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映画「ブルー きみは大丈夫」あらすじ・感想|久々に泣いた!大人になったからこそ本当に必要なもの

ブルー きみは大丈夫_タイトル ヒューマン

ブルー きみは大丈夫

公開当初、「すごく良い!」と話題になっていた「ブルー きみは大丈夫」。ようやく鑑賞することができました。

期待値が上がっていただけに「期待しすぎるな、期待しすぎるな……」と自分に言い聞かせてから観たんですが、その期待を大幅に上回ってくる素晴らしさでした。

本記事は2025年05月10日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

ワンフレーズ紹介

「イフ」は誰のそばにもいる――。

作品情報

タイトルブルー きみは大丈夫
原題If
ジャンルヒューマン、アニメーション
監督ジョン・クラシンスキー
上映時間104分
製作国アメリカ
製作年2024年
公開年(米)2024年
レイティングG
個人的評価★★★★☆

あらすじ

幼い頃に母親を亡くし、心に傷を抱えた少女ビーは、しばらくの間祖母の家に預けられることになったが、そこで謎の大きなもふもふ生物「ブルー」に出会う。ブルーは、子どもにしか見えない「イフ(IF)」(イマジナリーフレンド)という存在のようで――。

主な登場人物

(敬称略)

ビー – Bea(演:ケイリー・フレミング)

幼い頃に病で母親を亡くし、心に深い傷を負った少女。祖母に預けられている間に、ブルーをはじめとする「イフ」たちと知り合う。

カル – Cal(演:ライアン・レイノルズ)

祖母宅に預けられたビーの隣人で、ビー同様「イフ」が見える。

ブルー – Blue(声:スティーヴ・カレル)

紫色の大きなもふもふの「イフ」。人懐こく、少しドジなところがある。

ビーのパパ – Dad(演:ジョン・クラシンスキー)

ビーの父親。手術のために入院している。ふざけたことが好き。

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映画「ブルー きみは大丈夫」の感想

映画「ブルー きみは大丈夫」の感想です。思っていたのとは違った! というところですが、気がつけばうるっときていました。感動!

タイトルと内容が少し違う

本作のタイトル(邦題)は「ブルー きみは大丈夫」

ですが、そう思ってみるとちょっとイメージが違ってくるかもという印象でした。確かにブルーはメインキャラだし、あの鈍臭さが愛しくすらあるんだけど、主役はあくまでビーで、次点にカル。ブルーが何かするというお話ではありませんでした。

原題は「If」なので、個人的には「イフ」のままにしておいたほうが良かったんじゃないかなあと思っている。「きみは大丈夫」も「これのことかー!」ってなるし。主人公であるビーにはほとんど関係なかった。

キュートなブルー

まあ、ブルーって目立ちますしね。可愛いし。ドジなところも愛らしい。みんなで歩いているところで、ブルーだけ頭を引っ掛けて(大きいからね!)スローモーションでゆっくり後ろに倒れていくシーンでは、思わず笑ってしまいました。

なにあの可愛い生き物?

感動もするんだけど、久々に胸がキュンとしちゃった。

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確かに大人にこそ必要なもの

劇中で「『イフ』は大人にこそ必要なもの」として語られていました。

なんとなく、このことにハッとした。何かを語るとき、つい子どもと大人で分けてしまいがちだけど、子どもって突然大人になるわけではないし、大人ももともと大人であるわけはないんですよね。子どもの時に必要だったものが、大人になった途端いらなくなるわけがない。大人って、年齢で区切って社会的に「そう」と定められているからそう思っているだけで、そう言えば、自分で「今日から大人!」と決めたわけじゃなかったなと思い出しました。

泣き虫だった誰かが、社会で「はい、あなたはこれから大人です」と言われたからって、次の日から強くなるわけもなし。

大人になったら別人になるわけではなく、子どもの延長線上に大人がいる。普段の生活を送っていると、そんな簡単なことを見落としがちになるのかもしれません。

実際、私も「欲しいな、イフ」と思ってしまった。忘れているだけで、子どもの頃はイフがそばにいたかもしれないと思うと、なんだかちょっとワクワクします。

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イマジナリーフレンドの新しい切り口

本作は、子どもよりむしろ大人に刺さりそうな内容だったというか、イマジナリーフレンドものとして結構斬新な切り口だなと思いました。まあ、最近観たイマジナリーフレンドの映画は「イマジナリー」(2024)なんですけどね。ホラー。

イマジナリーフレンドと言うと、子どもを想像しがちだけど、大人だって「自分だけの友達」が欲しいと思うことはあるでしょ? と、心の底に押し込めていた感情を引き出される感じ。

オチも完璧

で、個人的にうるっときたのは、なんといってもラスト

ネタバレは極力控えたいので、ここでどんなラストだったかを書くつもりはないのですけれど、そうきたかー! と思いましたね。一見ありそうなんだけど、盲点でもあったみたいな。

大満足でした。

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映画「ブルー きみは大丈夫」が好きな人におすすめの作品

映画「ブルー きみは大丈夫」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:ジョン・クラシンスキー監督作品

鑑賞時「良い作品だなあ」なんて思っていたのですが、監督を調べてみたら、なんとジョン・クラシンスキー。あの「クワイエット・プレイス」(2018)の監督でした。

こんなほっこりした映画も作れるの!? とびっくり。ちなみに、ビーのパパがジョン・クラシンスキーです。その他、製作と脚本にも携わっているので、本当に才能豊かな方ですよね。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 50% Popcornmeter 86%
IMDb
6.4/10

Filmarks
3.7/5.0

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