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映画「ザ・デッド インディア」あらすじ・感想|どこを見てもゾンビ!人口の多いインドで大パニック

ザ・デッド インディア_タイトル ホラー

ザ・デッド:インディア(字幕版)

映画「ゾンビ大陸 アフリカン」の続編。

続編といっても、そもそも場所が違うのでどちらから観ても大丈夫だと思います。アフリカの次はインドって、国の選び方がすごいですよね(褒め言葉)。

ただ、正直、スリラー感はあまりないので、ヒューマンドラマとして観たほうがいいかもしれない作品。

本記事は2024年06月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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ワンフレーズ紹介

どこへ逃げてもとにかくゾンビ。

作品情報

タイトルザ・デッド インディア
原題The Dead 2 India
ジャンルホラー、スリラー、ヒューマン
監督ハワード・J・フォード、ジョナサン・フォード
上映時間98分
製作国イギリス
製作年2013年
レイティング
個人的評価★★★☆☆

あらすじ

電気技師として、風力発電開発のためインドに滞在していたニコラス。ある日、インド人の恋人から「妊娠した」と電話で報告を受けるニコラスだが、突如として、電話越しに恋人のいる街中がパニックになっているのが聞こえてきて……。

登場人物

(敬称略)

ニコラス・バートン(演:ジョセフ・ミルソン)

電気技師。風力発電開発のため、インドに滞在している。インド人女性、イシャニの恋人。

イシャニ(演:ミーヌ・ミシュラ)

ニコラスの恋人。妊娠したものの、ニコラスの交際自体を父親に反対されている。

イシャニの父親(演:サンディップ・ダッタ・グプタ)

厳格な性格で、アメリカ人のニコラスと娘の交際を強く反対している。

イシャニの母親(演:プーナン・マートゥル)

娘を愛する母親。父親の決めた相手(イシャニの父親)と結婚したが、思うところがあるようで……。

ジャベド(演:アナンド・クリシュナ・ゴヤール)

ニコラスがイシャニのいるムンバイに向かう途中に出会った少年。孤児。

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映画「ザ・デッド インディア」の感想

映画「ザ・デッド インディア」の感想です。ゾンビ映画といえば、アメリカのイメージが強い(最近は韓国も)ですが、今回の舞台はインド!

どの画角にもとにかくゾンビ

2023年時点でのインドの人口は、推定で約14億2860万人(※1)。

なんと、ついに中国を上回ったそうですね。すごい。

本作のジャケットにも「迫り来る、12億の恐怖」と書かれているとおり、人口最多のインドがゾンビだらけになるという大パニック!

主人公が何もない開けた場所をひたすら歩いているようなシーンでも、画角のどこかに必ずといっていいほどゾンビが映り込んでいるのが斬新で、なかなか面白かったです。

普通なら「ゾンビ、多すぎィ……!」とツッコみたくなる部分ですが、(人口が多いという)動機付けが完璧なだけに、「まあ、インドだもんね……」で納得できてしまいます。

(※1 参照:インド人口が世界最多に、年央ごろ中国を290万人上回る=国連|ロイター

パワーのないのろのろゾンビ

最近はゾンビの種類も多様化してきて、めちゃくちゃダッシュしたり怪力だったり、いろいろですよね。

その点で言うと、本作に出てくるのはのろのろ系ゾンビ

なので、遭遇してしまったときにものすごい驚異になるかというと、一対一ではそんなこともないんですけれども。

いかんせん、人口の多いインドなので、数の暴力って感じ。ただ、主人公が旅をするのは密度の高い都市部ではないため、先述したとおり、どこにいても画角のどこかに必ずゾンビがいる程度のもの。

まあ、だからこそ怖いというのはありますね。

いくらのろのろ系ゾンビでも数には勝てないし、その数には勝てないゾンビが必ず近くにいるのって落ち着けないし、ずっとやんわり恐怖が続いている感じで嫌すぎる。

個人的にゾゾッとしたのは、ニコラスが屋内で仮眠を取る際に、外からじいっと覗いてくるシーン。何をするわけでもないんだけれども、何もせずに覗いているだけだからこそめちゃくちゃ不気味でした。

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ほとんどロードムービー

本作を生粋のゾンビ映画と言っていいのかというと、まあ、そのとおりではあるんですけれども、ロードムービー要素が強かったという点で、好き嫌いに分かれそうな内容ではあるなと感じました。

自分がいた場所から、恋人のいるムンバイまでの道のり。

自分と、自分の過去と向き合いながら進むニコラス。

途中途中のゾンビなんて、ほとんど画角のどこかに映っているだけですからね。先述したとおり、だからこそ怖いのはそうなんですが、ゾンビ映画に期待されるようなグロさや派手なアクションシーンなんかはありません

主人公補正ありき(ただし主人公は普通の人)

本作を観て思ったのは、主人公補正かかってんなあ、ということ。

ロードムービー要素が強いといっても、当然ゾンビと対峙することはあるわけで。

街中の人が結構バンバンやられていっちゃうのに、主人公は「これ、もう駄目じゃない!?」と思えるようなところでも、ギリイケたりする

百歩譲ってそれが許されるとしたら、主人公がめちゃくちゃ強かったというパターンだと思うんですけれども、いかんせん、ニコラスはとてつもなく普通の男性。本当にね、びっくりするぐらい普通なんです。

ゾンビ相手に銃を向けるのも、最初は躊躇ってしまうぐらい。

それが、恋人の待つ遠く離れたムンバイまで辿り着こうというのだから、主人公補正ありきの物語ですね。

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もう少し丁寧に描写してほしかったシーン多数

私はこの作品が結構好きだったのですが、しかしながら、もう少し丁寧に描写してほしかったシーンがいくつかありました。

その代表的なシーンが、「子どもたちがいるから……!」(確かこんなだった)と言いニコラスたちからバイクを盗み、逃走した男性が、結局は子どものゾンビに襲われて絶命するところ。

これ、めちゃくちゃ良い素材じゃないですか?

もう少し掘り下げてほしかった……!

……のに、ここにはあまり触れられず。「愛する子どもたちを守りたい一心で、本当は悪い人じゃないんだけれども、人様のバイク(実際はニコラスのでもないけど)を盗んでまで家に向かったのに、結局は子どものゾンビに襲われて亡くなってしまう」という、いかようにも調理できそうな素材(設定)。

余計なことに時間は割けないということかもしれませんが、もったいないなと感じてしまったのが正直なところでした。

スッキリしない終わり方

極力重大なネタバレは控えたいので、詳細は書きませんが、スッキリはしない終わり方でした。

モヤモヤが残る。

これは「人によってはモヤモヤが残るかも」というレベルじゃなくて「これ、絶対みんなモヤモヤ残るよね!?」レベルでした。

見ようによっては、それがまた良い作品ではあるんだけれども、なんとも言えない感情で終わりましたね。

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映画「ザ・デッド インディア」が好きな人におすすめの作品

映画「ザ・デッド インディア」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

  • ゾンビ大陸 アフリカン(2010)
  • サンズ・オブ・ザ・デッド(2016)
  • インド・オブ・ザ・デッド(2013)
  • ゾンビ・サファリパーク(2015)

まとめ:インドでゾンビが大量発生!

インドの人口の多さをうまく生かしたゾンビ映画でした。

昔ながらののろのろゾンビ。でも、昔ながらのゾンビよりずっとねっとりした感じで、これはこれで良かったです。

主人公が最強! ではなく、至って普通の人間というのも、ゾンビものとしては物足りなくありましたが、やっぱりこれはこれで現実味があって◎

Rotten Tomatoes
TOMATOMETER ―% AUDIENCE SCORE 35%
IMDb
5.1/10

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