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映画「グレートウォール」あらすじ・感想|大コケした?万里の長城を舞台にした壮大なストーリー

グレートウォール_タイトル アクション

グレートウォール [Blu-ray]

マット・デイモン主演の作品です。

万里の長城が舞台になっているだけあって、中国の長い歴史をモチーフにした映画……と思いきや、人間VS妖怪!

いままでにない物語になっています。

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作品情報

タイトルグレートウォール
原題The Great Wall
ジャンルアクション、SF
監督チャン・イーモウ
上映時間103分
製作国アメリカ
アメリカ公開年2017年
おすすめ度★★★☆☆

あらすじ

古代中国。強力な武器になる黒色火薬を求めていた傭兵ウィリアムは、襲撃を受けながらも、なんとか仲間(相棒)と共に万里の長城にたどり着いた。待ち構えていたかのように武装した禁軍に捕縛されたが、ウィリアムは禁軍の司令官たちと協力して、60年に一度の敵に立ち向かう。

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登場人物

(敬称略)

ウィリアム(演:マット・デイモン)

金と名声のために世界中を旅している傭兵。生きるために戦ってきた。弓の名手で、禁軍に捕まった際には、弓で自身の価値を証明した。

トバール(演:ペドロ・パスカル)

ウィリアムの相棒。道中、襲撃に遭いながらも、命からがら万里の長城にたどり着いた。

バラード(演:ウィレム・デフォー)

禁軍の中にいた謎の男。

リン・メイ司令官(演:ジン・ティエン)

禁軍の司令官。シャオ将軍に育てられた。

ワン軍師(演:アンディ・ラウ)

禁軍の軍師。

シャオ将軍(演:チャン・ハンユー)

禁軍の将軍。リン・メイ司令官の育ての親であり、師匠。

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映画「グレートウォール」の感想

中国が舞台になっていることもあり、かなり壮大なストーリーとなっています。派手なアクションシーンが見たい人におすすめ。

人間VS妖怪の壮大なスケール

中国の歴史ものとなると、かなり壮大なスケールで描かれるのが定番ですが、本作「グレートウォール」もまさにその通り。

ただ、普通と違うのは……人間VS人間ではなく、人間VS妖怪であるところ。

その名も「饕餮(とうてつ)」

饕餮(とうてつ)とはどうやら、中国神話に登場する妖怪のことらしいですね。体は牛か羊。曲がった角や虎の牙、人の爪、人の顔などを持っているんだとか。

なんでも食べる大食漢らしい。

魔物たちすらも食べるということで、いまでは魔除けにもなっているようだけれど、まあ、この映画に出てくる饕餮(とうてつ)は明らかにそっちじゃないですね。

中国が舞台のモンスター・パニック映画ってなんか斬新。正直、ちょっと舐めてかかっていましたが、意外と相性が良いんだなと感じました。新発見。

オールマイティーなマット・デイモン

主演にマット・デイモンを抜擢したのはさすがとしか言いようがないですね。

あるときは犯罪者(スリ)を演じたり、あるときは植物学者を演じたり、さらにあるときはちっちゃくなって(!?)みたり……いろんな役柄を演じてきて、今度は傭兵

アクションシーンもしっかり決まっていました。

最強すぎる傭兵・ウィリアムの違和感

ただ、最強すぎて「んん!?」となる場面も。

だって、だってですよ。

確かにウィリアム(マット・デイモン)は屈強な傭兵たちに揉まれながら育ち、食べるためにいろんな戦いに身を投じてきたのかもしれないけれど、禁軍だってそうやわな鍛え方はしていないはずでしょ? それどころか、ウィリアムよりずっとまともな軍人教育(戦闘訓練)を受けてきたと思うんですよね

なのに、ウィリアムのひとり勝ちな雰囲気。

なにこれ?

ウィリアムのほうが実戦経験が豊富だったとしても、ここまで差がつくなんてあり得るの? と。ウィリアムが最強すぎる。

ただ強いだけの訳のわからない外国人を戦わせる禁軍もすごいし、なにか心に刺さるものがあったからと禁軍のために命を懸けるウィリアムもすごいですよね。私なら絶対に無理。

あと、ウィリアムは「生きるためになんでもやってきた。傭兵として戦うのは食べるためだ」みたいなことを言うひねたキャラであるはずなのに、禁軍と一緒に饕餮(とうてつ)と戦うことにするという。

ここにはちょっぴり置いてけぼり感を覚えます。

生きるために戦うしかなかったと言っても、結局は傭兵として「自分の命が軽い」ことを実感して生きてきたし、やる(戦う)しかない状況ばかりの中で生きてきたから、すぐに命を懸けられてしまうんだろう……と勝手に気持ちを妄想して、強引に納得。禁軍のほうの思惑は考えるまでもないですが。

ウィリアムの多くを語らずみたいな姿勢はかっこいいですが、あまりにも背景がわからなすぎて、感情移入しづらいのが欠点かなと思いました。

饕餮のキャラデザはクスッと笑える

あと、注目すべきは肝心の饕餮(とうてつ)のデザイン。

中国神話の妖怪ということになっていますが、本作に出てくる饕餮(とうてつ)の見た目は完全にエイリアンですね。

どこが牛!? どこが羊!? どこが虎!? みたいな……どうだろう。アメリカ映画としては正しいモンスターの描き方なんだろうか。

中国神話についてはよくわかりませんが、中国の妖怪で動物と人の特徴を兼ねそろえていると言ったら、なんというか、獣くさい容姿を想像しません?

少なくとも私は、ケンタウロスをもっと獣くさくして、さらに獰猛性と野生味を加えた感じにした生物を思い浮かべるんですが。なんならむしろ、妖怪と言いつつも神秘的な姿を想像するかもしれません。鳳凰とか麒麟とかがいる国ですからね。

でも、この映画の中に出てきた饕餮(とうてつ)は、めっちゃアメリカナイズされていて(当たり前)、どちらかと言えばバイオハザードとかに出てきそうなクリーチャーでした。

びっくりして、クスッと笑っちゃった。

ただ、これが何千、何万匹も同時に攻めてくるのはさすがって感じで、迫力満点の映像になっていました。生物としての動きもリアルで、この妖怪は学ぶ生き物だとしたのもとても良かったです。

大満足のアクションバトル

大がかりな仕掛けや舞台、CGで行われるアクションシーン。

饕餮(とうてつ)の容姿がまるでバイオハザードのクリーチャーのようと先に述べた通り、まるでゲームの中に迷い込んでしまったかのような気分が味わえます。

多少なりとも突っ込みどころがある作品ではあるけれど、最強のヒーローを見ていると安心するし、ワクワクしますね

物足りなかったヒューマンドラマ

アクションシーンに次ぐアクションシーンが魅力の本作。

まあ、壮大なスケールのバトルを楽しむ作品だから仕方がないのかもしれないけれど、人(キャラクター)について掘り下げることがほとんどなかったので、ヒューマンドラマ込みで映画を楽しみたいという人にはあまり向かないかもしれません。

ヒューマンドラマは一切ありません。一切。

唯一あるとしたらウィリアムとトバールぐらいのものだけれど、彼らが生きてきた環境を考えるに、彼らは彼らで、たまたま命からがら万里の長城まで逃げ切れてしまったから一緒にいるけれど、目的が同じじゃなかったら一緒には行動しないって感じの人たちだったんじゃないですかね。

もちろん、物語の中ではウィリアムの心境にも変化があって、おそらく以前だったら取っていなかったであろう行動をするんですが、「心境の変化」という結果の前にその過程を教えてほしかった。なにを思ってそんなに丸くなってしまったの? 髭を剃ったから?

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映画「グレートウォール」が好きな人におすすめの作品

映画「グレートウォール」が好きな人には、以下の作品がおすすめです。

  • レッドクリフ PartⅠ(2008)
  • レッドクリフ PartⅡ(2009)
  • ウォークラフト(2016)
  • プレデター(1987)

まとめ:派手なアクションが好きな人に

マット・デイモンの良さがギュッと詰まった一作です。

突っ込みどころは多々ありつつも、派手なアクションに魅せられること間違いなし。古代中国を舞台にした作品ならではの、壮大なストーリーで楽しませてくれます。

本場の国では大コケしたともっぱらの噂ですが、個人的には好きでした。

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