ジュマンジ/ネクスト・レベル (字幕版)
「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の続編です。
ロック様再び。
やっぱりロック様が出ていると、それだけで安心感があるよねと。今度はスペンサーたち以外の人たちもゲームの中に……ということで、続きを観てみました。
本記事は2024年06月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
おじいちゃん参戦!
作品情報
タイトル | ジュマンジ/ネクスト・レベル |
原題 | Jumanji: The Next Level |
ジャンル | アクション、コメディー、アドベンチャー |
監督 | ジェイク・カスダン |
上映時間 | 123分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019年 |
レイティング | G |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
あらすじ
――「ジュマンジ!」そう叫んで、ゲームをクリアしたスペンサーたち。高校を卒業し、それぞれの道を歩むことになった彼らだが、大学生となったスペンサーは、ゲームの中で得た「別の自分」が忘れられず、こっそり修理したジュマンジの中に吸い込まれてしまった。そのことに気がついたマーサたちは、スペンサーを救うため、再びゲームの中に戻ることに。しかし、今度はスペンサーの祖父たちも一緒に吸い込まれてしまい……。
登場人物
(敬称略)
スモルダー・ブレイブストーン(演:ドウェイン・ジョンソン)
前作ではスペンサーだったが、今回はスペンサーの祖父であるエディの役割になった。現実世界の体と異なり、自由に動けることを喜んでいる。
ルビー・ラウンドハウス(演:カレン・ギラン)
前作同様、ルビーの役割。美しく細身の女性で、格闘術が使える。
シェルドン・オベロン(演:ジャック・ブラック)
前作ではベサニーだったが、今回はフリッジの役割になった。考古学者。
フランクリン・フィンバー(演:ケヴィン・ハート)
前作ではフリッジだったが、今回はスペンサーの祖父エディの友人、マイロの役割になった。動物学者で、ことあるごとに長々と自身の持っている知識について語ってしまう。
ミン・フリートフット(演:オークワフィナ)
今作のスペンサーの役割。
ジェファーソン・マクドノー(演:ニック・ジョナス)
前作同様、アレックスの役割。馬に乗って登場。
ナイジェル(演:リス・ダービー)
ゲーム「ジュマンジ」の案内人。今回はパイロットとして登場。
スペンサー・ギルビン(演:アレックス・ウルフ)
主人公。高校を卒業し、大学に進学するが、アルバイトをするだけの単調な日々を送っている。ベサニーの華やかな生活に劣等感を覚えたために、距離を置いている。
マーサ・カプリー(演:モーガン・ターナー)
スペンサーと遠距離恋愛中だったが、距離を置かれている。友人に囲まれ、(スペンサーから見て)華やかな生活を送っている。
ベサニー・ウォーカー(演:マディソン・イズマン)
スペンサーの友人。高校卒業後は、ボランティア活動に励んでいる。
フリッジ(演:サーダリウス・ブレイン)
スペンサーの友人。アメフトに夢中になっている。
映画「ジュマンジ/ネクスト・レベル」の感想
映画「ジュマンジ/ネクスト・レベル」の感想です。ロック様のキメ顔再び。おじいちゃんが可愛かったなあという作品でした。
設定がすべて
正直、前作は超えられなかったかなという印象でした。
前作が個人的に好きだったのって、斬新な設定――これに尽きるんですよね。
ボードゲームからコンピューターゲームにアップデートして、好きなキャラが選べるようになったり、スキルやライフがあったり、NPCがいたりと、このが真新しさが面白かったというのが一番。
なので、設定を知っている以上、ああ、また同じ展開ね……と思ってしまいました。
今回は「おじいちゃんたちも参戦!」と言えどもですよ、設定がすべてみたいなところがあったので、前作で止めておいても良かったのでは、と思わないでもなかった(もちろん、これはこれで結構楽しめたけど)。
おじいちゃんズの可愛さ全開
本作では、スペンサーの祖父エディと、その友人であるマイロが登場します。
そして、巻き込まれ召喚(?)されてしまう。
それでもって、この二人のおじいちゃん(おじいちゃんズ)がとっても可愛かった。
世代的にもコンピューター(ビデオ)ゲームというのに慣れていないものだから、しばらくはルールなどがいまいちわからないまま進んでいくという。
わかるわかる。子どもの頃、親とか祖父母を誘ってゲームをしようとすると、だいたいがこんなふうになった。で、「もー! おじいちゃん、そうじゃないよー!」とひと笑い。
特に、現実世界で元気とはいえないエディ(スペンサーのおじいちゃん)が、ロック様の体に入ったことによって、自由に動けるようになったことを喜んでいるのが微笑ましかったです。
ごちゃ混ぜになったキャラクター
今作では、キャラと中の人間がシャッフルされているので、誰が誰だっけ? となる場面も少なからずありましたね。
やっぱり、ロック様=スペンサーのイメージも強いですし。
少し考えれば、口調や態度で「ああ、これは誰々か!」と思い出すんですけれども、微妙にラグが発生するのがつらい。
とはいえ、スペンサーのロック様も良かったけど、エディおじいちゃんのロック様も可愛くてとても良かったです。キメ顔は健在でした。
年齢を重ねるということ
前作では、ゲーム「ジュマンジ」を通して徐々に人として成長していく高校生たちの姿が描かれていましたが、成長するのはなにも子どもだけではない! ……ということで。
エディおじいちゃん(可愛いね……)。
若い頃に比べて、思うように動かせない体、ただ歩くだけでもちょっとしんどい――みたいな不自由さを抱え、「歳を取るのは最低だ」と感じている。
たぶん、歳なんか取るもんじゃねえなあなどと思いながら生きているタイプ。わかる……。
でも、「ジュマンジ」の中で新しい経験をして、昔以上に屈強な男になって、そのうえで、現実に戻ってきた時には「歳を取るのは天からの贈り物だ」と言っている。
これは「歳を取ること」を考えたわけではなく、今の自分を受け入れられるようになったということでしょうね。だから、今の自分でこれから先の人生を楽しんでみようと思えるという。
素敵なおじいちゃんでした。
共感できるスペンサーの劣等感
このね、スペンサーの弱さ。
中にはイラッとする人もいると思うんですけれども、私は結構共感できるほうでした(基本ネガティブなので)。
実際、新卒で入った会社がブラック企業で、身も心もボロボロになりながら働いていた時、SNSに楽しそうな写真をアップしている友人たちを遠ざけていたことがある私です(スペンサーとまったく一緒で驚く)。
まあ、私の場合は、劣等感というより「みんな楽しそう……そんなに休みの日があるんだ……昨日も2、3時間しか寝られなかったし……私、いったい何をやっているんだろう……悲しくなるからソッ閉じ……」みたいな流れだったんですが。ちなみにその会社は割とすぐに辞めました。
でも、自分に比べてあの人はという気持ちはわからなくもない。
相手にしてみれば、理由もなく突然距離を置かれるわけだからびっくりするだろうけれども。
特に、マーサとスペンサーって似たもの同士みたいなところがあったと思うんですよね。少なくとも前作では。それが、大学生になって明確に違いが出てきてしまった。
だから、余計に自分と比べてしまって、惨めに感じることになったのかなって。好きな子だからなおさら「嫌われたくない」「情けなく思われたくない」という気持ちもあって、何も言えずに距離を置いてしまったんじゃないかと思いました。
ニック・ジョナスの活躍シーン増
個人的には、前作に比べて、大好きなニック・ジョナスの活躍シーンが増えていたのがとてもうれしかったです。
……それだけ。
映画「ジュマンジ/ネクスト・レベル」が好きな人におすすめの作品
映画「ジュマンジ/ネクスト・レベル」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- セントラル・インテリジェンス(2016)
- フリー・ガイ(2021)
- 妖精ファイター(2010)
- センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(2012)
まとめ:一緒に言いたくなる「ジュマンジ」
ボードゲームの時から、最後の時に必ず口にしなければならない言葉「ジュマンジ」。
もうね、本作では、つい一緒に言いたくなってしまうような演出というか、雰囲気なんです。ラストの「ジュマンジ」はやっぱり爽快感があって良いですね!
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 72% AUDIENCE SCORE 87%
IMDb
6.7/10