
SISU/シス 不死身の男
映画「SISU/シス 不死身の男」の感想です。
強いおじいちゃんが出るよ! ……という情報だけを聞きかじった状態で鑑賞しました。確かに強かった。ただ、思っていたのとはちょっと違ったなとは思うけども。
でも、「待って今のシーンどういうこと!?」「生きている……だと……?」とツッコミを入れながら観られて楽しかったです(笑)。

映画「SISU/シス 不死身の男」の見どころは……
- 最強の老兵アアタミ・コルピ!(元フィンランド最強の特殊部隊員)
- 不死身すぎる体。
- 「マジ?」を繰り返す展開。
本記事は2026年07月26日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | SISU/シス 不死身の男 |
| 原題 | Sisu |
| ジャンル | アクション、スリラー |
| 監督 | ヤルマリ・ヘランダー |
| 上映時間 | 91分 |
| 製作国 | フィンランド |
| 製作年 | 2023年 |
| 公開年(芬) | 2023年 |
| レイティング | R15+ |
| 好きレベル | ★★★★☆ |
あらすじ
1944年、フィンランド。ナチスドイツは焦土作戦を展開し、フィンランドの村や町を焼き払っていった。そんな中、土の中から金を掘り当てた老兵アアタミ・コルピは、換金に向かう途中でナチスドイツの軍人たちに目をつけられる……。
主な登場人物
(以下、敬称略)
アアタミ・コルピ
(演:ヨルマ・トンミラ)
ナチスドイツの上層部も警戒する老兵。
ブルーノ・ヘルドルフ
(演:アクセル・ヘニー)
ナチスドイツの軍人。中尉。アアタミの命を狙う。
映画「SISU/シス 不死身の男」の感想
映画「SISU/シス 不死身の男」の感想です。「嘘やん!?」みたいな展開が続くのが面白すぎる!
最強の老兵
主人公はアアタミ・コルピ。
老兵です。
このおじいちゃん、ナチスドイツの上層部にも警戒されています。アアタミを追おうとしたブルーノ・ヘルドルフ中尉に「そいつはやべー奴だから喧嘩売らずに戻ってこい」と忠告があるほど。
なぜかというと、このおじいちゃん、もともとフィンランド最強の特殊部隊員だったらしく。しかし、ソ連軍に家族を殺されてからというもの自軍の命令さえ聞かないようになり、最終的には「あー、はいはい、どうぞご自由に復讐どうぞ!」と野に放たれたとのこと(笑)。
なんでも、今までに300人以上ものソビエト兵を殺してきたという噂があるんだとか(未確認情報とのことなので都市伝説レベルなのかな?)。ナチスドイツには「一人暗殺部隊」だとか言われていましたね。これちょっと笑ってしまった。
個人的な感覚としては、確かに強いは強いんだけど、ナチスドイツを圧倒するほど強いかと言われるとかなり微妙なところで、このおじいちゃんがすごいのは「死なないこと」なんですよね。物理面で言えば、ヘルドルフ中尉と割と張っていますし、めちゃくちゃボロボロになっている。でも、死なない。「それでなんで生きてんの?」みたいな展開が続くのが面白い(笑)。
謎すぎる生き延び方
本当にもうね。
先述した「それでなんで生きてんの?」という展開。
強いおじいちゃんが出てくるらしいよの情報しか持っていなかった私としては、まず地雷原パートで「えっ、最強という話だったのにもう死にそう……!?」と驚きました。ここは動物が犠牲になる描写があるので、苦手な人は要注意。
なにより、首吊り(首吊られ?)シーン。
吊るされたのに、なんのトリックもなくあそこで生きている意味が本当にわからなくて(笑)。超非現実的で「どういうこと?」なんですが、こういう展開が続けば続くほどに楽しくなっていく。戦車にばかすか撃たれて死なず、地雷原で死なず、自ら体に火を放っても死なず、首を吊られても死なず。
おもしれー男です。
体はボロボロ
で、「死なない男」なのにしっかりダメージは食らっているんですよね。攻撃されるたび、体はちゃんとボロボロになっている。
それがもう痛々しくて。
吊られたシーンのあと、傷口を火で焼いて止血したり、針金のようなものを折り曲げ、ホチキスのような形状にして傷口を塞いだり。このときの私は、それを見ていた瀕死状態のドイツ兵と同じ表情をしていたと思う(笑)。はわわわわ……! みたいな。
しかも、この老兵の強さは「諦めない心」にあるんだとか。え!? 根性論!? と思わないでもないけど、そもそも「Sisu(シス)」がそういう意味を含めた言葉のようですからね。
Sisu=?
冒頭、テロップでフィンランド語の「Sisu」は英語に翻訳できない言葉だというふうな説明がされるんですが、
sisu(発音:see’-so、シというよりも英語のseeのほうが近い)とは、とても翻訳しづらいフィンランド語で、困難な時にも諦めずに頑張る力、前向きでいる力、心の中にある意思の力といった意味の言葉です。
(引用元:日本人なら共感できるかも…「世界一幸福な国」フィンランドを支える「sisu」の考えとは?|ダイヤモンド・オンライン)
実際にはこういうことだそう。
なので、先述のとおり、私が「え!? 根性論!?」と感じた「アアタミの強さ=諦めない心」はまさに「Sisu」ということなのでしょう。「Sisu」について、ザッといろんな記事を読んでみた感触としては、フィンランド人の気質(国民性)を表す単語ということのようです。なんとなく、日本人との相性がよさそうなワードだなあと感じました。
セリフ少なめ
なお、本作は、セリフ少なめに構成されていることも特徴的でした。まあ、どうせなら、いっそのことアアタミのセリフはゼロでよかったんじゃないかとすら思いますけども。「ダンケルク」(2017)とかもそうでしたが、戦争ものでセリフ少なめは珍しくありつつも、演出に成功すればとてもよいですね。
本作も成功パターンのひとつかなと。
最初は「無口だなあ」ぐらいにしか思っていなかったのに、中盤以降、ほとんど口を利かないのに違和感がなくなる程度には没入しました。その割に、皮膚を火で炙ったり針金で傷口を塞いだり、体に刺さった金属片を取り除いたりするくだりでは妙にリアルな呻き声を上げるので、イテテテテ! ってなりました。
全体的に面白かったです。
映画「SISU/シス 不死身の男」が好きな人におすすめの作品
映画「SISU/シス 不死身の男」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 顔のないスパイ(2011)
- ドミノ(2023)
- コヴェナント/約束の救出(2022)
- ウォンテッドマン(2024)
映画「SISU/シス 不死身の男」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年07月26日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:大事なのは諦めない心
Sisu(シス)。
大事なのは諦めない心。そして、復讐心(?)。
まあ、でも実際、復讐心みたいな怒りが原動力になるパターンってけっこうありますよね。個人的には終わり方がちゃっかりしていて好きでした。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 93% Popcornmeter 87%
IMDb
6.9/10
Filmarks
3.7/5.0

