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映画「ベン・ハー」あらすじ・感想|わかりやすいシンプルなストーリー!ちょっとライトタッチなベン・ハー

ベン・ハー(2016)_タイトル アクション

Ben-Hur(2016)

映画「ベン・ハー」といえば、名作中の名作――ですが、それは1959年のもので、今回レビューするのは2016年版のほう。

「ワイルド・ストーム」(2018)で知られるトビー・ケベルの出演作品です。

1959年版の「ベン・ハー」より上映時間が短いということもあって、ややライトタッチで取っつきやすい内容になっています。

本記事は2024年08月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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ワンフレーズ紹介

きみとおれはきょうだいだった。

作品情報

タイトルベン・ハー
原題Ben-Hur
原作ベン・ハー/ルー・ウォーレス著
ジャンルアクション、ヒューマン
監督ティムール・ベクマンベトフ
上映時間123分
製作国アメリカ
製作年2016年
レイティングPG-13
個人的評価★★★☆☆

あらすじ

エルサレムの貴族の家に生まれたベン・ハー。ベン・ハーには義兄弟のメッサラがいたが、ある時、メッサラの裏切りにより奴隷としてガレー船に送られてしまう。しかし、のちにガレー船は襲撃に遭い、転覆。奴隷らしく手足を鎖につながれたまま海に放り出されるが、なんとか漂着した土地でイルデリムという老人に命を救われるのだった。

登場人物

(敬称略)

ユダ・ベン・ハー(演:ジャック・ヒューストン)

エルサレムの貴族の家に生まれた男。真っ直ぐで心優しく、メッサラのことを義兄弟として愛していた。

メッサラ(演:トビー・ケベル)

ベン・ハーの義兄弟。ベン・ハーからは実の兄弟のように扱われているが、時に他の家族には一線を引かれてしまうことも。

イルデリム(演:モーガン・フリーマン)

奴隷だったベン・ハーの命を救ったアラブの族長。

イエス(演:ロドリゴ・サントロ)

イエス・キリスト。

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映画「ベン・ハー」の感想

映画「ベン・ハー」の感想です。もともとは結構重たい話だと思うんですが、2時間ほどの作品なので、気軽に観られるサイズになっていました。

ライトな内容(世界史に疎くても◎)

映画「ベン・ハー」というと、名作と言われるあの「ベン・ハー」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。そう、4時間もの長い尺を使って上映されたあの「ベン・ハー」。

原作が同じである以上、やっぱりどうしてもここと比べられてしまいますよね(あちゃーって感じ)。こればかりはどうしようもない。

なので、あの「ベン・ハー」と比べると、本作はたったの2時間ほどしかないわけで、そうなると必然的に、端折られた部分やナレーションで終わってしまった部分などが出てくるわけです。

あの「ベン・ハー」と比べると、物足りないという意見が出てくるのは至極自然なこと。

ただ、あの「ベン・ハー」を頭から追い出して、この作品単体で観ると、意外と普通に面白いです。ライトタッチで、子どもでも楽しんで観られるというか、むしろヤングアダルト向けではと思える映像の連続。

ちなみに、ユダヤやらローマやら出てきますが、世界史に疎くても全然問題ありません◎

イエス・キリストの登場

さて、本作に登場するイエス・キリスト

ですが、存在感が薄すぎるゥ!

割と序盤のほうから登場するイエスですが、「我こそはイエス・キリストなり!」と現れるわけではなく(当然)、かといって他の人と違うような雰囲気があるわけでもないので、終盤のほうになってやっと「え、も、もしやあれってイエスだったの……!?」となりました。

せめて「この人は重要人物ですよ!」とわかる空気を出してほしかった。ちょい役だと思って、まったく注視していなかったじゃんよ……。

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ギリアウトなメッサラ

本作では、対立してしまうベン・ハーとメッサラ

互いに対等な関係として見ている(っぽい)ベン・ハーに対して、実際のところは、ユダヤ人とローマ人との間には格差があるし、ベン・ハーの実の家族にも一線を引かれているような感じで、その点ではメッサラも可哀想かなと思う。

……思うのだけど。

そのあと、メッサラがベン・ハーとその家族に行った所業を考えたら、イエス・キリストに「隣人を愛せよ」云々と語られても、いやいや、これはさすがにギリアウトでは!? となりますね。

これも2時間に縮小してしまった弊害というか。

1959年版「ベン・ハー」を観た時は、「4時間とか、さすがに長すぎやろ……」と思っていましたが、2時間だと人物描写が圧倒的に足りていないので、やっぱり4時間ぐらいあって丁度良い作品なんだなと認識を改めました。

迫力のある戦車競走

とはいえ、まあ、山場に持ってきた戦車競走のシーンは、実に迫力があるものでした。

ベン・ハーとメッサラの魂と魂のぶつかり合い。

いわゆる拳で語り合う的なアレ(命懸けだけど)。

いかにもヤングアダルト向けな大がかりで派手なアクションシーンで、ここはさすが1959年版「ベン・ハー」から進化を遂げたところとなっていました。

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映画「ベン・ハー」が好きな人におすすめの作品

映画「ベン・ハー」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:先にこちらを観るべし!

まだどの「ベン・ハー」も観ていないという人は、ぜひこちらの作品を先に観てみることをおすすめします。

大まかな流れは1959年版「ベン・ハー」と同じだし、歴史超大作という感じもしないので小難しくもなく、比較的取っつきやすい内容になっているかなと。

本作を観て、もっと詳しい「ベン・ハー」が知りたいという人は、ぜひ昔の作品を観てみるといいんじゃないかなと思います。

Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 25% AUDIENCE SCORE 52%
IMDb
5.7/10

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