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NEW!映画「デビルクエスト」あらすじ・感想│これは邦題がよくない(笑)でも個人的には好きな映画!

デビルクエスト_感想タイトル ファンタジー

デビルクエスト(字幕版)

「デビルクエスト」の感想です。

映画「ロングレッグス」(2023)や「ウィリーズ・ワンダーランド」(2020)などで知られるニコラス・ケイジ主演のアクション・ファンタジー作品。

口コミを読むと、かなり評価は分かれているっぽい。

でも、個人的には好きでした! ニコラス・ケイジはやっぱりいいですねえ。ニコケイが出ていたら間違いないよ。

本記事は2025年12月11日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。

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ワンフレーズ紹介

魔女の疑いがある女を修道院に送り届ける任務。

作品情報

タイトルデビルクエスト
原題Season of the Witch
ジャンルファンタジーアクション
監督ドミニク・セナ
上映時間95分
製作国アメリカ
製作年2011年
公開年(米)2011年
レイティングG
個人的評価★★★★☆

あらすじ

十字軍騎士として活躍していたベイメンとフェルソンだが、ある日、罪のない女性を殺めてしまったことから十字軍の戦い方に疑問を覚え、そのまま十字軍を去ることにした。新たな馬を調達しようととある村に立ち寄った2人は、脱走兵として捉えられてしまう。が、2人を待ち構えていた枢機卿は、その罪を不問にする代わりに、魔女だと疑われている女性を修道院まで移送するように命じた。かくしてベイメンとフェルソンは、騎士や神父、土地勘のある詐欺師を従え、魔女(疑いのある女性)を連れて修道院に向かうのだった――。

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主な登場人物

(以下、敬称略)

ベイメン

(演:ニコラス・ケイジ)

十字軍騎士だったが、罪のない女性を殺めてしまったことをきっかけに十字軍の方針に疑問を抱き、十字軍を離れる。

フェルソン

(演:ロン・パールマン)

ベイメンと共に行動する仲間。ベイメンと共に十字軍を離れ、魔女と思われる女性を修道院まで送り届ける。

デベルザック

(演:スティーヴン・キャンベル・ムーア)

神父。ベイメンとフェルソンに同行する。女性のことを終始警戒している。

エッカート

(演:ウルリク・トムセン)

騎士。妻子をペストで亡くした過去を持つ。

ハガマー

(演:スティーヴン・グレアム)

詐欺を働いて捕らわれていたが、土地勘を見込まれ、ベイメンらに同行することになる。

カイ

(演:ロバート・シーハン)

騎士に憧れ、ベイメンたちをこっそりつけてきた少年。修道院まで行動を共にする。

ダンブロワーズ

(演:クリストファー・リー)

枢機卿。ベイメンたちに、魔女(と思われる女性)を修道院に移送するよう指示を出す。ペストを患っている。

(演:クレア・フォイ)

魔女と呼ばれ、閉じ込められていた女性。拷問を受けた形跡がある。

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映画「デビルクエスト」の感想

映画「デビルクエスト」の感想です。ニコラス・ケイジが出ていればだいたいのものは面白い! そんな映画でした。

邦題がやらかしている(笑)

まずね、邦題がやらかしまくっていて面白い(笑)。

本作の原題は「Season of the Witch」なんですが、それに対する邦題が「デビルクエスト」。もう、これがすべての映画でした。というか、完全にネタバレ。

なので、実はこうでしたー! という瞬間にも「あ、やっぱりー!? タイトルに書いてあるもんね!」と思ってしまう。

確かに、この手の話で「シーズン・オブ・ウィッチ」とそのままにするのも、日本語にして「魔女の季節」とするのも、微妙にそれっぽくないので、新たに邦題をつけるほうがいいのは同意なんですが。だとしても、ネタバレは一番やっちゃダメなやつ!(笑)

鑑賞後に思わず笑ってしまいました(それでも私は好きだったけど)。

ニコラス・ケイジ×ロン・パールマン

先述した通り、ニコラス・ケイジが出ていたらだいたい面白い!(まあ、「ロングレッグス」みたいにあんまりハマらなかったやつもあるけど)。

さらに本作には「モンスターハンター」(2020)や「ムーン・ウォーカーズ」(2015)、「ヘルボーイ」(2004)などで知られるロン・パールマンも出演していました。

この最強タッグがとてもよかったです。

個人的に、恋愛が絡んでこなかったのが好感度高かった。魔女疑惑のある彼女とそうなるのかな、みたいな雰囲気があったりもして、「そうなったら嫌だなあ……」なんて思っていたんですが、まあ、大丈夫でしたね。ホッ。

突然のダークファンタジー感

自分としては、なんだかんだかなり楽しめた映画だったんですけれど、これ、途中からグッとダークファンタジー感が増すので、「思っていたのと違う!」と感じる人はいるかもなあという印象でした。

魔女なる存在が出てくる時点で、そりゃあファンタジー味があって当然でしょという感じもするけど、中盤あたりまではそれでも「現実路線で行くのかな」という雰囲気なんですよね。実はこの女性、魔女なんかではないのでは? なにかしらの陰謀でそう仕立てられているだけでは? と。

冒頭に登場した魔女らしきものも、「死霊館」(2013)ぐらいの感じだし。中盤以降、いよいよダークファンタジー味を帯びてから「あー、そっちで行くのね!」となる。だいぶ好き嫌いに分かれそう。

まあ、これはこれで、人外の何かが出ている割に、ニコケイたちの戦い方は実に泥臭くてよかったですよ。ロン・パールマン演じるフェルソンが「火あぶりか縛り首なら縛り首がいい」なんて言っているところはもうね。フェルソーン!

クレア・フォイの美貌

あと、魔女疑惑をかけられた女性を演じたクレア・フォイがただただ美しい。

ミステリアスな美貌があって、同性ながらドキドキしてしまいました。ただ、見ているだけで腹立たしくなるような、そんな演技力も素晴らしいしなをつくる、とでも言うのかな。艶やかで、ベイメンたちに媚びる様子は美しいんだけど、どこか不気味でもあって。

人の弱いところを見抜き、寄り添うように声を掛ける。コミュ力お化け(違う)。これで簡単に騙される人がいなかったのは、テンプレ通りじゃないなと感じましたね。よかった。

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十字軍が従っていたのは……

そして、個人的に興味深いなと思ったのは、ベイメンたちが十字軍から離脱しようとした時のこと。

十字軍のやり方に異議を唱えたベイメンとフェルソンに、隊長(たぶん)が「神の声を聞けるのは自分しかいない」というようなことを言うんですよね。そこで、ベイメンが言い返す。「それは本当に神の声なのか?」と。

これ、面白いなと思いました

神がいること自体は疑っていなくて(十字軍に従事するぐらいなので)、でも無実の民を殺させる神などいるわけがない、だから隊長(たぶん)が聞いている声は神のものではなく、他の何かなのだという論調。

私だったら「お前、本当は声なんて聞こえていないんだろう!」とか「神なんていない!」とか言ってしまいそう。ベイメンの信心深さがわかるいいシーンでした。信心深いからこそ十字軍に所属している。設定通りのセリフに行動。

で、十字軍でなくとも神を信仰することはできると。信仰心を持つことに場所は関係ないのだということも体現していましたね。ただ、劇中、本人は「神の味方は楽じゃない」などとも証言しており(?)、だいぶロックな人ではありました(笑)。

ペストは魔女が原因?

正直、ペストにも魔女にもあまり詳しくなかったんですが(どちらも「そんなものあったらしいよね」程度)、この二者に直接的な関連はないにしても、ペストは魔女のせいだ! として、魔女狩りが行われることもあったらしいですね。ペストだけじゃなく自然災害とかも。

この魔女狩りには一部男性が含まれたこともあったようですし、猫飼ってたからアウト、誰かに嫌われたからアウト(告発された)、みたいなこともあったそう。世の中、知らないことばかりです。

もしかしたら、公にされていないだけで、この映画のようなことも世界のどこかではあったのかもね、と思えます。

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映画「デビルクエスト」が好きな人におすすめの作品

映画「デビルクエスト」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

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※記事執筆時点での情報です(2025年12月11日)。レンタル作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。

NetflixU-NEXTAmazon Prime VideoHuluAmeba TVFOD
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まとめ:B級ホラー感があっていい!

中盤以降、B級ホラー感があるのも好きなポイントのひとつでした。

ニコケイ×B級ホラー(雰囲気)って意外と合う(笑)。個人的に、ニコケイが出演している作品で大きなハズレを引いたことはないので、信用しています。

単にニコケイが好きなだけかもしれないけど。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 11% Popcornmeter 31%
IMDb
5.4/10

Filmarks
2.8/5.0

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