Huluオリジナル「十角館の殺人」の感想です。
めちゃくちゃ楽しみにしていた「十角館の殺人」の映像化!
映像化不可能と言わしめた作品がどのように映像化されるのか、とっても気になる。原作が好きなのはもちろんですが、映像には映像の良さがありますよね。
本記事は2026年04月15日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ドラマ「十角館の殺人」の登場人物
「十角館の殺人」の登場人物については、こちらをご参照ください。
ドラマ「十角館の殺人」第1話のあらすじ
K大学ミステリ研究会のメンバーは、合宿の名目で「角島(つのじま)」を訪れていた。角島には中村青司という建築家が建てた十角形の形をした奇妙な館がある。しばらくのあいだ、すでに主を失ったそこに滞在するのだ。一方その頃、ミステリ研究会の元メンバー・江南孝明のもとには脅迫めいた手紙が届いていた。差出人は中村青司。件の建築家であり、彼は少し前に亡くなったミステリ研究会のメンバーだった女性の父親でもあったが、本人自身、世間ではすでに死亡したとされている。手紙の真相を追究するため、孝明は中村青司の弟・紅次郎のもとを訪ねるが――。
ドラマ「十角館の殺人」第1話の感想
えー、思ったよりも良い始まりだった! ……というのが正直な感想ですね。
原作履修済なので、どうしても比べてしまうところはありますが。
そもそも「映像化不可能」と言われた作品ですよ。どれどれ、お手並み拝見……というふうになってしまうのは、ある程度仕方のないことだと思いません?(偉そう)
まず、個人的にはですけれど、原作を読んでいる最中にエラリイの雰囲気がいまいち定まらなかったんですよね(力不足)。自ら探偵役を買い、文字を追っているだけだと発言も意外と慎重なものに思えるのに、作中でこのエラリイは「客観的に見て賢い人間」としては描かれていない気がして。言葉を選ばずに言うとしたら、探偵気取りとして描かれているように見受けられました。
でもそうすると、どんなテンションでエラリイの発言を受け止めたらいいのかちょっと微妙なところだった。
ところが。
この第1話を見て「こ、こ、これだー!」と大興奮しました。冒頭あたりはね、エラリイの態度があまりに大袈裟すぎて、舞台でも見ているような感じで(笑)、なんじゃこりゃあ? ってなったのですけど。
よくよく考えてみたら、これが正解なのでは? と。探偵気取りというか、一見頭が良さそうに思えるただのミステリーオタク。それっぽく見えるだけで、実際はずば抜けて賢いというわけでもない。小説を読んでいたとき、頭の中で動いていたエラリイがあまりにしっかり探偵をしすぎていて、たぶんこれ、エラリイのイメージとはちょっと違う気がする……と違和感を抱いていたんですが、このドラマでやっと「解釈一致ー!」ってなりました(※あくまでも個人的な印象です)。
かと思えば、島田さんのイメージは違った(※あくまでも個……略)。
島田さんは、なんていうか、もうちょっと浮世離れした人という印象を持っていました。生活感がなさそうというか、霞を食べて生きていそう、みたいな。
その点、このドラマに出てくる島田さんは割とアグレッシブな感じで、普通に声を張ったりするから「解釈違いー!」ってなる。まあ、それとは別に、この島田さんはこの島田さんで良かったですよ。
紅次郎と孝明の会話を聞いているときに、ひとりニヤッとしていたのは「クセつよー!」と思わず笑ってしまったけど(笑)。
あと、孝明が真相の追究に乗り出した動機が明らかに「好奇心」なのがわかる演技で、これもかなり好ましかった。みなさん、演技がお上手!




