
ロジャー・ラビット (字幕版)
アニメーション×実写の名作!
1988年の作品なんですが、この年代の作品でこのクオリティー。
本当に……もっと評価されてしかるべき作品だと思いましたね。いや、評価はされているんだと思いますが、もっと! いつか、地上派とかでも放送してほしい……。
本記事は2025年02月14日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
キュートなトゥーンたちが大騒ぎ!
作品情報
タイトル | ロジャー・ラビット |
原題 | Who Framed Roger Rabbit |
ジャンル | コメディー、アニメーション |
監督 | ロバート・ゼメキス |
上映時間 | 104分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1988年 |
公開年 | 1988年 |
レイティング | G |
個人的評価 | ★★★★★ |
あらすじ
トゥーンタウンのスター、ロジャー・ラビットは、妻ジェシカの浮気疑惑について悩んでいた。そのせいで、撮影にも身が入らない。撮影所の所長マルーンは、浮気が決定的なものとなれば、ロジャーも演技に集中できるのではないかと考え、売れない探偵エディに、ジェシカの浮気現場を押さえるよう依頼する。しかし、エディがジェシカの浮気を掴んだ翌日、ジェシカの浮気相手が亡くなった状態で発見されたのだった――。
登場人物
(敬称略)
ロジャー・ラビット(声:チャールズ・フライシャー)
トゥーンタウンのスター。妻ジェシカが浮気しているのではないかと悩んでいる。ジェシカの浮気相手が亡くなったあと、行方をくらました。
エディ・バリアント(演:ボブ・ホスキンス)
探偵業を営んでいるが、あまり儲かっていない。過去の経験から、トゥーンたちを良く思っていない。
ドロレス(演:ジョアンナ・キャシディ)
エディの恋人。バーを経営している。
R.K.マルーン(演:アラン・ティルヴァーン)
撮影所の所長。ジェシカの浮気現場を押さえるよう、エディに依頼した人物。
ジェシカ(声:キャスリーン・ターナー)
ロジャー・ラビットの妻。セクシー美女で、夫であるロジャーに浮気疑惑をかけられている。
ドゥーム刑事(演:クリストファー・ロイド)
行方不明になったロジャーを追いかけてくる。
映画「ロジャー・ラビット」の感想
映画「ロジャー・ラビット」の感想です。正直、もっと早く出合いたかった……! と思った作品のひとつになりました(良すぎて)。
監督はロバート・ゼメキス
本作で監督を務めたのは、なんとあのロバート・ゼメキス氏です。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)や「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)、「キャスト・アウェイ」(2000)など、数々の名作を手掛けてきたあの人ですね!
私としては「これも名作と言われているな。一応、観ておこう」程度の気持ちで手に取り、「面白い!」と思ったらロバート・ゼメキス監督の作品だったというパターンが結構あります。
アニメーション×実写
例えば、映画「メリー・ポピンズ」(1964)のように、アニメーション×実写で作られた映画はこれまでにもあったと思うんですけれども、こう、アニメーションのキャラクターたちと実写の人間がこうも自然に触れ合ったりするのは、この時代、さすがになかったんじゃないかなと思います(不勉強でしたら、申し訳ない……!)。
でもね、もし他にあったとしても、この完成度の高さはすごいですよね。
「これ、どうやって撮影してるのー!?」と、食い入るように見つめてしまいました。だって、本当にトゥーンたちがそこに存在しているかのような自然さなんですもの。びっくりしちゃった。
ちなみに、実写を撮影したあとに、アニメーションを合成したそうです。……ははぁ。
エディとロジャーのテンポの良い掛け合い
また、本作では売れない探偵エディと、容疑者になってしまったロジャーの掛け合いが素晴らしくぴったりハマっていました。
テンポが良くて、聞いていて気持ちが良い。
この会話の応酬も非常に自然で、トゥーンたちの存在にリアリティを与えてくれていました。
「こんなにぎやかなトゥーンたちが近くにいたら、寂しくもならないし、少しイラッとすることはあっても、楽しくいられるんだろうな」と、ちょっぴりエディが羨ましくなったり(笑)。
たくさんのディズニーキャラたち
で、本作には、たくさんのディズニーキャラクターたちがカメオ出演していました(ディズニー以外のキャラもいましたが)。
ディズニーの代表的なキャラクターであるミッキーマウスとミニーマウスをはじめ、本当にさまざまな……さまざまなキャラたちが!
豪華すぎて吐きそう(?)。
なんていうか、「いいんですか!? こんなにたくさん!?」みたいな、ラッキー! という感情が生まれました(笑)。
推しはトゥイーティーとミッキーマウス
その中でも、個人的な推しはトゥイーティーとミッキーマウスでした。
というか、そもそもトゥイーティーとミッキーマウスの共演自体、奇跡な感じですが。
可愛らしいトゥイーティーが悪気なくエディを追い詰めるシーンでクスッときて、その後のミッキーマウスの「You could get killed! ハハッ!」のセリフに大爆笑!(ミッキーマウスが言わなそうなセリフ! みたいなショートコントで出てきそう)
しばらくツボって先に進めませんでした。すごいよ、本当……。
ジェシカの芯の強さ
あとは、浮気疑惑でロジャーを悩ませていたセクシー美女のジェシカ(妻)。
夫のためならなんだってするわ!
みたいな意気込みが、とても格好良かったです。実際、本心からそう思っているようでしたしね。なんだよ、ラブラブってことかよぉ! って。
このあたりは話の本筋ではなく、もどかしさもほとんどないので、観ていて安心できました。
映画「ロジャー・ラビット」が好きな人におすすめの作品
映画「ロジャー・ラビット」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- スランバーランド(2022)
- ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)
- SPACE JAM/スペース・ジャム(1996)
- モンキーボーン(2001)
まとめ:ただただ技術がすごい作品
初見だと、まあ「90年代にこのクオリティーですか!?」と驚いてしまう素晴らしい作品でした。
実写撮影のあとに、アニメーションを合成したとはいえ、大きな労力がかかっていることに疑いはなく。キャラクターたちの豪華な共演も、見ごたえ抜群でした。
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 96% AUDIENCE SCORE 85%
IMDb
7.7/10