米軍に合流すべく、アーメッドはキンリーを運んだ。キンリーは瀕死の重傷を負いながらもアメリカへの帰還を果たすが、アフガニスタンに残されたアーメッドがタリバンに狙われていることを知り……。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ジョン・キンリー
(演:ジェイク・ギレンホール)
仲間と共にタリバンの武器や爆弾を探し出す任務についていたが、タリバンの急襲を受けて壊滅状態に。瀕死の重傷を負い、曰く、目を覚ますと病院だったとのこと。アフガニスタンに残されたアーメッドが、キンリーを助けたためにタリバンに追われていることを聞かされる。
アーメッド
(演:ダール・サリム)
現地通訳。正しくないと思うことがあれば、意見をすることもしばしば。瀕死の状態のキンリーを抱えタリバンから逃げる。
映画「コヴェナント/約束の救出」の感想
映画「コヴェナント/約束の救出」の感想です。見ごたえばっちりのアクションスリラー! 主人公が2人いる感じでとても面白かったです。
W主人公
キンリーとアーメッド。
入れ替わり立ち代わり、主人公が2人いるような展開で面白かったです。
キンリーとアーメッドが絆を育んでいく様子もとてもナチュラルでよかったし、2人ともに人間味があるキャラで観ていて楽しかった。
それから、劇中でも言われていましたが、キンリー演じるジェイク・ギレンホールの瞳がめちゃくちゃ美しかったですよ! 透き通っていた。ギラギラしていたとも言えるかもしれないけど。
アーメッドの思惑
個人的に、アーメッドはただの善人ではないと思うのですよね。人間なので当然ですが。
元タリバンのアーメッド。
キンリーのチームがタリバンにより壊滅状態に追いやられ、あの状態でキンリーを見捨てて自分だけ帰還したとなると、米軍からどう思われるかは明白。ビザをもらえないだけならいいほうで、裏切り者の烙印を押される可能性さえあったと思う。普通に考えれば「元タリバンだとか言うし、現地の人間だし、こいつが裏切ってタリバンに力を貸したんじゃね?」と疑いを持たれてもおかしくないところですから。
現に、瀕死状態のキンリーを連れ帰ろうとする際、アーメッドは
I’m going home.
と言っていたと思うのですよね。ここ、確か日本語字幕では「帰ろう」となっていたけど、私の認識が正しければ「俺は帰るぞ」なニュアンスに近いんじゃないかと。
俺は家族のもとに帰る、だからお前を連れ帰らなければならない。
と、個人的にはこんな感じに解釈しました。
そこから育む絆
ただですよ、それだけではあれだけのことを成すのは無理だったと思う。
キンリーを運ぶうち、アーメッドの心情にも変化が起きたのではないかな。「自分のために」がいつの間にか「2人で」になっていたというように。
それに、タリバンに追われ、身を隠しつつ移動しなければならないのだから、精神的負荷や不安は相当なものだったはず。アーメッドは、普通に考えれば荷物だったはずのキンリーを「精神的支え」として考えていた部分もあるんじゃないか。
自分がつらい状況にあるとき、誰かに必要とされているという事実が支えになることってありますよね。アーメッドもそういう状態にあったんじゃないかと推測。
中盤、アーメッドが「銃を落とした」なんて言っていたときは「マジけ!?」と思ったけど、キンリーが瀕死状態になってからの踏ん張りが本当にすごかった。
お役所仕事すぎてビザ発行ならず
そして、なんとかアメリカに帰還したキンリー。
話はここからですね。
キンリーは、アフガニスタンに取り残されたアーメッドがタリバンに狙われ、家族と共に身を隠していることを知る。「ビザが発行されていない……だと!?」と。
ここで、各所に連絡して「早くビザを発行してくれ!」と掛け合うわけだけど、いろんなところをたらい回しにされた挙句、「正規のプロセスを踏んでいますので」と取り合ってもらえないんですね。このあたり、なんか……なんか! おーん! ってなった(?)。
こういうの、海外で暮らしているとめっちゃ経験する。公的機関にTELしても全然出てくれない。運良く出てくれたとしても「少々お待ちください」と言われたまま、10分、20分……もう30分ぐらい経ってない!? みたいなこともザラにある。身に覚えがありすぎて、キンリーと一緒に「あああああ!(パニック)」ってなりました。
こんなことある? な状況ではあるんですが、こんなことあるかも……と思わせる絶妙な描写。
情に厚い男たち
最初、自分のためというのが大きかったであろうアーメッド同様、キンリーにも「命の恩人を見捨てるような恩知らずになりたくない」という、自分中心(≠自分勝手)な考えがあったのではないかと思います。アーメッドのためというより、自分のポリシーに反するというような。
だけど、確実に狙われることになるアフガニスタンに戻るという決断も、先述のアーメッド同様、それだけではできないことだと思う。助けなきゃ、という純粋な情。
反発し合い、ビジネスパートナーでしかなかった2人が、情で動くようになっていく様子がグッときました。
本作は、特定の個人の経験をベースにしたものではないけれど、
──ガイ・リッチー監督は、米軍に協力したアフガニスタン人通訳者に関するドキュメンタリーに着想を得て、本作を制作しました。
とのことで、歴史的前例(historical precedent)、つまり過去に実際にあったこと(アフガニスタン戦争と取り残された米軍通訳者)を基にしています。そう思うと複雑な気持ちではあるんですが、キンリーとアーメッドの関係はとてもよかったですね。
映画「コヴェナント/約束の救出」が好きな人におすすめの作品
映画「コヴェナント/約束の救出」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ワールド・ウォー Z(2013)
- デッド・エンド 完全封鎖(2024)
- ウォー・マシーン:未知なる侵略者(2026)
- 宇宙戦争(2005)
映画「コヴェナント/約束の救出」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年07月15日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
| ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
まとめ:ハラハラドキドキに引き込まれる
基本的に、主人公たちが終始追われているということもあって、ずっとハラハラドキドキが続く映画。これがたまらない。
この手の話は、相場キンリーがアメリカに帰還した時点で大団円として終わりそうなものなのに、ここからもうひとつ山場があるのがすごいですね。メインキャラがほぼキンリーとアーメッドだけというのもよかった。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 82% Popcornmeter 98%
IMDb
7.5/10
Filmarks
4.0/5.0


