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NEW!映画「終わりの鳥」あらすじ・感想│死は誰にでも平等に訪れる……余命わずかな少女と母の物語

終わりの鳥_感想タイトル ファンタジー

終わりの鳥

映画「終わりの鳥」の感想です。

余命わずかな少女の前に死を告げる鳥が現れるお話。

正直、めちゃくちゃインパクトがあったというわけじゃないけれど、意外なことに鑑賞後の満足度は高めでした。生と死を題材にしつつも、その先に希望が持てる描かれ方。

本記事は2026年01月18日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。

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ワンフレーズ紹介

余命わずかな少女の前に現れたのは死を告げる鳥。娘の死を拒む母と、命の終わりを受け入れる娘の選択。

作品情報

タイトル終わりの鳥
原題Tuesday
ジャンルファンタジーヒューマン
監督ダイナ・O・プシッチ
上映時間110分
製作国イギリスアメリカ
製作年2024年
公開年(米)2024年
レイティングG
好きレベル★★★★☆

あらすじ

余命わずかな少女の前に、ある日、不思議な鳥が現れる。それは地球を回り、人々に死の宣告をする「デス」という名の鳥だった。直感でそれに気がついたチューズデーは、咄嗟にジョークでデスを笑わせ、外出中の母ゾラが帰ってくるまで死の宣告を待ってもらうことに成功。しかし、ゾラは娘に死が迫っていることを知り、半狂乱になりながらデスを排除しようとするのだった――。

主な登場人物

(以下、敬称略)

チューズデー

(演:ローラ・ペティクルー)

不治の病を患い、余命宣告をされている少女。デスの正体を察するが、本人は穏やかに死を受け入れる様子を見せる。

ゾラ

(演:ジュリア・ルイス=ドレイファス)

チューズデーの母親。日々、仕事で忙しくしていると語るが、実は無職。日中は外で時間を潰しており、チューズデーの状態を受け入れられずにいる。

ビリー

(演:リア・ハーヴェイ)

看護師。ゾラの外出中、チューズデーの世話をしている。

デス

(声:アリンゼ・ケニ)

人々に死の宣告をして回る不思議な鳥。言葉がわかるので、意思の疎通もできる。

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映画「終わりの鳥」の感想

映画「終わりの鳥」の感想です。「生」と「死」を題材にしたシリアスな内容ですが、時折ブラックコメディーを挟んでいたので観やすかったです。

よくある設定

だからどうというわけじゃないんですけど、こういう話自体はそれなりにあるよなと思いながら鑑賞しました。

例えば、加瀬亮が出演している「永遠の僕たち」(2011)とかとちょっぴり雰囲気も似ているし。題材としてもほぼほぼ同じような感じなんじゃないかと思います。この「永遠の僕たち」は加瀬亮が日本兵の幽霊(!?)を演じていて興味深かったのですけど。

本作では喋るインコが登場しました。その名は「デス」。死を運んでくるというか、死の宣告にやってくる鳥です。

死の宣告をするデス

死の宣告と言っても「あなたは死にますよ」と言葉にして言うのではなくて、実際に死を運んでくる鳥なので、死神的な存在に近いのかな。

死神のイメージって、もしかしたら国ごとに違うのかもしれないけれど、私は鎌を持った怪しげな人を想像していたので、こういう鳥の姿を取ってくれるのだったらそんなに怖くなくて良い(鳥が嫌いな人にとっては地獄か……)。

にしても、死に向かう人々の声が聞こえるって、デス側としてもつらいですよね。冒頭では唾を吐かれたりもしていていましたが、それでも仕事を全うする。死とは抗えないものなのだということが伝わります。

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死を受け入れる

余命わずかな少女チューズデーとデスが抱き合うシーンも良かった。

チューズデーは死に抗うのではなく、受け入れ、抱き合うことを選んだ。これが自分の運命だと。たった15歳の少女になんという運命を……という感じがしますが、死というのはそういうものなのかもしれません。

チューズデーの場合、病気だから自分の命があとわずかだと知っていたようですが、実際には事故や予期せぬことで突然命が奪われるなんていうことも多いわけですし。無理に運命に逆らわない(逆らえないとも言う)。チューズデーは15歳という年齢でありながら、静かに自分の運命を受け入れていました

悲しむのは誰のため?

ところが、ここで受け入れられなかったのが母親であるゾラ

デスを見て、そして、デスがどのような存在であるかを知り、ゾラはパニックになる。チューズデーが止めるのも聞かず、排除しようとします。

このシーンを見て、胸が痛くなりました。死を受け入れがたく思うのは本人だけじゃない、周囲の人もそうなんだと。いや、当然のことではあるんですけど。しかも、もしかしたら本人以上に受け入れがたく思うこともあるんじゃないかという気がしたんですよね(本人なら簡単に受け入れられるという意味ではないのであしからず)。

でも、劇中のゾラの言葉にハッとしました。

大事な人が亡くなって悲しむのは誰のためなんだろうって。その人のために悲しんでいるのか。それとも、その人なしで生きていかなければならない自分のために悲しんでいるのか……。私も身近な人を亡くした経験があるのですけど、あの時はどうだったんだろう? と考えてしまいました。

たぶん、死に対する悲しみにはそのどちらの側面もあるよねということではあるんでしょうし、自分のために悲しむのは間違っているとも思いませんが、後者だと自覚できれば、本人に「私は大丈夫だよ」と言ってあげられるかもしれない。難しい問題。

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死は平等に訪れる

本作では、死は誰にでも平等に訪れるということが描かれていました。

個人的には「でも、チューズデーは15歳だよ? 早すぎん? 超理不尽!」ではあるんですけど、

どんな命にも必ず終わりが訪れる。

そうデスは言っていました。

死は誰にでも平等に訪れるけれど、タイミングに関してはこれ以上ないほど理不尽なこともある。でも、人間はそれを自然の理として受け入れるしかないのだと感じました。世界にとっては、人間の死も、他の植物や動物の死と変わりない。単なる営みでしかないのだろうなって。

デスが「人間が思うような神はいない」と言っていたのも印象的でした。

ブラックコメディー要素も

なお、本作にはちょいちょい(ブラック)コメディー要素も散りばめられていて。

例えば、チューズデーが「(病気になって)友達に捨てられた」「友達はいない」とこぼした時に、デスが「自分(=死)なんてみんなに嫌われてるぜ?」と切り返すあたりとか。フォローできねー! みたいなことを連発する(笑)。こんな不幸自慢に勝てるわけない(笑)。

それから、本に載っているキリストを見て「こいつは皮肉屋だった」と言ったり、エリザベスⅠ世には「この女は私に逆らい勝つところだった。足の指は12本あった」と言ったり。めっちゃ面白い(笑)。こんな人(鳥か?)が隣にいたら、いつまでも話を聞いておける。

生と死という一見重苦しいテーマに反して、ちょいちょいコメディー要素が入ってきたりするので、そこまでメンタルはダウンしませんでした。演出と脚本の力だろうけど、むしろ鑑賞後は清々しい気分になるような映画だったかな。

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映画「終わりの鳥」が好きな人におすすめの作品

映画「終わりの鳥」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

映画「終わりの鳥」が観られる動画配信サービス

※記事執筆時点での情報です(2026年01月18日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。

NetflixU-NEXTAmazon Prime VideoHuluAmeba TVFOD(PREMIUM)
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まとめ:生と死について考えさせられる

生と死を題材としている割に、メンタルが落ちているときにも観やすそうな演出でした。なんていうか、ありますよね。「こいつぁ、メンタルが安定しているときじゃないと観られないや!」というようなやつ。「縞模様のパジャマの少年」(2008)みたいな。ああいう感じではなかったです。

観たあとに「しっかり生きよう」と思わせてくれるような、そんな映画でした。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 76% Popcornmeter 51%
IMDb
6.3/10

Filmarks
3.7/5.0

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