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映画「きみに読む物語」あらすじ・感想|大人気の王道ロマンス!出会うべくして出会ったふたりの恋物語

きみに読む物語_タイトル ロマンス

きみに読む物語(字幕版)

「ラ・ラ・ランド」(2016)や「バービー」(2023)で知られるライアン・ゴズリング主演の作品です。

まさに大恋愛といった感じのふたりの物語。

個人的には、演出が好きな部分は多々あったものの、ストーリーとしてはあまり没入できずに終わってしまった印象です。

本記事は2024年08月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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ワンフレーズ紹介

住む世界が違うふたりが出会い、恋に落ちた――。

作品情報

タイトルきみに読む物語
原題The Notebook
原作きみに読む物語/ニコラス・スパークス著
ジャンルロマンス、ヒューマン
監督ニック・カサヴェテス
上映時間123分
製作国アメリカ
製作年2004年
レイティングG
個人的評価★★☆☆☆

あらすじ

それは1940年の夏に始まった――。寮生活を送る老婦人のもとに、足繁く通う老人。老人は老婦人にある物語を読み聞かせる。1940年の夏、アメリカ南部の小さな町シーブルック。製材所で働く青年ノアが一目惚れをした相手は、休暇を過ごすためシーブルックの別荘にやって来た、裕福な家庭出身の令嬢アリーだった。ふたりはやがて恋に落ちるが、ふたりのことを知ったアリーの両親に強く反対され、引き裂かれてしまうのだった――。

登場人物

(敬称略)

ノア・カルフーン(演:ライアン・ゴズリング)

地元の製材所で働く青年。シーブルックの別称を訪れた令嬢アリーに一目惚れをして、アプローチを開始する。

アリー・ハミルトン(演:レイチェル・マクアダムス)

休暇を過ごすためにシーブルックにやって来た令嬢。ノアとの交際を両親に反対される。

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映画「きみに読む物語」の感想

映画「きみに読む物語」の感想です。めちゃくちゃ人気の高い恋愛映画である本作ですが、個人的には可も無く不可もなくな印象に落ち着いてしまいました。

王道ラブストーリー

本作は、いわゆる王道ラブストーリーに位置する作品だと思います。

(おそらく)品行方正に育っていたご令嬢が、ちょっぴりやんちゃな男の子に強引なアプローチをかけられて惹かれていく、というあるある。

「わかる、わかるよ」と思いながら観ていました。

自分の知らない世界を知っている人って、それだけで魅力的に見えたりするし。熱烈に自分を好いてくれているのもポイント高い。

ハマる人が多いというのも、とてもよく理解できる内容でした。

純愛……? ――純愛!

ただ、純愛かと言われると、そうとも言えるし、ちょっと違うような気もするという感想ですね。

個人的には、何度観ても、どうしてもアリーのほうが身勝手なような気がして。

ノアとアリーは一度は引き裂かれるわけですが、なんやかんや頑張るノアと違って、アリーはそこまで引きずっている感じがしない。この辺は、お嬢様として育てられてきたアリーだからこそ、周りの期待通りに生きることにそこまで抵抗がないということなのかな。いや、抵抗はあるにしろ、苦とまでは思っていないというか。

それに、ノアはノアで、自暴自棄になっているのかなんなのか知らんけど、未亡人と関係を持ったりして。

まあ、リアルと言えばリアル

そんな、戻ってくるかどうかもわからない、というか、ほぼほぼ戻ってこない元恋人を待ち続ける意味なんてないですしね。ある意味(ノアにとって)後腐れがなさそうな未亡人を選んだというのが、ノアにとっての抵抗だったのかもしれないなとは思うけれども。

以上のことから、個人的にはあまり「純愛」という感じはしなかった

どちらかと言えば「情熱的な愛」とか「真実の愛」(この「真実の愛」って響きがあんまり好きじゃないんですが)とか、そんな感じ。

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感情的なアリー

あと、気になったのは、ときに感情的になりすぎるきらいがあるアリー。

その様子、まさに瞬間湯沸かし器さながら。

ほとんどヒステリックと言っていいような状態で、うるさいなあと思ってしまいましたね。とてもではないけれど、落ち着いて話し合える雰囲気じゃないなと。

もちろん、ノアもそんなアリーのことを理解していて、そのうえで「(一緒にいるための)努力をしなきゃいけないし、したい」って言ってくれているんですが、相手があの状態だと簡単なことじゃないよなと。

そういった意味では、本人たちの意図しないことであったとしても、いったん時間と距離を置いたのは正解だったのかもしれません。

程よい幸せ

最終的には自分で幸せを掴み取ったアリーですが、例えばアリーの人生が再びノアのものと交わることがなかったとしても、アリーはそれなりに幸せになったんだと思います。

誰が見ても幸せな結婚をして、子どもを産み育て、ずっと美しいままでいられる。

おそらくアリーの両親が望んでいた幸せです。

程よく幸せで、大きな困難もなく、平均よりちょっと上の――つまり、最高の人生が100点満点だとしたら、70点ぐらいの人生が送れるような、そんな道を歩むことになったんじゃないかな。勝手な想像ですが。

それが例えばノアと一緒になるというのなら、あるときは120点を叩き出すけれども、あるときは10点ぐらい、あるいはマイナスにまで下がるという、波のある人生になる(と思う)。

どちらを選ぶのかって、結構難しい問題です。私なら、ずっとちょっぴり幸せでいたいと望むかも。

人生の最後に決まる幸せ

ここまでなんやかんやと話してきましたが、ノアとアリーの大恋愛自体は、先述したように「純愛か……? うん、まあ、純愛と言えば純愛か……」みたいな感じ。

でも、人生はそこで終わるわけじゃない

ちょっと寄り道したことがあったとしても、その愛を最後まで突き通せば、それは紛れもなく「純愛」ですね。

命が終わるその瞬間に「幸せだった」と思えたら、トータルそれで良いんじゃないかなと思います。

なので、今を生きている我々はまだ道の途中。最後の最後に笑った者の勝ちってことですね!

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映画「きみに読む物語」が好きな人におすすめの作品

映画「きみに読む物語」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:ライアン・ゴズリングが好きなら◎

個人的には、そこまで刺さらなかった作品ですが、その一方で、人気がある理由もわかる内容でした(私の場合、ロマンス映画がそこまで得意じゃないということもあるので……)。

ちなみに、ライアン・ゴズリングは相変わらず素敵です。

Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 54% AUDIENCE SCORE 85%
IMDb
7.8/10

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