
アメリカ沈没
映画「アメリカ沈没」の感想です。
ザ・アサイラム映画!
下に「★(星1つ)」と記載してありますが、これは褒め言葉です(?)。ツッコミどころ盛りだくさんでめちゃくちゃ笑いました。たまにこういうのが観たくなる。

映画「アメリカ沈没」の見どころは……
- 大雑把すぎる解決方法(好き)。
- ダイナミックな映像。
本記事は2026年04月17日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | アメリカ沈没 |
| 原題 | America is Sinking |
| ジャンル | アクション、パニック、アドベンチャー、B級映画 |
| 監督 | マリオ・N・ボナシン |
| 上映時間 | 84分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2023年 |
| 公開年(米) | 2023年 |
| レイティング | 不明 |
| 好きレベル | ★☆☆☆☆ |
あらすじ
北極圏で磁場の調査にあたっていたチェイスとミシェルを、巨大地震が襲う。大規模な津波が発生し、アメリカ全土を飲み込むであろうことを予知した2人は、グレン将軍に報告。すぐさま解決に向けて動き出すことに。科学者である2人が提示したのは、到底実現可能とは思えない無謀な作戦で――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
チェイス・ヒーバート博士
(演:ジョニー・ペイカー)
科学者。同僚のミシェルと北極圏の磁場の調査にあたっていた際、大規模な津波を予見。いち早く行動を開始。同時に、妻と娘に避難を呼びかけた。
ミシェル・ヨルゲンセン博士
(演:ミンディー・モンタヴォン)
チェイスの同僚で、科学者。ワシントンに向かったチェイスに対し、現地(北極圏)に残りデータを監視。
ルース・ロビンス博士
(演:リンジー・マリー・ウィルソン)
科学者。ワシントンに来たチェイスと共に事態の解決を図る。
ピアース大尉
(演:ポール・ローガン)
チェイスやルースと共に行動し、アメリカを救うため奔走する。
グレン将軍
(演:マイケル・パレ)
チェイスやルース、ピアース大尉、その他軍人に指示を出す。
映画「アメリカ沈没」の感想
映画「アメリカ沈没」の感想です。普通に「なんじゃこりゃ」な内容なんですけど、アサイラム作品なので(?)そういうつもりで観たい映画。
アサイラム作品
先述しましたが、本作はアサイラム映画です。
なので、内容や展開に理屈を求めてはいけない。ツッコミを入れつつ、爆笑しつつ鑑賞する。それが正しい見方です。
映画「THAT/ザット ジ・エンド」(2019)や「ドラッグ・ゲイター」(2023)同様、普通の映画と同じように楽しもうとすると「なんじゃこりゃ?」となります。基本的には。でも、この2作品に比べるとだいぶまともだったような気がしなくもない(笑)。
地震だ!津波だ!穴を掘ろう!(?)
冒頭、北極圏で作業をしている科学者たちを巨大地震が襲って。
「ケーン!」
ケンという仲間を失ったチェイスとルース。このシーンもけっこう面白くて(不謹慎)、チェイスだかルースだかが地面の亀裂に飲み込まれかけているケンに手を伸ばすんだけど、割とすぐに諦める(笑)。一緒に「ケーン!」ってなりました。
次いで「今度は津波が!」な展開。
48時間後にはアメリカが沈没するらしい。
急ぎ将軍のいるワシントンに向かうチェイス。他の科学者ルースと合流してみれば「アメリカの未来は君たちにかかっている(キリッ)」と将軍に解決策を考えるよう、重すぎる責任を負わされる。招集できる科学者は他にいなかったのか?
そして、極限状態の2人が考え出した対策がこちら。
せや! いろんなところに大きい穴を空けて水を減らせばええんや(プレートも冷えるし)! 名付けて「水がめ作戦」!
この「嘘やん!?」な作戦を、ちゃんとした大人たちがたいして議論もせず「えいや!」でやってしまう映画でした(笑)。水がめ作戦を遂行するためにいろんな人が犠牲になり、それでも頑張る。なんかね、この「よし、大穴を空けよう!」という咄嗟の発想にアメリカを感じました(※褒め言葉です)。ダイナミックというかね。
なかなか良い演技
本作をさらに面白くしていたのは、こんな突拍子もない内容でありつつも、俳優さんたちの演技はなかなか良かったところ。
まあ、母語じゃないからか、日本語以外の言語を操る俳優さんで、演技にどうのこうのと思ったことはあまりないんですけど。本作の中で特に好きだったのはピアース大尉でした。
軍人だし、体もがっしりしているし、脳筋だと思っていたら(ド偏見)意外と頭が良いっぽくてキュン。科学者のチェイスたちの質問にもしっかり答えていましたもんね。
なお、グレン将軍を演じたマイケル・パレはB級アクションを中心に活躍する俳優さんらしい。私は知らなかったんですが、B級アクション映画ファンの人たちには根強い人気があるのかな?
チェイスと妻子
また、一点あるとすれば(いや、ツッコミどころは他にもいろいろあるんだけど)、チェイスと妻子の絡みがほとんどなかったところ。こういうのって、主人公が妻子の身を案じてヒーローに! みたいな展開がセオリーだと思っていたんですが、やっぱりアサイラム作品には当てはまらなかった模様(好き)。
例えば、ドウェイン・ジョンソン主演の「カリフォルニア・ダウン」(2015)なんかはまさにそうで、なんなら職務中に(レスキュー隊の)ヘリコプターで家族を助けに行ったりなんかしちゃった記憶(笑)。夫や父親としては最高なのかもしれないけど、ヘリを盗むのはさすがに公私混同が過ぎるやろと。ロック様は格好良かったですけどね。
その点、この映画では、主人公のチェイスと妻子はずっと別行動。そもそも、冒頭、チェイスが「逃げろ!」と電話して以降は連絡さえ取り合っていなくて、妻子は自分たちの力でどうにか津波から逃げまくっている。
これがリアルというやつ……。
実際、大規模な災害が起きたら家族と連絡がつかなくなるなんていうことは、災害大国の日本に住んでいれば割と現実的な問題ですもんね。それでも、欲を言えばもう少し妻子とのなんやかんやが欲しかったなと。映画として。
ダイナミックな映像
そして、肝心の地震及び津波描写。
リアリティーがあるかと言えば、ない(笑)。
劇中、チェイスたちに襲い掛かってくるマグニチュード8の地震。まあ、マグニチュードと震度は比例していなかったと思うので、実際にどれほどの揺れだったのかは想像するしかないんですが。映像を見る限り、だいぶ大きな地震だったと思うんですよね。
なのに、揺れている最中にも普通に走るキャラたち! このレベルの地震だと、床に這いつくばるのがせいぜいだと思うよと感じてしまいました。
それから、津波に対しても。
サーファーたちが乗るザッパーンな波が大きくなったやつみたいな描写でしたが、本当の津波ってああいう感じではないよねと思う。……といっても、こういうのを真面目にツッコむ映画ではないので(笑)、そんなに気にはなりませんでしたが。
それに、災害描写がリアルでないことを除けば、映像はかなり良かったです。ダイナミックで。
とにかく、アサイラム作品だ! と思えば、なかなか楽しめる内容となっていました。たまに観たくなる、アサイラム映画。
映画「アメリカ沈没」が好きな人におすすめの作品
映画「アメリカ沈没」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- シン・デレラ(2024)
- ギガ・シャーク(2021)
- デイ・アフター・トゥモロー・ウォー(2021)
- 烏 カラス(2007)
映画「アメリカ沈没」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年04月17日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:ツッコミどころ満載で好き!
同じツッコミどころ満載の映画でも、好きなタイプとそうでもないタイプがあるんですが、アサイラム作品の映画は基本的に(私にとっては)前者なので好きです。
本作も「水がめ作戦」の大雑把さに笑いながら鑑賞しました。こういうのを真面目にやるのが良いですよね。
本当に、たまに観たくなるのです。こういうの。
Rotten Tomatoes
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IMDb
2.4/10
Filmarks
1.9/5.0

