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映画「キャリー」あらすじ・感想|クロエ・グレース・モレッツが可愛い!スティーブン・キングの小説を再映画化

キャリー_タイトル ホラー

キャリー [Blu-ray]

数々の作品で主演を務めてきたクロエ・グレース・モレッツが主人公の女子高生を演じています。

スティーブン・キングの同名小説をもとに、1976年に一度映画化された作品ですが、少しの変更を加えてリメイクされました。前回の作品を鑑賞した人には、賛否両論いろいろあるようです。

本記事は2023年11月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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作品情報

タイトルキャリー
原題Carrie
ジャンルホラー、スリラー
監督キンバリー・ピアース
上映時間100分
製作国アメリカ
製作年2013年
レイティングR15+
おすすめ度★★★★☆

あらすじ

狂信的な母を持ち、日々抑圧されながら生活している女子高生のキャリーは、学校でいじめを受けていた。ある日、とある出来事がきっかけで、いじめがさらにエスカレートすることになる。そのあまりの様子に、罪悪感を抱いたひとりの同級生の少女が、自らの彼氏に「贖罪をしたい。キャリーをプロムパーティーに誘ってほしい」と頼むのだが……。

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登場人物

(敬称略)

キャリー・ホワイト(演:クロエ・グレース・モレッツ)

主人公の女子高生。学校では壮絶ないじめに遭っている。狂信的な母親のもとに生まれ育ち、日々抑圧されながら生活しているが、母親のことを愛している。

マーガレット・ホワイト(演:ジュリアン・ムーア)

キャリーの母親。自宅でひとりキャリーを産み、出産直後にキャリーの命を奪おうとする。娘が「女」になることを極端に忌み嫌っている。

クリス・ハーゲンセン(演:ポーシャ・ダブルデイ)

いじめの主犯格。気が強く、自分は間違っていないと思っている。

スー・スネル(演:ガブリエラ・ワイルド)

キャリーをいじめるグループのひとりだったが、シャワー室での出来事(いじめ)のあまりの酷さに罪悪感を覚える。贖罪のため、プロムパーティーが開催される際、自らの彼氏に頼んでキャリーをパートナーにしてもらう。

リタ・デジャルダン(演:ジュディ・グリア)

キャリーたちが通う学校の体育教師。正義感が強く、キャリーをいじめたクリスたちを厳しく指導しようとする。

トミー・ロス(演:アンセル・エルゴート)

キャリーたちの同級生で、スーの恋人。学校の人気者で、いじめ行為をよく思っていない。

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映画「キャリー」の感想

映画「キャリー」の感想です。クロエ・グレース・モレッツがとても可愛らしい作品。どちらかと言えば、ヤングアダルト向けの描写が多かったです。

デ・パルマ版との比較は×

原作はスティーブン・キングの同名小説ですが、1976年に一度、ブライアン・デ・パルマ監督によって製作されているため、どうしても比べたくなってしまうと思います。

でも、それは駄目。

いや、まあ、ストーリー自体はちょっとアップデートされているぐらいでほとんど同じなんで、比較してしまいたくなるのは仕方ないんですけれども。

ただ、そうすると、こちらのリメイク版のほうの良さがあまり出ないというか。

ここが賛否両論たる所以ですね。

デ・パルマ版の「キャリー」が実に素晴らしいものだったのはそうなんですが、クロエ・グレース・モレッツ版のほうも、これはこれでなかなか良かった。

比べずに、これ単体で観たら結構楽しめます。

特に、血みどろのままスーパーナチュラルな力を使っているクロエちゃんはものすごくクールです。

すごすぎるジュリアン・ムーアの怪演ぶり

出演していた俳優さんたちの演技はどれも見事だったんですが、そこを語るうえで外せないのが、なんといっても、キャリーの母親・マーガレット役を演じたジュリアン・ムーア

彼女の演技は本当にすごかった。

すごいというか、すさまじいというか。まさに怪演という言葉がぴったりな感じ。

周囲から見ればちょっと異様なぐらいの狂信ぶりなのに、ストーリーの中であえてそこには触れない(キャリーにはやばい母親がいる程度の描写になっている)のも、余計な情報を与えず想像を掻き立ててくれるので、とても良かったです。

なんというか、宗教の熱心な信者がどうかという話ではなく、単にこの母親の人間性がおかしいだけだというような。

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生々しい母娘の共依存

家でも抑圧され「自分は嫌な思いをしている」と自覚すらあるのに、それでも(どうやら)本心から「ママを愛している」と告げるキャリー。

「あなたは罪深い」としながらも「あなたを愛している」と言い続ける母・マーガレット。

どう見ても共依存です。

キリスト教の狂信者で、女性性(女であること)を罪だとする母親にとっては、その(性交渉の)結果、妊娠・出産と経て命を得たキャリーは「そのもの」だったんでしょうね。まあ、そもそもキリスト教においては確か、生まれたときからすでに罪人である(原罪)という考えだったような気がしますが。

たぶん、マーガレットの場合はそれだけではなくて、自分が犯してしまった罪が目の前にあるという感覚になったのではないかと推察しています。

だから、キャリーは自分の罪そのもの(=自分のもの)という感じで、まるで所有物のような扱いになっていたのではないかと。そうなると、最終的に自分でどうにかしなければいけないと考えたのも、ロジック的には理解できます。

幼いキャリーの言動「mama」

これは監督が意図してそうしたのかそうでないのかはわからないんですが、キャリーは事あるごとに、母親であるマーガレットのことを「mama」と呼んでいました。

私は長く海外(英語圏)で生活していたんですが、この年頃の女の子が「mama」と呼んでいるのを、ほとんど見たことがない。私だけかな。いや、そうかも。もしそうならすみません。

ただ、だとしてもです。

「mama」って、日本語に直訳すると「お母さん」「ママ」で合ってはいるんですが、なんでしょう……イメージ的には、幼児が母親に向かって呼びかけているときぐらいの幼さがあるというか。

同じ「ママ」でも「mom(mum)」はよく聞きますけどね。

プロムに行く年頃の女の子としては、やっぱりちょっと子どもっぽい。

狂信的な母親とは異なり、キャリーの宗教的な側面はほとんど描かれていませんでしたが、このあたりに「女になりたくない」「無垢な娘のままでいたい」というような、母親から植え付けられた無意識の価値観を感じさせられました。

そこにはさらに、そうでないと母親に愛してもらえないという恐怖もあったのかもしれません。こうなると、単なる宗教に基づく価値観であるということより複雑になってきますね。

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登場人物みんなエゴイスト(素晴らしい描写)

今回、このような惨劇が起きてしまったのは、誰が意図したことでもありませんでした。

悪気なく(むしろ正しいと思って)母親は娘を抑圧し、悪気なく(これが一番駄目ですが)同級生は「みんなと違うキャリー」をいじめ、苦しめた。その中のひとりが罪悪感を覚え、贖罪のためだと言って悪気なく、彼氏にキャリーをプロムに連れて行くよう頼み、悪気なく彼氏はその通りにした。

いじめはもちろん駄目。

でも、この作品を見たときになんとも言えない気持ち悪さを感じたのは、そこではなかった。いじめは誰が見ても駄目なことですが、こう、なんだかモヤモヤしたものがあったというか。

そこでよく考えてみたんですが、これって結局、いじめはさすがに(悪気がなくとも)悪意はあったとして、それ以外のところでは一切、純度100%の善意からくる行いだったんですよね。

気持ち悪い。

え、なにがって?

だって、普通、すべてが贖罪のためだととして、彼氏をわざわざ「貸し出したり」します? しかも、あたかも人気者である同級生(彼氏)に誘われたらキャリーだってうれしいだろうとでも言いたげな態度。

自分だったら当たり前にありがた迷惑としか思わないけどな。なんなら、ありがたくさえない。ただの迷惑。

自分だけは「良くなかったことをちゃんと反省して、被害者に謝罪の意を行動で示せるまともな人間」であることをアピールしたかっただけのようにしか思えない。

それ以上に、彼氏が人気者であるならなおさら、彼女(スー)を差し置いてその彼氏(トミー)に誘われたいじめられっ子のキャリーが周囲からどう見られるか、まったく考えていないことになりますし。いじめっ子グループにいた割に、いじめというものをわかっていない。

スーのしたことは、キャリーへの贖罪というより、自分を罰することで罪の意識を軽くしようとした自己満でしかなかったと思います。

だいたい、ただキャリーに埋め合わせをするだけでいいのであれば、彼氏を貸し出すのではなく、人気者できっと交友関係も広いであろう彼氏に頼んで友達を紹介してもらうこととかもできたはずです。それをしなかったあたり、なんかいろいろと間違っている。

それに、そんな彼女の提案に(しぶしぶと言えども)乗っかって、キャリーに甘い言葉を吐き続けたトミーも同罪でしょう。

確かに私も、海外にいたときにドレスなどを着れば「You look gorgeous today.(今日の君は美しいね)」などと言われることはありましたが、単なる友人同士の場合、相手が異性であってもあんなふうに口説くような感じにはならない……と思う

あのトミーの雰囲気なら、異性と関わってこなかったいじめられっ子でなくとも「私、今口説かれてる!?」となるような気がする。

「彼女(スー)に頼まれたんだ」と言わなかったのはトミーの優しさでしょうが、これも彼女に嫌われたくないからという一種のエゴのようなものが感じられます。

あとね、デジャルダン先生も駄目。

いじめられていたキャリーを庇って、その後もなにかと気にかけてくれる素敵な先生だろうって?

まあ、見ようによってはそうですね。

でも、個人的には、自分に酔っているようにしか見えなかったんですよね。

最初こそ、いじめの現場を目撃してしまったことで、上司(校長)に解決するよう指示されたのは事実なんですが。でも、その後の行動はおそらくデジャルダン先生の意思によるもの

知り合いの少ないキャリーを気にかけてくれるのは、本当に良い人。

そのはずなのに、どこかモヤッとしてしまうのは、キャリー以外……つまり、スーやトミーに対してはちょっと厳しいんじゃないかと思ってしまうからです。

まあね、スーもキャリーをいじめるグループの一員だったわけですから、警戒したくなるのはわかります。ただ、スーもトミーもデジャルダン先生の生徒であるのは同じ。

あんまり「またなにかするんじゃないでしょうね?」みたいなテンションで、詰問するように話しかけないであげてほしいなと思うわけです。こういうのがあるから、デジャルダン先生も結局は自己満? と考えてしまいます。

いじめられていたキャリーに寄り添える自分は優しい、みたいな。

つまり、なにが言いたいのかというと……悪意のない偽善ほど気持ちの悪いものはないということ。

それが無自覚だというのだから、なおさら性質が悪いですよね。

今回に限って言えば、スーもトミーも、本人からしたら100%相手によかれと思ってやったことだったわけで。

ただ、じゃあ「キャリー以外のことは一切考えませんでしたか? 例えば、他の誰かに良く思われたいとか、他人からどう見られるかとか」と尋ねたら、イエスとは言えないんじゃないかな。結局、彼らのしたことは自分の気持ちを満足させたいだけのエゴだから。

それを、あたかも「あなたのためなのよ」とでも言いたげな態度で嘘を吐くから、あの悲劇が起きたんじゃないでしょうかね。

そもそも、最初から、トミーがキャリーを誘うのはスーの贖罪のためだけれど、一緒に楽しもうと思っているのは本当で、いじめなんかが間違っているというのはトミーも同意するところだから、この機会に交友関係を広げようとエゴ0%で打ち明けていたら、キャリーが暴走することもなかったような気がしますし。

トミーはキャリーに友達自体ほとんどいないことを知っていただろうに、あんなふうな距離の縮め方をして、キャリーが自分に好意を持ってしまったらとか思わなかったんかな。

まったく思わなかったとしたら人の気持ちに鈍すぎるし、思ってあれだとしたらちょっといけすかない奴だし、逆にキャリーのことが気になっていたんだとしたら、それはそれで不誠実だなと思う。

最初は真っ直ぐで自分の気持ちに正直な少年だと思っていたのに、個人的には、プロムのシーンで「んん?」と思ってしまいました。まあ、スーの反応的にも、なんとなくキャリーにある程度の好意は持っていたんじゃないかなとは思いますが。

いろんな感想がある中で、特にこういった人間関係の絶妙な描写圧倒的にうまいと感じました。

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日本人として受け入れられないトミーの倒れ方

基本的にネタバレなしで感想を呟いていきたいので、どんなとは明言しませんが……。

たぶん、トミーの倒れ方に納得がいかないという日本人は多いのではないでしょうか。

うん、こればかりは誰も悪くない。監督も、脚本家も、その他製作陣も。誰も悪くないんだけど、日本人的にはどうしてもクスッと笑ってしまう

シリアスな場面なのに、本当に申し訳ない。

ポーシャ・ダブルデイの狂った演技

キャリーの母・マーガレットを演じたジュリアン・ムーアの演技がすさまじかったのは先に述べた通りなんですが、同様に、いじめの主犯格であるクリス・ハーゲンセンを演じたポーシャ・ダブルデイの演技もすさまじかった

本気で腹が立ちました。

リアルすぎて、胸が痛くなるというか。胃がキリキリするというか。こういう人、実際にいそうだなと容易に想像ができるというか。

でも、「うわあ、こいつムカつく」と思えるのって、俳優さんの演技力の賜物ですよね。

クリスが女子高生としてただ性格が悪いというだけでなく、なんていうか、こう、人の苦しむ様をどうしても見たいという頭のおかしさみたいなものを非常に上手に表現していました。

一線を越えたときの顔なんて、やばかった。

瞳孔が開いている感じ。

(クリスのような)ああいうタイプは、キャリーをいじめたことに罪悪感を抱いたりしないし、なんなら先生に怒られたことを全力で恨んで人のせいにするんですよね。他責タイプ。絶対に友達にはなりたくない人種です。

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映画「キャリー」が好きな人におすすめの作品

映画「キャリー」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

  • へレディタリー/継承(2018)
  • ミッドサマー(2019)
  • 炎の少女チャーリー(2022)
  • シャイニング(1980)

まとめ:エンターテインメント寄りのホラー

デ・パルマ版「キャリー」はホラーですらなく、どちらかといえばホラーの皮を被ったヒューマンドラマという感じでしたが、本作は完全にホラー。

しかも、エンターテインメント要素が強くなっているので、ホラーが苦手という人にも楽しめます。また、スーパーナチュラルな力が出てくることもあり、ティーンやヤングアダルト向けにつくられていると感じました。

もちろん、大人が観ても面白いです。

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