
「大病院占拠」DVD-BOX
ドラマ「大病院占拠」の感想です。
残すところあと1話になり、物語もだいぶ核心に近付いてまいりました。
今回はけっこうツッコミどころが多かった(笑)。でも見ちゃう。暴れん坊な櫻井翔氏もちょっぴり見慣れてきました(遅い)。
本記事は2026年05月11日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ドラマ「大病院占拠」の登場人物
「大病院占拠」の登場人物については、こちらをご参照ください。
ドラマ「大病院占拠」第9話のあらすじ
娘えみりを捜すのに協力的だった相模が、実は鬼の仲間だと判明。武蔵は驚きつつも、そんな相模を昏倒させ、鬼の格好をして病院に侵入した。一方その頃、知事と鬼たちと共に病院の地下4階に連れてこられた裕子は、そこがなにかしらの研究施設だったらしいことを知り――。
ドラマ「大病院占拠」第9話の感想
このドラマ、毎回毎回いろんなことが起きるから好き。
今回は、武蔵が「病院の罪を暴く」回でした。
要は「P2計画」がなんなのかを明らかにするということですね。
結局、超危険なウイルスに対抗するワクチンを開発する計画だったわけですが、このウイルスの設定も割と雑だなと感じてしまった(笑)。まず、本作は2023年に作られたもの。ということは、コロナが流行ったあとの作品ですよね。
播磨院長、死体とはいえ、ウイルスに感染していた人たちを運び出していたけど、あれはまずいんじゃない? と。コロナ禍の時期にもありましたよね。コロナにかかった人が亡くなるとき、死に目どころか、火葬するまで会えないというやつ。
今の基準がどうなっているのかはわかりませんが、たとえ多少緩和されているにしても、国内初の感染症が出たときの対応って、だいたいこのあたりが妥当だと思う。
この辺は、知事らにとって播磨院長は捨て駒に過ぎなかったからという解釈でいいのかな。あと、一時的にでも感染者が徘徊していたホテルとか、やばすぎる(たぶん感染症を考慮しての換気なども行っていないでしょ?)。
それに、終盤の「長門知事発症まであと1時間」というのも「ん?」という感じ。
件の感染症が1時間で発症するのだとしたら、ウイルスを注入されてから外に出てきた長門知事は、あと1時間もないと思うけど? 「治療方法は発症前のワクチン投与のみ」と書かれていたから、1時間後にはもう間に合わないと思うよ、などとツッコミながら見ました。なんなら、1時間後では青鬼も間に合わない(笑)。
あと、日本国民1億2千万の命か、愛するたったひとりの命かを選べと一般人に聞くのも、非常にナンセンスですねと思う。だってそんなの、無責任であっていいなら、割と多くの人が後者を選ぶと思うから。
それに、前者を選んだ場合でも、青鬼の言うように「心の中の鬼が……」とかではなく、家族、友人、恋人、愛する人はひとりではないという理屈でそうするパターンも少なくないんじゃないかな。
だから、なんの責任もない一般人がそうするのと、国を運営する知事がそうするのとでは、話がまったく変わってくるはずなんですよね。そもそも知事だって、愛する人を捨てて日本国民を取ったわけでもあるまいし。他人の愛する人(ただの他人)と日本国民なら、政治家として後者を選んだと答えられても仕方がない。自分の愛する人がそれで犠牲になったら酷く恨む気持ちはわかるけど。
でも、全体的に、青鬼の主張って立場がごちゃ混ぜになっていて、自他境界が溶け込んでいません? と感じました。
いや、あの、普通に知事は悪い奴ですよ。酷いことをやったと思うし、鬼たちは復讐する権利もあると思う。だけど、知事が正義でないように、鬼たちも正義とは言えない。結局、無関係の人たちまで巻き込んでしまっている時点でね。
自棄になっているというより、自他境界が曖昧すぎて、そういった人たちにも大事な人たちがいるということが頭からすっぽ抜けているのではないだろうかとすら思う。あの息子を失ったというペアに「へえ、あなたたちは息子を奪われた恨みで、日本全国の『愛される子どもたち』を殺すんですね」と言ったらなかなか効きそうだけど。
個人的に、ウイルスに感染したという長門知事を、終盤で明らかになるとある鬼が連れて来たのも「えぐぅ~」ってなりました。
これ、こいつは感染していいという判断のもとでしょ? 鑑賞した人にはわかる、理由は言わずもがな。このシーン、けっこう引いた(笑)。
青鬼は、心まで本当に鬼になってしまったのでしょう。
ああ、でも、ツッコミどころは多くても、ちゃんと楽しみながら見ていますからね! 次回、最終回。楽しみです。


