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映画「キューティ・バニー」あらすじ・感想|謎に面白くて笑っちゃう!可愛いシェリーが寮母さんに

キューティ・バニー_タイトル コメディ

キューティ・バニー

一言、めちゃくちゃ好きです。

何事にも一生懸命で、けれども空回っちゃうシェリーがとにかく愛しい(ただ、共感性羞恥を感じるシーンもたびたびあった)。

ちなみに、トム・ハンクスの息子コリン・ハンクスが出演していました。似ている。

本記事は2025年04月15日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

ワンフレーズ紹介

グラビアモデルから寮母さんへ!

作品情報

タイトルキューティ・バニー
原題The House Bunny
ジャンルコメディー、ロマンス
監督フレッド・ウルフ
上映時間97分
製作国アメリカ
製作年2008年
公開年(米)2008年
レイティング
個人的評価★★★★☆

あらすじ

雑誌「PLAYBOY」で表紙を飾ることを目標にしていたシェリーだが、ある日突然、プレイメイトたちが暮らすプレイボーイ・マンションを追い出されてしまう。住む場所も仕事もなく、ほぼ身ひとつで追い出されたシャリーが辿り着いたのは、女子学生たちが住むゼータ寮の寮母の仕事で――。

主な登場人物

(敬称略)

シェリー・ダーリントン – Shelley Darlington(演:アンナ・ファリス)

雑誌「PLAYBOY」の表紙を飾るため頑張っていた女性。27歳になったある日、「もう若くない」と理由でプライボーイ・マンションを追われることに。持ち前の明るさで未来を切り拓いていく。

ナタリー – Natalie(演:エマ・ストーン)

眼鏡女子。ゼータ寮のリーダー的存在で、シェリーと共にゼータ寮を盛り上げようと頑張る。

オリバー – Oliver(演:コリン・ハンクス)

シェリーがゼータ寮で寮母として働き出した際、知り合った男性。若くして老人ホームを経営している優秀な人物でもある。

ヒュー・ヘフナー – Hugh Hefner(演:ヒュー・ヘフナー)

通称「ヘフ」。雑誌「PLAYBOY」の創刊者。

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映画「キューティ・バニー」の感想

映画「キューティ・バニー」の感想です。明るい青春コメディーが好きな人には刺さるんじゃないかなと思います。シェリーは愛すべきお馬鹿さん!

トム・ハンクスの息子登場!

本作には、トム・ハンクスの息子さんが出演しています。コリン・ハンクスという名前。お恥ずかしながら初めてお名前を耳にしたのですが、これがまた結構似ていてびっくりしちゃった。そっくりというわけではないんだけど、雰囲気が若い頃のトム・ハンクス。映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)のあたりの。

ちなみに、調べたところ、映画初出演は父トム・ハンクス監督作品の「すべてをあなたに(原題:That Thing You Do!)」(1996)らしい。

っていうか、どこかで見たことある顔だなあと思っていたら、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」(2017)と「ジュマンジ/ネクスト・レベル」(2019)に登場した大人アレックスでした。他にもいろんな作品に出ているようなので、ちょっとチェックしてみようかなと思っています。

女子はメイクで変身する

ちなみに、本作にはエマ・ストーンも出演しています。こう考えるとすごい顔ぶれがそろっていますね。しかも、ゼータ寮のリーダー的存在という役柄がまた良い。

いい感じにダサくて、異性とのコミュニケーション能力にやや難あり。あのエマ・ストーンですから(「ラ・ラ・ランド」大好き!)たとえすっぴんだとしたって美しいに決まっているんですが、それをああもダサく映せるなんて相当に見せ方がうまい

で、エマ・ストーン演じるナタリーが所属するゼータ寮は、ダサダサ女子たちで構成されているという設定でした。これが、本当にちゃんとしっかりダサいのです。とても良い。

それでいて、シェリーの助言や手助けをもとにファッションやメイクを整えると、驚くほどの美しさになる。満を持して彼女たちが現れた時、本当に誰が誰だかわからないレベルでした。人ってメイクで変わるよねという。ただ、そのメイクもプレイメイトだったシェリーらしく、派手というか、ケバケバしい感じなのですが。

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年齢制限にグサッとくる

27歳の誕生日を迎え、「もう若くないから」という理由でプレイボーイ・マンションを追い出されてしまうシェリー。ここ、グサッとくる。確かにグラビアモデルという職業柄、年齢無制限で仕事をあげるわけにはいかないんでしょうけれど、夢があるのに年齢でシャットダウンされるのってしんどい。

このように、誰かに「あなたは歳を取っているから駄目よ」なんて言われなかったとしても、年齢でやりたいことを遠慮してしまったりなんていうことは、現実にも間々あることですよね。

本当は大学に通いたかったけど、当時は経済的に進学できる状況じゃなかった。社会人になった今なら費用は出せる。でも年齢が……とか。バックパッカーのような旅に憧れていたけど、もう若くないし……とか。本当は何歳でもやっていいはずだし、誰に咎められるべきでもないはずなんだけど、なんとなく世間の目が厳しいような気がしてしまう(ちなみに私は何歳でもバックパッカー旅行をするタイプ)。

26歳までは大丈夫だったのに、27歳になった途端「はい、あなたは歳を取ったからもう駄目ね」と言われるシェリーが可哀想でした。シェリーが明るいから緩和されていたけれど。

ジェンダー的な考えとして

あとね、今の時代なら割と顰蹙を買いそうと思った部分があって。

もちろん、当時作られた作品を今の時代の価値観に当て嵌めることほどナンセンスなものはないんですが、単純に「今の時代にやったら駄目だろうなあ」と思っただけです。

そう思えるぐらい、シェリーが考える「男が好きな女」があまりにビッチすぎる。これも、プレイメイトだったからこその価値観ですね。実際のプレイメイトのことはあまり知りませんが。

「男は賢い女は好きじゃない(ので知識をひけらかすな)」とか「男はモテる女が好き(だから他の男の存在を匂わせよ)」とか。おうおう、すごいこと言ってんなあという感じでした。もちろんこれは時代的な価値観というだけじゃなく、シェリーの周りの環境がそうだったということも大きいんでしょうけれど。

でも、じゃあシェリーが嫌な奴なのかと言うと、全然そんなことはない。むしろ良い子。男は云々の件も、経験則から本気でそう思っているだけで、男性を貶める意思はないんですよね。

女性に関しても、ゼータ寮はダサダサ女子たちの集まりなんだけれど、「男子に好かれたいならこうよ!」とは言いつつも、今の彼女たちを否定したりはしない。なので、恋愛については偏った思想を持ちながらも、シェリーという人物を割とすんなり受け入れることができました。

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精神的に安定しているシェリー

ただ、このシェリー、実はすごい子でもあります。

というのも、年齢を理由にある朝突然家を追い出されることになり、追い出された先でも嫌な目に遭い、衣食住にも困るトンデモ理不尽を経験するわけですが、シェリーは常に前向き。これを他人のせいにしたりしないし、だからといってすべてが自分のせいだと思ってもいない(たぶん)し、誰かに当たったりもしない。

素晴らしくメンタルが安定しています。

きっと自己肯定感が高いのでしょうね。これは生まれた環境でそうなったというより、雑誌の表紙を目指していたという努力に裏付けされたものじゃないかな。ただ異性にモテるというだけなら、ここまでにはならなかった気がする。

家、追い出されちゃったわ! とりあえず仕事を見つけないとね。

そんな切り替えの早さは見習いたいものです。男性の恋愛観に関する偏見はちょっとアレだけど、ここら辺には憧れます。

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世界が広がっていく

結果的には、プレイボーイ・マンションを追い出されたのは良い方向に働いたと思う。

先述した通り、男性(の好きな女性)に関する知識が偏っていたシェリーの世界は、プレイボーイ・マンションという狭い世界の中だけで完結していたんですよね。知識が偏っているということにも、男性の好みはそれぞれだということにも気がついていなかった。

それが、ゼータ寮のダサダサガールズと知り合うことで、シェリーの世界はそれだけじゃなくなった。プレイボーイ・マンションの世界しか知らなかったからそこしかないと思っていたけれど、(強制的にとはいえ)外に出てみたら、案外こちらの世界のほうがシェリーには合っていたような感じもするし。

どちらにしろ、いろんな世界を知ることで選択肢を増やし、たくさんある中から自分で選べるのって大事ですよね。これしかないからこれ! というのとは訳が違う。

謎すぎる個性に爆笑

あとは、本作のストーリーは別にして。

シェリーが人の名前を覚えるときの声に爆笑しました。あれだけでしばらく笑った。なにあれ。謎の個性すぎるんだが! たまに不意打ちで出てくるのがもう。

たぶん、この個性が好きで何度も観てしまうという人は多いはず。

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映画「キューティ・バニー」が好きな人におすすめの作品

映画「キューティ・バニー」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:ハッピーな気分になれる!

ちょっぴり偏った思想を持つシェリーだけれど、常に前向きで、見ているとハッピーな気分になれます。ただ、頑張ると頑張っただけ空回りするタイプでもあるので、そのあたりで共感性羞恥を感じる人もいるかも(私だ)。でもやっぱり可愛い。愛すべきお馬鹿さん。

あと、雑誌「PLAYBOY」の創刊者ヒュー・ヘフナーが本人役で出演していました。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 44% Popcornmeter 50%
IMDb
5.6/10

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