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映画「アメリ」ただの恋愛物語ではない?鍵はクリームブリュレ――幸せを掴むために外に飛び出す少女の物語

ヒューマン


アメリ(字幕版)

フランス映画の金字塔として――あるいは、「ちょっと不思議だけれどなんだか可愛らしい映画」として語られがちな2001年公開の「アメリ(原題:アメリ・プーランの素晴らしい運命)」。

タイトルを耳にしたことはあるけれど実際に観たことはない、という人も多いのではないでしょうか?

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作品情報

  • 作品名:アメリ(原題:アメリ・プーランの素晴らしい運命)
  • 上映時間:2時間9分
  • ジャンル:ロマンス/コメディ
  • 製作国:フランス

あらすじ

子供の頃から空想好きだったアメリ・プーラン。ある日、アメリはバスルームの壁の中から40年前その部屋の住人だった少年の宝箱を見つける。それをアメリは奇跡が起こったかのような悪戯を仕掛けて、持ち主へ返す。そしてその男の人生を優しく希望に満ちたものに変えるのだった。それはアメリにとっても人生の目的を発見した事件となった。彼女は、まわりの誰かを今より少しだけ幸せにすることを生き甲斐にするのだった。それ以来、順調に“幸せの悪戯”を続けてゆく。自分のことはさておき、カフェの同僚や父親への悪戯に夢中になるアメリ。しかし、スピード写真コレクターの不思議な青年ニノと出会い、彼のとろけるような優しい笑顔にすっかり恋してしまう。果してアメリは自分の幸せを見つけることができるのか?

(引用元:アルバトロスフィルム>アメリ「STORY」

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こんな人におすすめ!

  • クラシック映画が好き
  • ちょっと不思議でオシャレなお話に惹かれる
  • 童話(絵本)の世界に憧れる!
  • 自分の中の「幸せ」とは何かをずっと考えている
  • ちょっと息抜きがしたい
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スタッフ・キャスト

  • 監督:
    – ジャン=ピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jeunet)
  • キャスト:
    – オドレイ・トトゥ(Audrey Tautou)⇒ アメリ・プーラン(Amélie Poulain)役
    – マチュー・カソヴィッツ(Mathieu Kassovitz)⇒ ニノ・カンカンポワ(Nino Quincampoix)役
    – ドミニク・ピノン(Dominique Pinon)⇒ ジョゼフ(Joseph)役
    – イザベル・ナンティ(Isabelle Nanty)⇒ ジョルジェット(Georgette)役
    – ジャメル・ドゥブーズ(Jamel Debbouze)⇒ リュシアン(Lucien)役
    – ヨランド・モロー(Yolande Moreau)⇒ マドレーヌ・ウォラス(Madeleine Wallace)役
    – アンドレ・デュソリエ(André Dussollier)⇒ ナレーション
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「アメリ」注目ポイント

アメリといえば、パッケージにもなっているチャーミングな笑顔(とスプーン)。あくまでも日常がテーマになっているので、フランス映画初心者におすすめしたい一作です。

動く絵本のような世界観

まず注目したいのは、ナレーションから入るアメリの動く絵本のような世界観です。

パリらしいおしゃれで鮮やかな色彩に、冒頭で入る3人称のナレーション。ここではアメリの半生とその周囲を取り巻く人間関係が物語調で語られていきます。

けっして良好とはいえなかったアメリの幼少期のことも、じつに淡々と。つまり、これは小さいころにたまにあった図書館で聞く児童書(童話)の読み聞かせに非常に似ている部分といえます。

ちなみにナレーション担当はアンドレ・デュソリエ。作中には登場しない、本当にナレーションのためだけのキャラクターです。これが作中でちょこちょこ入ってくることで、感情移入をするというよりは客観的に本を読んでいる感覚を味わうことができるようになっています。

登場人物の「好き」「嫌い」

冒頭のナレーション部分で、登場人物それぞれの「好き」「嫌い」が紹介されているのも、このアメリという作品の特徴です。

例えば主人公のアメリ。

好きなことは「豆の袋に手を突っ込むこと」「映画館で観客の表情をこっそり見ること」「石の水切り」「クリームブリュレのおこげの部分をスプーンで割ること」など。それから嫌いなことは「昔のアメリカ映画に出てくるわき見運転のシーン」

好きなことからわかるとおり、アメリは幼少期の環境から、見ようによっては目立ちたがりとは程遠い性格の持ち主です。内向的、でも知的好奇心は旺盛で思い立ったら即行動という一面もある不思議な女性。

アメリは幼少期に外に出られない環境だったからこそ人とのコミュニケーションが苦手で、また、自分の気持ちをうまく言葉で表現できないからこそ行動で「自分の好き」を突きつめていきます。

この欲求に忠実な行動が本来年齢的には大人なアメリを純粋な少女のように見せているのかもしれませんね。

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クリームブリュレ(のおこげ)を割るということの意味

アメリのキャッチコピーは「幸せになる」

誰が、ということではありません。アメリが手始めに「幸せにしよう」と考えたのは赤の他人です。それはなぜか。他人を幸せにすることで、自分も幸せを感じることができるから。

小さいころ妄想することでしか手に入れられなかった「幸せ」が、自分の手によって現実になっていく。まるでクリームブリュレのおこげ(固い部分)が割れて、ふわりと中身がこぼれ落ちていくように――。それがアメリにとっての幸せでもあったのです。

けれど同じように、アメリの幸せを願ってくれる者もいる。アメリがしてきたことも同様で、他人がしてくれるのはあくまでも手助け程度。最後は結局、自分自身で行動するしかないんですね。

フランス映画らしいキザな台詞

日本人とは違って、(一般的に)情熱的、あるいは哲学的台詞が多いフランス映画。アメリももちろん例外ではありません。

例えば、

ナレーション:
アメリは突然、世界と調和が取れたように感じた。
ガラス男:
君の骨はガラスでできているわけじゃない。人生にぶつかっても大丈夫だ。もしこのチャンスを逃してしまったら、時とともに、君の心は僕のがりがりの骨と同じように、乾燥して壊れやすいものになってしまうよ。さあ、行きなさい、何してるんだ。
マダム・シュザンヌ:
ひとめぼれにもレシピがある。 材料は顔見知りの二人、互いの好意を絡ませてよく混ぜる。一丁上がり。
アメリ:
あなたは野菜以下ね。野菜には芯(ハート)があるもの。

などなど。

じつにフランスらしい、気の利いた台詞が多い作品です。特に事あるごとにアメリに対して助言したり相談に乗ったりしてくれるガラス男の言葉は、グッと胸に染み入るものがあります。

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キーワードは「ガラス」

アメリという作品の中で、クリームブリュレ同様に注目したいのがガラスの存在。

多くの名言を残している「ガラス男(先天性の病気のため、20年間以上も家に引きこもっている老人)」というキャラクターがいるとおり、ガラスというのはアメリの中で大事な部分となっています。

言ってみれば、ガラスというのは内と外とを隔てる障害物と取ることもできますよね。まず、最初に出てくるガラスは冒頭部分で飼っていた金魚が飛び出す金魚鉢。これをアメリは幼心に「自殺的」ととらえています。

家からほとんど出ることがかなわなかったアメリのことですから、狭いながらも自由に動き回れる内側から呼吸もできない外に飛び出すその行為は、まさに「自殺的」というにふさわしかったのでしょう。ここから、事あるごとにガラスは登場します。

意中の相手であるニノとやっと会えたと思ったのに、会話までしておきながらガラス越しで話すだけ。それも「自分を偽って」までかたくなにガラスを飛び越えることはしません。

ガラスはアメリにとって、自分の心を守るために必要なものだったのかもしれませんね。

緑VS赤の配色にも注目

アメリを観ていて気になるのは、その配色。よくよく注視してみると、緑と赤の配色が多く使われていることに気が付きます。

もか
もか

それってクリスマスカラー?

単純に考えるとこう思えてしまいますがこの緑と赤、じつは補色にあたります。この2色の心理効果は下記のとおりです。


やすらぎ、安全、希望、安定、バランス、癒やし、幸福、再生 等

愛情、活動的、危険、緊張、爆発、勇気、自己主張、情熱、悪魔、生命 等

これは幼少期に培われた、空想癖のあるアメリの中での世界観。つまりその相手や環境、状況によって「好き」「嫌い」、あるいは「赤」「緑」と両極端に考えてしまうのがアメリなのです。

ただ「ビビッドな色の使い分けがおしゃれなフランス映画さすが!」というだけでなく、そういった少女の心理的要素にも注目したいのがアメリという作品です。

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「アメリ」を観た感想

アメリの日常を描いているだけにしかすぎないのに、なぜかファンタジー的な要素すら感じさせてくれる不思議な世界観を持った作品です。

可愛い可愛い無垢な少女性を持っているアメリ。でもなんだかちょっと不気味。それはきっと、女性なのにどこか少女のような、内向的なのに自身の好奇心に忠実に即行動に移してしまうような、現実を生きているのに空想の世界に生きているような、そんな不安定さがあるからではないかなと思います。

物語はじつに淡々と、加えて不可思議な世界観で進んでいくので、もしかしたら内容自体に苦手意識を持つ人はいるかもしれませんが、フランス映画初心者には外せない一作であることに違いはありません。

また、あくまでも日常の話なので、フランス語を勉強しているという人にもおすすめです。

もか
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アメリを観るとクリームブリュレを食べたくなるし、クリームブリュレを見るとアメリを思い出すよ!

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元気をもらえる映画

上記でもいくつか紹介したとおり、多くの登場人物が名言を残しています。

特に「君の骨はガラスで~」と言ったガラス男の発言に注目してほしいところ。生きてきた年月から悟った部分があるのか、それともアメリを娘のように、あるいは孫のように感じているのか、それとも同類のように見えているのか――過干渉にならない程度にふんわり包み込んでくれる言葉に勇気付けられる人も多いことでしょう。

最近疲れている人や落ち込み気味な人にこそ観てほしい名作です。

※サウンドトラックもあるよ!

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※本記事の情報は2020年11月時点のものです。

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