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NEW!映画「BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」あらすじ・感想|面白い!

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ_タイトル スリラー

Bodies Bodies Bodies/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ

「BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」の感想です。

……なっがいタイトル(邦題)!

まあね、うん、割と好きなタイプのスリラーでしたよ。なんていうか、ああ、そこに行き着くんだ、みたいな。最後に「あー!」ってなる感じでした。

本記事は2025年06月05日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

ワンフレーズ紹介

良くも悪くも、同じレベルの人たちで集まったほうがきっと幸せ。

作品情報

タイトルBODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ
原題Bodies Bodies Bodies
原作クリステン・ルーペニアン
ジャンルスリラー、ホラー、サスペンス
監督ハリナ・ライン
上映時間95分
製作国アメリカ
製作年2022年
公開年(米)2022年
レイティング
個人的評価★★★★☆☆

あらすじ

恋人ソフィーの古くからの友人が開くパーティーに参加するため、ソフィーと共に森の中にある大きな屋敷を訪れたビー。上流階級の彼らの雰囲気にいまいち馴染めずにいたビーだったが、その日の夜、ソフィーが提案した「ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」というゲームをやることになって――。

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主な登場人物

(敬称略)

ビー

(演:マリア・バカローヴァ)

労働者階級の20代女性。恋人ソフィーに連れられて、ソフィーの友人たちが開くパーティーに参加することに。

ソフィー

(演:アマンドラ・ステンバーグ)

ビーの恋人。ビーを連れ、幼馴染みたちが開くパーティーにやって来た。

デヴィッド

(演:ピート・デヴィッドソン)

ソフィーの一番親しい幼馴染み。

アリス

(演:レイチェル・セノット)

ソフィーの幼馴染み。ポッドキャストの配信者。

エマ

(演:チェイス・スイ・ワンダーズ)

ソフィーの幼馴染み。女優。

ジョーダン

(演:マイハラ・ヘラルド)

ソフィーの幼馴染み。ビーに対して「ソフィーに気をつけろ」と忠告をしてくる。

グレッグ

(演:リー・ペイス)

この中で唯一、ソフィーの幼馴染みでない人物。アリスが連れて来た。

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映画「BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」の感想

映画「BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」の感想です。「誰が犯人だ?」というタイプのサスペンススリラーでした。

気まずい冒頭

あの、めっちゃ気まずい作品でした。

冒頭がね(笑)。

初っ端からソフィーとビーがチューしているんですが、これがものすごく濃厚なやつでした。一人で観ていても「おわっ!」と若干驚いたから、家族と観ていたらきっと相当気まずい思いをしたと思う(笑)。要注意。

ちなみに、ソフィー役を演じたアマンドラ・ステンバーグですが、「ハンガー・ゲーム」(2012)のルー役の人だったんですね! 大きくなったなあ……。

上流階級VS労働者階級

で、ソフィーの幼馴染みがそろって所謂上流階級(親が)に属する人たちなんですが。

これがもう、これでもかっていうぐらい価値観が違う。価値観が違うというか、住んでいる世界が違うってこういうことを言うのだなあって。

「おいおい、下々の者がやってきたぜ(笑)」みたいな目配せが本当にいたたまれなくなる。

ただ、ビーがお土産にしたズッキーニパンもなんなんだってなりますけどね。ズッキーニパンって。私も海外で生活していたうちの一人だけど、ポットラックとでも言われない限り、食事系の食べ物を持っていくことはなかったけどな。持っていくとしたら、お菓子ぐらい?

どうだろう。私の周りが特殊だった可能性もあるけど、そうでないなら、ビーはビーでちょっと珍しい感性の持ち主なのかもしれないとは思います。

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労働者階級のビーの強さ

劇中、唯一ビーだけが犯人に抵抗するかのように激しい行動をしています。グレッグは、まあちょっと可哀想だったけど、でも、あれってやっぱり育ちの違いが顕著に表われたシーンだっただろうなと思います。

普段の姿を見ていると、どう見てもソフィーの幼馴染みたちのほうがやばい感じなんだけど。

あれってたぶん、自分たちが安全圏にいるからなんですよね。精神的なものはともかく、物理的に傷付けられることがないから(気性の激しい奴らっぽいので、多少の殴り合いは仕方ないにしても)。

でも、いざというときはビーのほうが強い。

それは、この場で自分と大切な人を守れるのは自分以外にないと身にしみてわかっているから。育った環境的に、やられる前にやれ(あるいはやるかやられるか)という考えが身についているのでしょうね。母親のこともあるし、「守らなきゃ」という意識が強く働いた結果でもあるかもしれません。

最初は、幼馴染みたちとぎくしゃくするビーを引っ張っている感じだったソフィーですが、中盤以降はもう完全にヒロイン枠になっていましたね(笑)。

ちょっとずつ、少しずつ

劇中に起こる出来事は、ちょっとずつ、少しずつ互いを裏切っている自覚があったり、信じられなかったりしたからこそのものだったと思います。

大きなものでなくとも、例えば「ポッドキャストに好意的に見せていたけど、実は『つまらない』と言っていたのが他人の口からバレる」とか。そういう、一見たいしたことではないんだけど、本人としてはまあまあショックみたいな。

こういうのって、その話題(この場合はポッドキャスト)になるたびにちょっとずつ嘘をつかれていたんだなと思ったら、心の底ではうっすら信じられなくなったりするものですよね。次に何か言われても、本心だとは思えなくなる

まあ、そうなったら、現実には距離を置くだけだと思うんだけど、こういう逃げ場がないシチュエーションで身の危険があったりすると、そりゃもう大変なことになるよねって。「誰が犯人?」となると、「もしあいつだったら? 私のこと前も悪く言っていたみたいだし、私も狙われるかもしれない!」というふうに。

普段の生活としては「ちょっとしたことじゃん」なんだけど、日々の積み重ねって本当に大事なんだなと思います。良いことも悪いことも。

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謎のマウント(笑)

ジョーダンのマウントのシーン、あれはたぶん爆笑して良いやつ(笑)。というか、私は笑った。

実際には、劇中でジョーダンがマウントを取ったわけではなく、アリス(エマだったっけ?)が「お前、こんなマウント取ってたよな」と暴露した感じだったんですが。

ジョーダンはどうやら、幼馴染みグループの中で唯一、自分だけは裕福な家の生まれじゃなかったのに、自分の力で這い上がったというのを自慢していたらしい……んだけど、アリス曰く「お前んち貧乏じゃねえからー! Upper Middle Class(上流中産階級)だからー!」だそう(笑)。

話を聞いてみると、どうやらジョーダンの親は大学教授らしいですね。そりゃあ、一応裕福カテゴリーに入ってはいるはずだ。ジョーダン曰く「でもPublic(公立)だもん」と(笑)。正直、アメリカの私立大学と公立大学の教授でどれほどの収入の差があるのか、ちょっとわからないんですが、だとしても「裕福じゃないカテゴリー」には入らないですよね、たぶん。

……上流階級の子どもたちって、不思議なマウントを取るんだなあ。

まあ、アリスにも「変なマウント!」みたいなことを言われていたと思うので、このあたりはジョーダンの感覚が特殊なのかもしれませんが。あなたたちと違って私は努力で今の地位を手に入れた。だからすごいのよってことかな。

向き合うのはスマホじゃなくて

序盤から、ソフィーが話しているのにビーが母親とチャットをしていたり、幼馴染みたちがソフィーに「チャットに書いたじゃん」みたいなことを言っていたり、ザ・スマホ時代な雰囲気だった本作。まあ、ビーは仕方ないところも多分にあるんですけどね。

でも、スマホじゃなくて、相手が目の前にいるんだからちゃんと向き合おうよというメッセージを感じました。画面ばかりじゃなく、相手をちゃんと見ようよって。

そうすれば、相手のちょっとした嘘やお世辞ぐらいなら許せたかもしれないし。

日々、SNSのショート動画を見ていたらあっという間に時間が経っていた! みたいなことがある私自身にも、ちょっと刺さるところがありました。

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映画「BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」が好きな人におすすめの作品

映画「BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:大事な人を守るために――戦え!

ちょっとやりすぎなんじゃないかと思うところもあったけど、個人的にビーの積極性? 攻撃的な一面? には好感が持てました。たいへんな暴れ方をしたあとにも、特に言い訳とかもしていないし。

ほぼほぼ矛盾のないストーリーで、そこも良かったと思います。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 86% Popcornmeter 69%
IMDb
6.2/10

Filmarks
3.1/5.0

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