
リンダとイリナ
映画「リンダとイリナ」の感想です。
フランス発の短編ドキュメンタリー! ……ということになっていますが、たぶん全部が全部ドキュメンタリーではないだろうなという映画。
どちらにしろ、個人的にはけっこう好みでした。

映画「リンダとイリナ」の見どころは……
- 鬱々としつつも青春している2人。
- 2人を通して感じられる懐かしさ。
本記事は2026年06月24日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | リンダとイリナ |
| 原題 | Un pincement au coeur |
| ジャンル | ヒューマン、ショート、ドキュメンタリー |
| 監督 | ギョーム・ブラック |
| 上映時間 | 38分 |
| 製作国 | フランス |
| 製作年 | 2023年 |
| 公開年(仏) | 2023年 |
| レイティング | 不明 |
| 好きレベル | ★★★★☆ |
あらすじ
もうすぐ引っ越す予定になっているリンダと、親友イリナのひと夏の物語。
主な登場人物
(以下、敬称略)
リンダ
もうすぐ引っ越すことになっている。引っ越しは何度も経験してきていると言うが……。
イリナ
リンダの親友。リンダの引っ越しに複雑な気持ちを抱いている模様。
映画「リンダとイリナ」の感想
映画「リンダとイリナ」の感想です。30分ちょっとと観やすかったし、淡々としているのになんだかとても引き込まれるお話でした。
リンダという少女
個人的に、一番目を引かれたのはこの少女。
リンダ。
最初はね、ネガティブだなあと思ったんですよ。というか、今、友達が目の前にいるのに「私、引っ越したらいつも前の友達からの連絡はブロックするの」だなんて普通は言わない(笑)。このときのイリナの切なそうな表情は可哀想でしたね。
ただ、このリンダも親の都合で引っ越しを繰り返しているらしく(仕事の都合とかではなさそう)。リンダのネガティブ発言は、基本的に自分の心を守るためなのだろうと想像できる。もちろん、同年代で当事者のイリナにそれを察しろというのは無理があるのですけど。
連絡ブロックの件も、ちょっと意味はわかってしまった。
前の場所にいた友人には、変わらない生活があって、きっと他に友人だっていて、そのうちリンダの記憶も曖昧になって、いずれは連絡もなくなっていく。対して自分は引っ越しばかりで、安定した人間関係は築けそうにない。なら、連絡がなくなって自分が傷付く前に、自分のほうから先に切ってやろうということなんじゃないかなって。そうすれば傷は浅く済むから。
自分もそれと似た経験があるので「ああ、わかるよ」と共感。まあ、だからといって今の友達を前に「連絡ブロックしてきたわ(笑)」なんて言わないですけどね。
ちゃんと青春
あと、この2人(リンダとイリーナ)。
淡々としているし、暗い話が多くて「それ、楽しい?」と言いたくなるような雰囲気ではあるんだけど、ちゃんと青春しているなと感じました。
学校の階段に座ってああでもないこうでもないと答えのないようなことをだらだら喋ったり、ダメージジーンズの穴を「通気口」と先生に言われて爆笑したり、相方から恋バナをされてムッとしたり。これを青春と言わずしてなんと言う!? と。大人になったらなかなか経験できることではありません。
いや、個人的には今でもこういうことやりたいですよ。友達と。
でも、大人になったらこんなことをする場所も時間もなかなか取れませんしね。学生時代のことを思い出して、ちょっと懐かしくなったりしました。
子どもならではの余裕のなさ
それから、これもよかった。
子どもならではの余裕のなさ。
例えば、イリナに「男の子から声をかけられた」と言われて、リンダがあからさまに嫉妬するシーン。ああ、あるよね、わかる! と思いつつ鑑賞。
わかるというのは、自分がそうしたことがあるということではなくて。自分が一番親しいはずなのに、突然ポッと出の男に親友を奪われた感覚。これは少しわかる。「よかったね!」これだけでいいのに、どうしてか反発してしまう。こういうときに出てくる「でもあいつ、女遊び激しいみたいよ」というやつもリアルでした。
逆に、イリナのほうも。
「2人きりで遊びに行ったことがないのに意味ある?」とリンダに訴えたりする。本編を見ればわかりますが、リンダとイリナには他にも友達がいるんですよね。だけど、この2人が特に仲良しという感じ。だから、イリナは「親友なら」と2人きりであることにこだわる。
子ども……というか、この年代ならではの余裕のなさでした。身に覚えがあって、ここら辺も懐かしさを誘うところ。
会いに行ける友達
終盤、背景に流れていた音楽も最高でした。
特に「そのうち会いに行かせて」という歌詞!
リンダとイリナはまだ幼くて気がついていないかもしれない。でも、その気になれば友達にはいつだって会いに行けるんだよと言ってあげたい。
それまではなんとか連絡を取り合っていてほしいものです。
面白い映画でした。
映画「リンダとイリナ」が好きな人におすすめの作品
映画「リンダとイリナ」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- SKIN 短編(2018)
- 歌うたい(2025)
- ジャックは一体何をした?(2017)
- 愛してるって言っておくね(2020)
映画「リンダとイリナ」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年06月24日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:懐かしさがあふれてくる短編映画
個人的には、懐かしさがあふれてくる短編映画でした(ただ、そう感じない人も多そう)。
リンダとイリナは悪い子じゃない。けど、時に意地を張ったり、自分を守るために相手を傷付けてしまったりする。プライドが高く、素直になれない部分もある。
でも、これ全部ひっくるめて青春してるなと感じました。
Rotten Tomatoes
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IMDb
6.8/10
Filmarks
3.7/5.0

