
午前2時の勇気
フィルム・ノワールの初期作品です。
記憶喪失かもしれない男が、実はある事件の犯人(か関係者)かもしれない……というお話。上映時間も1時間ほどとそう長くないので、ライトに楽しめる映画だったと思います。
本記事は2024年05月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
親切もほどほどにね。
作品情報
タイトル | 午前2時の勇気 |
原題 | Two O’clock Courage |
原作 | Two O’clock Courage/ゲレット・バージェス 著 |
ジャンル | サスペンス、ミステリー |
監督 | アンソニー・マン |
上映時間 | 68分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1945分 |
レイティング | ― |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
あらすじ
深夜の街角にて。タクシー運転手であるパティ・ミッチェルは、頭に怪我を負った男を拾った。しかし、どうもその男は記憶を失っており、自分が誰かもわからないという。男が病院に行きたがらないので、パティは男が何者であるかを調べようと行動を共にするのだった……。
▼DVD▼登場人物
(敬称略)
パティ・ミッチェル(演:アン・ラザフォード)
タクシー運転手。街角で怪我をした男を拾うも、男は記憶喪失になっていた。
記憶喪失の男(演:トム・コンウェイ)
街角でタクシー運転手のパティと出会うが、記憶喪失になっていた。ラジオからの情報により、ある事件の容疑者、もしくは関係者なのではないかという疑惑が浮上。
基本はコメディー
ライトに観られる本作ですが、基本はコメディーです。
なんといっても、すべてご都合主義。
個人的に、この楽観的なストーリーも嫌いじゃなかったんですが、好き嫌いに分かれるところかなと思います。
そもそも、普通は「事件の関係者では?」と疑惑のある素性の知れない男と行動を共にするわけないし、百歩譲って心配するのだとしても、やっぱり普通は適切な組織に任せると思うんですよね。
そして、警察と記者がとにかくお馬鹿さん(申し訳ない)。
パティたちの言ったことを鵜呑みにしすぎで、思わず笑ってしまいました。
なので、サスペンスやミステリーというより、コメディーとして鑑賞しました。
飽きはしないテンポ感
まあ、そんなこんながありつつ。
テンポは良かったので、中だるみ感はありませんでした。
ただ、とにかく早口。
そして、あちこち行ったり来たりするので、どうしてもドタバタ感があったのも否めませんでしたね。展開が早いというよりは、忙しない感じでした。
ミステリーとしてはライト
先述した通り、本作はライトに観られるのが魅力。
ミステリー作品としては軽めなんですが、コメディー調でポンポン進んでいくし、上映時間も1時間ちょっとと短めに出来ているので、気軽に観られます。
ギュッと詰め込んだ登場人物
あとは、1時間ほどの短さであるわりに、登場人物が多いなという印象でした。
ドタバタしているので、誰が誰なのかいまいち覚えきれませんでしたね。まあ、そのうちのほとんどが大した役割のない、いわゆるモブ的立ち位置なキャラ。
製作側も全員覚えさせようとは思っていなかったのかもしれません。
差し当たり名前を記憶すべきなのは、パティと記憶喪失の男ぐらいですかね。たぶん!
映画「午前2時の勇気」が好きな人におすすめの作品
映画「午前2時の勇気」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 記憶の代償(1946)
- 裸の町(1948)
- 大時計(1948)
- 犯人は21番に住む(1943)
まとめ:ハッピーなミステリー
悲壮感のほとんどない、ハッピーなミステリーでした。
ご都合主義が目につく部分はあるものの、コメディーとして観れば結構面白い作品でした。この時代の女性タクシー運転手って珍しいような気も(実際はどうなんでしょう?)。
1時間程度の作品なので、寝る前のちょっとした時間などにおすすめ!
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER ー% AUDIENCE SCORE 41%
IMDb
6.5/10