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映画「デイ・アフター・トゥモロー」あらすじ・感想|ちょっと現実味を帯びてきたディザスター・ムービー

デイ・アフター・トゥモロー_タイトル アクション

デイ・アフター・トゥモロー (字幕版)

「ロード・ハウス/孤独の街」(2024)や「ライフ」(2017)などで知られる、ジェイク・ギレンホール主演の作品です。

温暖化の影響により、地球が氷河期を迎えるというパニックもの。怖いけど怖すぎない、個人的には「丁度良い」パニック映画でした。

本記事は2024年08月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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ワンフレーズ紹介

――父が来るまで、必ず。

作品紹介

タイトルデイ・アフター・トゥモロー
原題The Day After Tomorrow
ジャンルアクション、アドベンチャー、SF、パニック
監督ローランド・エメリッヒ
上映時間124分
製作国アメリカ
製作年2004年
レイティングPG-13
個人的評価★★★★☆

あらすじ

気象学者のジャックは、南極の調査中、棚氷が溶け始めた光景を目撃する。地球温暖化の影響だった。これはまずいと地球の危機を訴えるが、大統領など国の上層部には相手にされない。しかし、その後すぐに世界各地で異常気象が起こり始め、例えばニューヨークは酷い豪雨と高潮に襲われたりもした。そんなニューヨークには、ジャックの息子とその友人が滞在していて――。

登場人物

(敬称略)

ジャック・ホール(演:デニス・クエイド)

主人公のひとりで、気象学者。地球温暖化を深刻に捉え、近いうちに来るであろう地球の氷河期化について警鐘を鳴らしたが、真剣には取り合ってもらえなかった。異常気象が起きたあとは、ニューヨークにいる息子を助けに向かう。

サム・ホール(演:ジェイク・ギレンホール)

もうひとりの主人公で、ジャックの息子。高校生学力コンテストに参加するため、友人たちと共にニューヨークに滞在していた。秀才だが、優秀すぎるが故に、学校ではカンニングを疑われ、落第点をつけられたことも。チームメイトであり同級生のローラに好意を持っている。

ローラ・チャップマン(演:エミー・ロッサム)

サムたちと共に、高校生学力コンテストに参加していた。サムの想い人。

ブライアン・パークス(演:アージェイ・スミス)

サムとローラのチームメイト。

ルーシー・ホール(演:セーラ・ウォード)

ジャックの妻で、サムの母親。医師。

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映画「デイ・アフター・トゥモロー」の感想

映画「デイ・アフター・トゥモロー」の感想です。デニス・クエイド&ジェイク・ギレンホールのW主人公! どちらも格好良くて非常に満足度が高い作品です。

リアルといえばリアル

私が初めてこの作品を観たのは、確か高校生ぐらいの時だったと思うんですが、その時は「ほへー(ぽかん)」という感じで、あくまでもフィクションとしてしか考えていなかったんですよね。

ところが、地球温暖化が声高に叫ばれるようになって久しく(いや、高校生当時もすでに叫ばれてはいたんですが、あまり実感がなく、興味もなかった……)、ここ数年の異常気象や夏の暑さを考えると、いよいよリアルな世界観になってきたのではという感じがします。

フィクションはフィクションなんだけど、いつか訪れるであろう未来、みたいな。嫌だなあ。怖いなあ……せめて、自分が死んだあとにしてくれないかなあ! と思ってみたり。

若かりし頃のジェイク・ギレンホール

本作には、若かりし頃のジェイク・ギレンホールが出ていますね。

現在(2024年時点)40代のジェイク・ギレンホール(毎回思うけど、名前がめちゃくちゃ格好良い)。 なので、2004年製作の本作撮影時には、20代前半というところかな? 美男子というか、儚げな感じでなかなか良い。

もちろん、今のジェイク・ギレンホールも素敵ですが!

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多数派VS少数派

ディザスター・ムービーでよくある「どの意見に従うのか」問題。

本作でもあります

大多数の意見に従って(寒い)外に出て行くのか、中にとどまるべきだという少数派の意見に従うのか。

難しい天秤ですね。

もし、自分がこの作品の登場人物(モブ)だったらどうするだろう。映画好きな私としては「こういう時、不利に見えた少数派の人たちのほうが、実は助かったりするんだよな……」と思いはするかもしれないけど、刹那的な安心感を得るために、結局は大多数の意見に従い、外に飛び出して行ってしまうかもしれない。

そもそも、危険な状況でじっと動かずにいるのって、それだけで精神的負荷がすごそう。動いていたほうが、不安なことを考えずに済みそうですし。

外に行く決断をした人たちには、こういう心理的な防衛本能みたいなものも作用していたような気がします。

アクション要素も◎

ディザスター・ムービーにしては珍しく、主人公(息子:サムのほう)は静の動きをする本作。つまり、一カ所にとどまるという決断をする。父親が助けに来るまで。

普通なら「えー! そんなのパニック映画として成り立つの!?」という感じですが、サムはサムで、外に出なければならないイベントが起こったりします。そのあたりのシナリオがとてもうまかったですね。

そんな中で、狼(いや、野犬か?)に襲われるシーンなどは、割としっかりめのアクションでとても良かったです。こう、泥くさいというか、凡人ならではの地味な戦い方で。

学力コンテストに出るような秀才たちといえども、フィジカルはいたって普通の人なわけですし。

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大迫力の津波(大潮)シーン

あとは、津波(大潮)が押し寄せ、ニューヨークシティーを飲み込んでいくシーン。

とにかく大迫力でした。 正直、津波がリアルな国の住人としては、ちょっとヒュッとするような恐ろしさがありましたけれども。

家族の物語

作中には、一応恋愛要素のようなものが散りばめられてはいたものの、基本的には家族の物語という感じに近かったですね。

母親と父親、そして息子。

この3人の視点で、それぞれ違った角度から一連の出来事について見ることができます。

息子を一番に心配しながらも(医師として)病気の子どもと残り、励まし続ける母親。自分の仕事はしたうえで、命を懸けて息子のもとに向かおうとする父親。父親の言葉を信じ、今できることをやろうとする息子。

みんな、家族を強く信じていて、その健気な姿にホロリと来てしまいました。

サムにしても、父親が危険を冒してまで自分のもとに来てくれるなんて、それだけでとっても心強かっただろうな。 父親のジャック役を演じたデニス・クエイドが途轍もなく格好良いんですよ、これが。

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映画「デイ・アフター・トゥモロー」が好きな人におすすめの作品

映画「デイ・アフター・トゥモロー」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:少しずつリアルに……

地球温暖化の影響により、地球が氷河期を迎えるという本作。

少しずつ、ありえない世界ではなくなってきた感じがあります。ちょっぴりリアルになってきたというか。

その辺も含めて、観る時代によって感じ方が変わる作品かなと思います。フィクションありきのディザスター・ムービーにしては珍しいタイプかも。

Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 45% AUDIENCE SCORE 50%
IMDb
6.5/10

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