
宇宙戦争 (字幕版)
映画「宇宙戦争」の感想です。
スティーヴン・スピルバーグ×トム・クルーズのSFアクション。映画「I am Sam アイ・アム・サム」(2001)や「マイ・ボディガード」(2004)、「ザ・ウォッチャーズ」(2024)のダコタ・ファニングも出演しています。
映像がダイナミックでめちゃくちゃ面白かったです。

映画「宇宙戦争」の見どころは……
- 大迫力の映像。
- トライポッドに蹂躙される瞬間の圧倒的絶望感。
- 主人公の人間としての成長。
本記事は2026年03月06日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | 宇宙戦争 |
| 原題 | War of the Worlds |
| 原作 | 宇宙戦争/H・G・ウェルズ著 |
| ジャンル | SF、アクション |
| 監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
| 上映時間 | 114分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2005年 |
| 公開年(米) | 2005年 |
| レイティング | 不明 |
| 好きレベル | ★★★★★ |
あらすじ
貨物港でクレーンのオペレーターとして働くレイ・フェリエは、別れた妻が再婚相手と共に実家の両親を訪ねるあいだ、妻に引き取られた子どもたちを預かることになっていた。しかし、息子ロビーと娘レイチェルはちっともレイに懐いていない。ぎくしゃくしつつ、良い関係を築けるよう話しかけにいくもすべて空回り。そんなとき、突然現れた「何か」が容赦なく町も人も破壊していく。レイは子どもたちを連れ、ボストンにいるはずの妻のもとへ向かうことにするのだが――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
レイ・フェリエ
(演:トム・クルーズ)
優秀なクレーンのオペレーター。突如として「何か」が現れる場面を目撃し、命からがら2人の子どもを連れて元妻のもと(ボストン)へ向かう。
レイチェル・フェリエ
(演:ダコタ・ファニング)
レイの10歳の娘。過剰に恐怖を感じるとパニックになりがち。
ロビー・フェリエ
(演:ジャスティン・チャットウィン)
レイの息子。容赦なく日常を壊した「何か」に激しい憎悪を抱いている。突拍子もない行動を取ることもあるが、レイチェルがパニックに陥った際には宥めるなど、優しい兄としての一面も。
メアリー・アン・フェリエ
(演:ミランダ・オットー)
レイの元妻。子どもたちをレイに預け、再婚相手と共に実家のあるボストンに滞在している。
ハーラン・オグルビー
(演:ティム・ロビンス)
「何か」から必死に逃げるレイとレイチェルを家に招き入れた男。
映画「宇宙戦争」の感想
映画「宇宙戦争」の感想です。最初から最後まで、終始ハラハラドキドキ! が続く最高のストーリーでした。
ダイナミックな映像
本作はさすがスピルバーグ監督作品! というべきか、映像がダイナミックでとても良かったです(お金かけてるー! って感じ)。
特に、序盤のシーン。地下にいたらしい「何か」の攻撃から、トム・クルーズ演じるレイが猛ダッシュで逃げ惑うところなんかすごかったですね。というか、それで言うと、この映画に使われている映像はほぼほぼ「ダイナミックですごい!」なんですが(笑)。
印象的なシーンのひとつである、飛行機墜落現場のあの場面も。
このシーンに使われたのはボーイング747。実際の飛行機(退役機)を約6万ドルで購入して撮影したというのだから驚きです。解体したり輸送したりする諸費用込みだと約20万ドルほどだったらしい。スピルバーグ監督の本物にかける情熱みたいなものが伝わってきます。
あのシーンに出てくるのが本物の飛行機の残骸だったのかと思うと、また見方がちょっと変わってきたりもしますね。
無力感と絶望感
いやしかし、地下から怪物じみた「何か(トライポッド)」が現れ、人類を排除し始めたときの絶望感はすごかった。主人公のレイが普通の人だったというのもあるかもしれないけれど、勝ち筋がまったく見えないというか。
「人間がこれに勝つとか、無理じゃない……?」ってなった。勝つどころか、生き延びるのも無理そうって。
あんなの、ほとんど災害ですよね。まともに戦って人間が勝てる相手じゃない。
しかも、トライポッドが一体だけじゃなく、何体もいると知ったときの絶望感もすごかった。「一体でもあの威力なのに、あんなのが何体も!?」と。
スピルバーグ監督といえば「ジュラシック・パーク」(1993)や「JAWS/ジョーズ」(1975)ですが、絶望レベルとしてはこの映画のほうが格段に上でした。人類全体がターゲットになっているからかな。先に挙げた2作品と違って、自ら関わりに行かなくても、そこに生きているだけで排除対象となってしまうという恐怖かも。
ダコタ・ファニングの演技力
なお、先述したとおり、本作には「I am Sam アイ・アム・サム」(2001)や「マイ・ボディガード」(2004)、「ザ・ウォッチャーズ」(2024)などで知られるダコタ・ファニングが出演しているんですが。
演技力がすさまじい。わかっていたことではあるけど!
ダコタ・ファニングが演じるのは、レイの10歳の娘レイチェル。序盤、レイが盗んだ車に子どもたちを押し込み、かっ飛ばしてトライポッドからできるだけ遠ざかろうとするんですが、パニックになったレイチェルの「ぎゃー!」という金切声ね。あの子ども特有の甲高い声。
10歳だから仕方ないと思いつつ、「頼むからわめかないでくれ」というレイの言葉に共感してしまう(笑)。
若干イラッとまでしてしまったのは、自分がパニックになってわめき続ける子どもじゃなかったからだと思う。でも、なぜイラッとしたかというと、そこにはやっぱりダコタ・ファニングの真に迫った演技があると思うんですよね。
ネタバレ防止につき、どんな状況だったかの詳細については控えますが、終盤にあったトンネルのシーンなんかも、父親の腕の中で見せる恐怖におののいた表情は本当にすごかった。
ヒントをあげない父親
こういうSFパニックあるある(だと私は思っている)んですが、緊急事態に陥ったとき、いち早くその事態に気がついた人が、即時避難を促すくせに何が起きているかの詳細については一切語らずというパターン。「何が起きているの? 説明して!」と言われているのに「今は時間がないから! 早く行け!」などと説明を拒否し、謎に恐怖をあおる。
映画「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」(2015)でも思ったんですよね。
時間がないならないなりに、掻い摘んで一言二言なにかしら言えるはずだし(走りながらでも)、わからない状態って変に想像力が働くから、いたずらに恐怖をあおっているだけだよなって。
まあ、これはこれで当事者自身がパニックに陥っているという表現でもあると思うんだけど、毎回ちょっと「あー! 少しぐらいヒントをあげてやってくれー!」ってじたばたする(笑)。こう、促されて逃げることを強制されているほうに、ひとつも判断材料を与えられないのが理不尽な感じがして気になるのかな。
少しずつ父親になっていくレイ
あと、冒頭の自分を嫌っているであろう息子と娘に対するレイのぎこちなさは限りなく本物でした(笑)。
特に、望まれてもいないのに息子を強引にキャッチボールに誘って空回るあたりとかね。そのくせ、その息子に拒否されたら不貞腐れて、幼い娘の食事は「(デリバリーを)オーダーしろ!」と放置する始末。
言動が幼稚というか未成熟で、子どもたちに嫌われる理由がギュッと詰まっている感じ。父親としての自覚もない。
この一家に何があって離婚に至ったのか、詳しく説明されなかったのは良かったですね。明らかにレイが100%悪そうなので(笑)、これがあると感情移入するのはちょっと難しそう。まあ、だからこそ子どもたちに対して「なぜにそんな勝手な行動を!?」となってしまったのはありますが。
ちなみに、激しい雷に娘が怯えている状況で、レイだけが「おもしれー!」ってなっているのもやけにリアル。「怖いから家に入りたい」と言っているのを無視して、自分の楽しみを優先させるという。いますよね、こういう父親って(経験済)。
でも、そんなレイが、娘を宥めるのがうまくなり、娘第一に行動するようになる描写が実に自然で、ヒューマンドラマ、あるいは家族の再生の物語としても良い感じでした。
大阪=最強だ!
あと、劇中、オグルビーの言葉で「大阪はすでに何体か倒したらしい」という情報が出てくるんですが、大阪、強すぎません?(笑)
その直後「大阪にできるんだから我々にもできるはずだ」だのなんだのとも言っていたので、日本を褒めているんだか貶しているんだかちょっとわからない感じではあるんですけど。ほかにも広島の原爆について触れられていたり、テレビ朝日の文字が出てきたりするのは良かった。
とにかく、大阪は最強! ということですね。少なすぎる情報の中で、トライポッドを倒したのはすごすぎる。
(でも方法が知りたい)
映画「宇宙戦争」が好きな人におすすめの作品
映画「宇宙戦争」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- トゥモロー・ウォー(2021)
- ジュラシック・ワールド/復活の大地(2025)
- ミッキー17(2025)
- E.T.(1982)
- ハプニング(2008)
- アイ・アム・レジェンド(2007)
映画「宇宙戦争」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年03月06日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:トム・クルーズはやっぱり格好良い
本作のトム・クルーズ(の役柄)は、どちらかと言えばクズ寄り。それが改めて大事なものに気付かせられていくというストーリーではあるけども。
でもやっぱり、そんなトムなのにめちゃくちゃ格好良いんですよね。好きー! ってなりました。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 76% Popcornmeter 42%
IMDb
6.6/10
Filmarks
3.3/5.0

