
オーメン (字幕版)
映画「オーメン」の感想です。
70年代ホラーの名作!
このあとも続編が出たりドラマシリーズ化したりした人気作品ですね(視聴率が振るわなかったものもあったようですが)。
人間に降りかかる理不尽さがすごい。

映画「オーメン」の見どころは……
- ダミアンの無邪気かつ邪悪な表情。
- 静かに日常が崩壊していく理不尽さ。
- 聖書の文言を「政界」解釈。
本記事は2026年08月08日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
あらすじ
6月6日午前6時。ローマの産院で出産したキャサリンだが、子は生まれてすぐに亡くなっていた。夫ロバートは、妻に内密に同時刻に生まれた他人の子を引き取ることを決意。ダミアンと名付け、育てることにした。しかし、ダミアンの5歳の誕生日、乳母が「あなたのためよ」と叫んで首吊り自殺をしたときから、一家の周りで不可解な出来事が起こるようになるのだった……。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ロバート・ソーン
(演:グレゴリー・ペック)
アメリカ人外交官。出世を果たし、駐英大使に任命される。妻に内密に他人の子を引き取り、ダミアンと名付けた。
キャサリン・ソーン
(演:リー・レミック)
ロバートの妻。ダミアンが実子でないことを知らず、血のつながった息子だと思って育てている。
ジェニングス
(演:デヴィッド・ワーナー)
写真家。ロバートに近付いてくる。
ミセス・ベイロック
(演:ビリー・ホワイトロー)
新しくやって来た乳母。悪魔のしもべ。
ダミアン
(演:ハーヴェイ・スティーヴンス)
ロバートに引き取られソーン夫妻の実子として育てられるが、実は悪魔の子だった。
ブレナン神父
(演:パトリック・トラウトン)
ダミアンが生まれる瞬間に立ち会ったと主張する神父。執拗にロバートに接触を試みる。
映画「オーメン」の感想
映画「オーメン」の感想です。理不尽ホラー! でした。今、この時代に観ても面白いのはすごい。
悪魔の子ダミアン
ダミアンは悪魔の子だった! というお話でした。
まず、実子が生まれてすぐ亡くなったからって、出産した本人(妻)に内緒で他人の子を引き取るなんて駄目よ、という感じですね(笑)。まあ、ここもおそらく悪魔の力が働いているとは思うのですが。
なので、全体的に理不尽。目をつけられたらもうどうしようもない感じ。
理不尽ホラーの金字塔
途中までは、まあ確かに? 悪魔が介入してくるなんて理不尽だけど? 子を入れ替えたりしなければ始まらなかったことだしねえ? と悠長に(?)構えていたんですが、中盤、実子が殺害されていたことが明らかになるんですよね。つまり、ロバートの子になるために悪魔がそうしたということ。
なら、ロバートが「実子としてダミアンを引き取る」と決断してしまったのにも、悪魔の力が働いているのかなと(先述)。ダミアンをロバートに預けたスピレット神父については詳しく語られなかったけど、もとは悪魔の手先みたいなものだったのかな? ミセス・ベイロックみたいに。
出産に立ち会ったというブレナン神父が「あれ(ダミアン)の母親は山犬だ!」とか言っていましたしね。スピレット神父が何も知らないわけがない。
ジェニングスと乳母
全体的に理不尽なお話ではあるけれども、個人的に、「この人可哀想!」と思ったのはジェニングスと乳母。
乳母なんて、たぶんあれ、ミセス・ベイロックが新たな乳母として潜り込むために排除されただけでしょ。乳母を続けられなくなるなら怪我とかでもよかったはずなのに、超理不尽。そういうのは調整できないんですかね。それとも、排除=死しかないとか?
そして、その上を行く理不尽を味わったのがジェニングス(笑)。
写真を撮っていただけなのに。「俺が殺す!」という意思にアウト判定が出たということですよね、きっと。こうなる前の時点で写真に予兆は出ていたけど、悪魔的には、近い将来、ジェニングスが自分を排除しようとすると確信していたということか。
ジェニングスの死に方はとても嫌。
ダミアンの母キャサリン
そう言えば、理不尽レベルで言ったらキャサリンもなかなかのものですよね。
なにしろ、ダミアンが実子でないことを知らされていなかったのだから。
劇中、精神的に病んだキャサリンが「ダミアンは自分の子ではない!」と言っている、みたいなシーンはあったけれど、(事実であっても)キャサリンはそれを知らないわけだから、実の子だと思えなくなった自分に苦しんだのではないかと想像してしまう。5歳ぐらいのときまではものすごく可愛がっていたわけですし。
少しずつ日常を壊していく悪魔。やっぱり理不尽。
宗教と政治
あと、この作品がすごいのは、悪魔を宗教世界から出したところにあると思う。
映画「死霊館」シリーズ(2013~)とかもそうですけど、悪魔が出てくる作品ってだいたい宗教がセットになっていますよね。そりゃそうって感じなんですが。
それを、この映画では政界に介入する存在として描いた。悪魔が外交官(政治家)であるロバートに子を育てさせたかったというとこからしてもう斬新。なんでも、聖書に「永遠の海」という文言があるらしいのですが(ここは詳しくないので申し訳ない)、それを「政界」と解釈したとかで。
歴史的に、宗教と政治は対立しがちなイメージがあったので、このアイデアはとても好きでした。
ロバートが政治家じゃなかったら、なんていうことも考えてしまいますね。面白かったです。
映画「オーメン」が好きな人におすすめの作品
映画「オーメン」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年08月08日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:抗いようのない理不尽ホラー
人間には抗う術なし! という感じで、理不尽さが心地よい映画。
ジェニングスみたいな死に方は嫌だなあ、と思ったり(乳母のシーンもけっこう嫌)。こう、じわじわと周りから攻めてくる感じがいやらしいですよね。
面白くて、シリーズ化する理由もわかります。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 76% Popcornmeter 81%
IMDb
7.5/10
Filmarks
3.5/5.0

