
カルキ 2898-AD
映画「カルキ 2898-AD」の感想です。
公開前、予告を観たときから気になっていた映画をレンタルしたので!
面白いは面白かったけど、やっぱりインド映画、日本人的にはちょっと長すぎるかなあって(笑)。3時間もあるので、時間と気力に余裕があるときに観るのが吉。
神話を絡めた近未来的イメージのSFアクション大作ですね。

映画「カルキ 2898-AD」の見どころは……
- 莫大な予算を投じたがゆえの壮大な世界観と演出。
- CGを駆使したド派手なアクション。
- インドの神話が絡んでくるベース。
本記事は2026年03月13日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | カルキ 2898-AD |
| 原題 | Kalki 2898-AD |
| ジャンル | SF、アクション、ファンタジー |
| 監督 | ナーグ・アシュウィン |
| 上映時間 | 180分 |
| 製作国 | インド |
| 製作年 | 2024年 |
| 公開年(印) | 2024年 |
| レイティング | G |
| 好きレベル | ★★★★☆ |
あらすじ
西暦2898年の未来。世界は荒廃し、200歳の独裁者スプリーム・ヤスキンに支配されるようになっていた。この世界では、一部の選ばれた人間だけが巨大要塞コンプレックスに住むことができる。コンプレックスでは、ヤスキンの指示で妊娠可能な女性を閉じ込め、人工授精する「プロジェクトK」が行われていたが、結果は思わしくない。ヤスキンが求めるのは妊娠150日以上の胎児なのだ。しかし、ある日、反乱軍の手引きで、被験者だった奴隷の女性SUM-80が逃げ出した。彼女は隠していたが、妊娠5カ月だと言い――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
バイラヴァ
(演:プラバース)
賞金稼ぎ。方々に借金を重ねている。コンプレックスの居住権を手に入れるため、スマティを追いかける。
アシュヴァッターマン
(演:アミターブ・バッチャン)
かつて、胎児を攻撃したことを咎められ、ヴィシュヌ神の8番目の化身クリシュナ神により不死の呪いをかけられる。ヴィシュヌの10番目の化身カルキの母親を守ることでのみ救済される。
スマティ
(演:ディーピカー・パードゥコーン)
コンプレックスで「プロジェクトK」の被験者となっていた奴隷の女性で、妊娠に気付いてからも隠し続けていた。妊娠5カ月ということでヤスキンに狙われることになり、反乱軍の女性にコンプレックスから連れ出される。名前はなく「SUM-80」と呼ばれていたが、カイラによって「スマティ」と名付けられた。
スプリーム・ヤスキン
(演:カマル・ハーサン)
齢200の独裁者。コンプレックス含め、最後の都市カーシーを支配下に置いている。妊娠150日以上の胎児から抽出されるセラムを求めている。
司令官マナス
(演:シャッショト・チャタルジー)
ヤスキン直属の部下。ヤスキンの指示で、スマティを執拗に追いかけ回す。
カイラ
(演:アンナ・ベン)
反乱軍の女性で、アッジュの恋人。スマティの名前をつける。
アッジュ
(演:アヤーズ・パーシャー)
反乱軍の男性で、カイラの恋人。シャンバラに戻ったらカイラと結婚する予定になっている。
映画「カルキ 2898-AD」の感想
映画「カルキ 2898-AD」の感想です。壮大な世界観とアクションは実にインド映画らしくて最高でしたね。
長尺映画
最近のインド映画あるあるではあると思うんですけれど、やっぱりちょっと長かったですね。180分、つまり3時間あるので、いくら面白いといっても、日本人的にはまあまあ疲れます。
まあ、本作より若干(といっても数分程度)長い「RRR」(2022)は全然疲労を感じなかったから、内容にもよると思うんですが。
たぶん、本作の場合、神話とかが絡んでくるので微妙に頭を使うんですよね。めちゃくちゃ難しい! というわけではないんだけど、日本人でインドの神話に詳しい人ってそう多くないと思う。私も聞き覚えがあるのはクリシュナ神ぐらいでした。
クリシュナがヴィシュヌの化身ということとかは知らなかった。
いろんな映画の詰め合わせ感
内容というか、雰囲気は「スターウォーズ」シリーズ(1977~)や「DUNE/デューン」シリーズ(2020~)といった、いろんな人気SF映画の詰め合わせ感があったりなかったり。
なので、ちょいちょい「既視感!」という場面がありました。
一瞬でしたが、光る剣でブォン、ブォンとやっているところなんて、モロって感じですもんね。「おーい! それは……(笑)」ってなった(笑)。
つまり、ハリウッド的な演出が多用されていたということでもあると思うので、インド映画としてはやや物足りなく感じた部分もありました。まあ、じゃあインド映画らしさって? と訊かれたら、それはそれで困るんですけれど。
ダイナミックな映像
といっても、さすがというべきか、映像はすごかったですよ。めちゃくちゃ壮大で、莫大な資金を注ぎ込んだんだろうなあとすぐにわかるぐらい。
邦画の場合、平均制作費はだいたい1~3億円ほどで、大作になってくると10、20億円ほどになったりもするらしいんですが、本作の制作費はなんと、
2025年新春に日本公開を予定しているインド映画『カルキ 2898-AD』が、映画本編映像を初公開した。同作はインド映画史上最高額となる110億円の予算をかけ、インド神話とSF世界観を融合させたという大作映画だ。
とのことなので、どひぇー! ってなります。桁が違う。(おそらく)市場規模が違うといっても、邦画の低予算ぶりはもはややりがい搾取的な面もあるのじゃないかと思うので、そこは心配になるところではありますが。
……とにかく、本作のいかにも「お金かかってそう!」みたいなダイナミックな映像がかなり好きでした。
ただ、スマティが炎の中を歩いて出てくるとき、上半身の服だけ燃えていくのはちょっと笑ってしまいました。そんな馬鹿な!? って。
説得できそうなバイラヴァ
また、本作に登場するメインキャラのひとりバイラヴァ。
彼は、コンプレックスに住むことを夢見ている賞金稼ぎで、基本的にはそのために動いているんですけれど、スマティを追いかけてくる人物でありながらも悪い人ではないんですよね。
正直、ちゃんと話して説得すれば理解してくれそうだなと思ってしまった(笑)。
「やめてくれ」程度じゃ無理かもしれないけど、プロジェクトKのことを持ち出して、スマティから胎児のセラムを抽出したら、母体であるスマティはおそらく処分されてしまうだろうことを伝えたら、むしろ味方になってくれそうな雰囲気はある。
バイラヴァ×アシュヴァッターマンなら誰にも負けない……はず。
母体スマティ
あとは、スマティが終始、胎児の入れ物という見方をされているようで若干ゾッとしました。
胎の中にいる子が中心になるのはわかるけど(なにしろ神の化身なので)、母体としてしか扱われないスマティが可哀想にはなりますね。
そういう意味では、ヤスキンも反乱軍側(あるいはアシュヴァッターマン)もさして変わらない。
今作はバイラヴァとアシュヴァッターマン(時々司令官マナス)の戦いがメインで、さほどスマティの出番が多くないからか、これ物扱い同然じゃない? と切なくなる場面もまあまあありました。
中盤までのおふざけバイラヴァ
なお、序盤から中盤あたりまでは、戦闘シーンになるとバイラヴァがふざけだすというコメディー要素も散りばめられていたんですが、個人的にはこれはあまりいらなかったかなと(笑)。ノイズというほどではないけれど、やるなら徹底的に! 最後までこのテンションを貫き通してほしかったというか。
中盤以降はアシュヴァッターマンとのバトルが増えるので、そんな余裕ないよ! というのはあると思うけど。
終盤のシリアスな戦闘シーンは格好良かったです。特にね、具体的にどんなシーンだったのかは伏せますが(ネタバレ防止)、ピンチが訪れたときの戦い方なんて「うおー!(興奮)」ってなりましたよね。
内容としては、インドの神話に詳しくない私でもかなり楽しめるSFアクション大作という感じでした。
映画「カルキ 2898-AD」が好きな人におすすめの作品
映画「カルキ 2898-AD」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 女神は二度微笑む(2012)
- 宇宙戦争(2005)
- トゥモロー・ウォー(2021)
- ミッキー17(2015)
- オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014)
映画「カルキ 2898-AD」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年03月13日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:インド発の壮大なSFアクション
一言、面白かったです。
ハードルを上げすぎていたのか、期待したほどではなかったというのが正直なところでしたが、それでもいかにもお金かかってます! な壮大な世界観とアクションシーンは見ごたえ抜群。
まあ、これ次作に続くエンドなんかーい! というのはあります(笑)。3時間はさすがにちょっと長かった。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 76% Popcornmeter 86%
IMDb
7.0/10
Filmarks
3.6/5.0

