
ステップ・アップ2: ザ・ストリート (字幕版)
映画「ステップ・アップ」(2006)の続編です。といっても、本作単体で観てもOK!
もうね、観ているだけでハッピーになります。前作も好きだったけれど、今回の「ストリートダンス!」という感じも超格好良い。
前作のヒーロー役だったチャニング・テイタムも冒頭に出演しています。
本記事は2025年04月09日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
自分が持っているもので、いかにして戦うか。
作品情報
タイトル | ステップ・アップ2:ザ・ストリート |
原題 | Step Up2: The Streets |
ジャンル | ヒューマン |
監督 | ジョン・M・チュウ |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2008年 |
公開年(米) | 2008年 |
レイティング | ― |
個人的評価 | ★★★★★ |
あらすじ
ストリートダンスを愛する少女アンディは、亡き母の親友サラに面倒を見てもらっていたが、ダンスを優先し学業をおろそかにしていたため、親族がいるテキサスへと送られそうになる。最終的には、芸術学校MSAに通うことでテキサス行きを回避することができた。しかし、MSAのダンスはバレエである。バレエの基礎がないアンディは、授業についていくことができず――。
主な登場人物
(敬称略)
アンディ – Andie(演:ブリアナ・エヴィガン)
母を亡くして以降、その寂しさを埋めるようにストリートダンスに没頭する少女。他人に迷惑をかけるような活動を行っていたため、保護者であるサラにテキサスに送られそうになる。MSAのオーディションに合格し、入学することで、テキサス行きは回避。
チェイス – Chase(演:ロバート・ホフマン)
MSAの生徒で、学園長の弟でもある。プレイボーイ。オーディションで審査する側の席に座っていたところ、クラブで見たことのある少女(アンディ)が訪れたため、合格させるようそれとなく誘導。
ムース – Moose(演:アダム・G・セヴァーニ)
MSAに入学したアンディが初めて親しくなった生徒。
ソフィー – Sophie(演:キャシー・ヴェンチュラ)
MSAの優秀な生徒。チェイスに好意を寄せている。
タック – Tuck(演:ブラック・トーマス)
アンディが所属していたストリートダンスチームのリーダー的存在。やや支配的な一面があり、「リハーサルの時間厳守」「練習中は携帯電話の使用禁止」などのルールを徹底させる。これが守れていなかったアンディに苛立ちを感じていた。
ミッシー – Missy(演:ダニエル・ポランコ)
アンディが所属していたストリートダンスチームの仲間で、アンディともっとも親しかった少女。
映画「ステップ・アップ2:ザ・ストリート」の感想
映画「ステップ・アップ2:ザ・ストリート」の感想です。個人的には、シリーズの中でこの作品が一番好き! ストリートダンス、かっけえです。
再登場するチャニング・テイタム
映画「ステップ・アップ」(2006)の主人公タイラーを演じたチャニング・テイタム。
「ステップ・アップ」といえばチャニング・テイタムという感じさえしますが、このチャニング・テイタム、本作でも登場します。冒頭のほんの数分ほどではありますが、この存在感がすさまじい。ははあ、やっぱりオーラが違うなって。
アンディとダンスバトルをするので、再び超COOLにダンスをするのが見られます。
キャラがとても良い
先述したタイラー(チャニング・テイタム)然り、キャラの顔ぶれが良いというのも、本作の大きな魅力になっているんですよね。
例えば、主人公のアンディを演じたブリアナ・エヴィガン。もうね、本作の主人公としてぴったりのキャスティングでした。ちょっぴりハスキーな声も格好良いし、なんていうか、カジュアルなファッションがとても似合う。同性として憧れるようなスタイルの良さ。
多少素行は悪いかもしれないけれど、ストリートダンスに夢中になっているのは十分すぎるほどに伝わってきます。
チェイスも良かったし、ミッシーも素敵だったんだけど、個人的に群を抜いて好きだったのは、アダム・G・セヴァーニが演じたムースでした。
もうさ、なにあれ。格好良すぎない?
階段を使って軽くダンスをした時にビビッときました。ちょっと変わった人というか、個性的な部分があるかもしれないけれど、明らかにMSA(芸術学校)で浮いているであろうアンディに積極的に話しかけてくれる優しさ。どことなく嫌な雰囲気が出ているソフィーにも手を差し出すし、なんかもう、恋に落ちました。
イカした帽子とTシャツ
ちなみに、先述したチェイスについてですが。
彼はファッションがことごとくイカしています。
アンディと出会ったシーン(違ったかも)では「チ」と書かれた帽子をかぶっているし(もしや『チェイス』の『チ』ってこと?)、他のシーンでは島原Tシャツを着ている。なぜこれを着用することにしたのか、そしてどこでこれを手に入れたのかが気になるところです。
展開は同じだけど……
展開に関しては、前作とほとんど同じ。
バレエとは縁もゆかりもなかったような人間が、芸術学校に入って仲間を作り、なんやかんや挫折したり仲間と仲違いしたりして、最終的にはうまいことまとまるみたいな。前作でタイラーが経験したこととまったく同じですね。
というか、そうだ。
タックってアンディのこと好きなんでしょうか。そのようなことは一切口にしていなかったけど、言動を見る限り、アンディのこと恋愛的な意味で好きなのかなと思えるんですよね。
見た感じ、タックはかなり支配的な性格をしていそうなのに、繰り返し練習の時間に遅れてくるアンディに対して苛立ちは感じても、しばらくはチクリと言うだけで我慢していたようだったし。完全に道を違えたあとも、アンディと良い感じになったチェイスに「アンディに近付くな」と忠告しに行っているし。
ダイナミックなストリートダンス
あとは、もうね、ラストのダンスシーンの演出が本当に好きでした。
これだけで結構な満足感がある。アンディの演説からダンスへの流れも自然で良かった。アンディも、最初は「生まれですべて決まる(意訳)」「もともと持っていたもので決まる」みたいなことを言っていたのに、チェイスやムース、他のいわゆる「MSAで落ちこぼれと言われていた生徒」との関わりを経て、考えが徐々に変わっていったのも◎!
映画「ステップ・アップ2:ザ・ストリート」が好きな人におすすめの作品
映画「ステップ・アップ2:ザ・ストリート」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 天使にラブソングを…(1992)
- 天使にラブソングを2(1993)
- チアーズ!(2000)
まとめ:ダンス映画が好きならきっと
ダンス映画が好きな人には、きっとウケるんじゃないかなと思います。
先述したように、個人的には前作よりこちらのほうが好み。いや、もちろん前作も大好きなんですが! チャニング・テイタムとジェナ・ディーワンの相性も最高ですし。
本作についても、主演2人(ブリアナ・エヴィガンとロバート・ホフマン)がとても良かったですね。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 28% Popcornmeter 76%
IMDb
6.2/10