
リターン・トゥ・サイレントヒル
映画「リターン・トゥ・サイレントヒル」の感想です。
海外ファンからはいまいちな評価が下されたような話を耳にしますが、個人的にはけっこう好きでした。雰囲気からすると、前2作よりむしろゲームっぽかった印象!

映画「リターン・トゥ・サイレントヒル」の見どころは……
- よりゲームらしい世界観(ジェレミー・アーバインが素晴らしい!)。
- 自罰意識の象徴として登場するレッドピラミッド。
- 主人公の内面(及び過去)にフォーカスしたストーリー。
本記事は2026年05月31日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | リターン・トゥ・サイレントヒル |
| 原題 | Return to Silent Hill |
| ジャンル | ホラー、アクション、サスペンス |
| 監督 | クリストフ・ガンズ |
| 上映時間 | 106分 |
| 製作国 | アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、セルビア、日本 |
| 製作年 | 2026年 |
| 公開年(米) | 2026年 |
| レイティング | PG12 |
| 好きレベル | ★★★★☆ |
あらすじ
堕落した生活を送っていたジェイムス・サンダーランド。そんなジェイムスのもとに、メアリーを名乗る女性から一通の手紙が届いた。「サイレントヒルに戻ってきて」と彼女は言う。ジェイムスはメアリーを探しにサイレントヒルへと向かうのだが――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ジェイムス・サンダーランド
(演:ジェレミー・アーバイン)
愛するメアリーを失い、喪失から立ち直れないままに堕落した生活を送っている男。メアリーの手紙を受け、サイレントヒルに向かう。
メアリー・クレーン
(演:ハンナ・エミリー・アンダーソン)
ジェイムスの愛するひと。サイレントヒル付近でジェイムスと知り合う。
映画「リターン・トゥ・サイレントヒル」の感想
映画「リターン・トゥ・サイレントヒル」の感想です。ゲーム未プレイ勢的にはかなり面白い作品だったなという印象!
前作までとのつながり
前々作「サイレントヒル」(2006)及び前作「サイレントヒル:リベレーション3D」(2012)に直接的なつながりがあったのに対し、本作は完全に独立したお話となっておりました。
個人的には「前作までのお話が完全に終わったとは言えないから期待外れだなあ……」とがっかりする部分がありつつも、この映画はこの映画でなかなか楽しめましたね。なんといっても、シリーズ未履修の人がここから見始めても大丈夫というところがいい。
主人公はジェイムス。シリーズ初の男主人公でした。
シリーズ初の男主人公
シリーズ初の、というのはもちろん、映画シリーズの話ですよ。
普段、女だ男だをあまり気にするタイプではないんですが、男主人公だからか、前々作や前作に比べると割とアクション寄りな演出がなされていた印象。場合によっては、クリーチャーに対して反撃に出るというような。
特に、ナースちゃんたちのところね。
もう、ここはね、ジェイムスが病院に足を踏み入れた時点で「ナースちゃんキター!(確信)」となったわけですが(推しなので)、逃げ場がないほど追い詰められたジェイムスがバールのようなものでナースちゃんたちをまとめてボッコボコにしていた(笑)。
このシーンを見て、ああ、そう言えば男主人公だった! と。前々作でも前作でも、ナースちゃんたちからは基本逃げるが正解! みたいな感じだったのに、今作ではしっかり立ち向かっている。いけー! ってなりました。ハラハラもしたけど。
ゲームっぽい雰囲気
あと、前々作、前作よりもゲームに寄せた雰囲気になっていましたね。
なんなら、ジェイムスを演じたジェレミー・アーバインも相当ゲームのキャラっぽくない? と。たまに3Dかと思うほどの美しい映像が挟まれたりしていたんだが!
時折、FPS視点になるのもゲームらしさを感じて素敵でした。
日本でも永江二朗監督が実験的に「FPS」(2023)という映画を出したりしていますが、画面に手が映るだけでだいぶゲームのような世界観になる。
ミドルネームがある文化
また、ミドルネームがある文化だからこそのネタが盛り込まれていました。
そう言えば、とここで思い出したんですが(隙自語)、以前、海外の友人に「ミドルネームっていつ使うの?」と聞いたことがあるなと。「日常生活では別に使わない」と言われてびっくりした記憶。なお、その方のミドルネームはおばあちゃんの名前だそう。
「私のこと、ミドルネームで呼んでもいいのよ!」と言っていたので、呼び方は割と自由っぽい(ただし、当然ですが、ミドルネーム云々の呼び方については呼ばれる側が決めること)。し、国によって扱い方が違う可能性もありますが。
で、何が言いたいかと言うと、日本はミドルネームがない文化圏なので、このネタが明かされたときに「あ、あー! そういうことー!?」とめっちゃ驚きました(笑)。それだけです。
再び立ち塞がるレッドピラミッド
再び登場しましたね。
レッドピラミッド(ピラミッド・ヘッド)。
この人が出てくると、ナースちゃんたちのとき同様テンションが上がります。今作では、まさにジェイムスの自罰意識の象徴として登場しました。単純な敵になったり、守護者になったり、自罰意識の象徴になったり、シリーズ3作品でそれぞれ違う側面を見せてくる三角頭ちゃん。忙しい。
というか、三角頭ちゃんは他のクリーチャーも排除していくのだな。この排除シーン、厳密にはジェイムスに襲いかかっていたからということなのかな。三角頭ちゃんは自罰意識の象徴として、ジェイムスに現実を認識してもらう必要があるので、ここでクリーチャーの手に掛かって死なせるわけにはいかないという。
にしても、三角頭ちゃんはデザインが本当に素敵。はー! かっこえー! ってなります。
翻弄されるジェイムス
この辺は前々作、前作でも同じですが、過去作の主人公さながら、ジェイムスもパニック状態! に陥っていましたね。そりゃあそうか、ではあるんですけど。
そもそも、ゲーム未プレイ勢としては、前々作、前作の映画版「サイレントヒル」がすべてなので、人が闊歩していた(している)時代の一見まともなサイレントヒルというのがまず新鮮。ゲーム未プレイ勢からしたら、灰の世界=サイレントヒルみたいなものなので。
サ、サイレントヒルに住んでいたですって!? となりました(笑)。
トンデモ展開で迎えるラスト
と、まあ、賛否両論(主に否)が出るとしたら、ラストの展開でしょうね。
これは好き嫌いに分かれるだろうなあと思ったところだった。
少なくとも、解釈は2通りあると思うけど(想像力豊かな人はもっと考えつくかも?)。最後になって「そ、想像していた方向のラストではない……!」と衝撃を受けた人は多そう。でも、クリストフ・ガンズ監督の「サイレントヒル」は面白かったです。
映画「リターン・トゥ・サイレントヒル」が好きな人におすすめの作品
映画「リターン・トゥ・サイレントヒル」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 悪魔のいけにえ(1974)
- スマイル2(2024)
- M(エム)絶望の世界(2023)
- WEAPONS/ウェポンズ(2025)
映画「リターン・トゥ・サイレントヒル」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年05月31日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:サイレントヒルの世界観再び
(前情報なしで)観るまでは、本作のタイトル「リターン・トゥ・サイレントヒル」を、前作の続きだよ! の意味で解釈していたんですが、たぶんこれ、以前サイレントヒルに住んでいたジェイムスがまた戻ってくるよ! の意味の「リターン」ですね。
クリーチャーのクオリティーも上がっているし、前作ではおざなりになってしまっていた教団とかも出てこないし、ストーリー的にもとてもよかったです。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 18% Popcornmeter 28%
IMDb
4.0/10
Filmarks
2.8/5.0

