
トリック劇場版 ラストステージ
「トリック劇場版 ラストステージ」。
もうね、「トリック」に関しては、ドラマの時から大ファンだったわけですよ。劇場版も全部余すことなく観ています。
もちろん、本作も素晴らしい出来でした。
本記事は2025年05月20日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
海外進出!とある村で呪術師と対決。
作品情報
タイトル | トリック劇場版 ラストステージ |
ジャンル | ミステリー、コメディー |
監督 | 堤幸彦 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2013年 |
公開年 | 2014年 |
レイティング | G |
個人的評価 | ★★★★★ |
あらすじ
物理学者の上田次郎は、村上商事の社員からある依頼を受ける。とある共和国でレアアース採掘事業が進んでいるが、現地の呪術師が「聖なる土地を渡すわけにはいかない」と言ったため、現地住民が立ち退きに応じない。そこで、上田に呪術師の力を暴いてほしいというのだ。上田は、いつものごとく自称・天才マジシャン山田奈緒子に力を借りることにしたが――。
主な登場人物
(敬称略)
山田奈緒子
(演:仲間由紀恵)
自称・天才マジシャン。曰く「仲間由紀恵に似ている」らしい。トランプマジックなどの、小ぶりな技が得意。
上田次郎
(演:阿部寛)
日本科学技術大学・理工学部の教授で、物理学者。身長が高く、通信教育で空手や柔道などの武術をマスター。書籍を複数出版している。
矢部謙三
(演:生瀬勝久)
警視庁公安部所属の警部補だが、基本的には面倒くさがり。事件が起きた際、上田と山田に遭遇することが多い。カツラを着用しているのはバレバレだが、本人は「地毛だ」と言い張っている。
秋葉原人
(演:池田鉄洋)
通称「アキバ」。アキバ系オタク刑事で、スーツに運動靴がというファッションが特徴。
加賀美慎一
(演:東山紀之)
村上商事の社員。娘が難病を患っている。共和国に出発する際、妻子ともども見送りに来てくれるなど、家族仲は良好。
有田雄一
(演:石丸謙二郎)
村上商事の社員。レアアース事業部の部長。
谷岡将史
(演:北村一輝)
同性愛者で、上田に迫ることも。大学病院で伝染病の研究をしていた医師でもある。
ボノイズンミ
(演:水原希子)
呪術師。現地住民にとっては絶対的な存在。人に呪いをかけて殺す力があると言われている。
映画「トリック劇場版 ラストステージ」の感想
映画「トリック劇場版 ラストステージ」の感想です。相変わらず小ネタを挟むのがお上手でした。毎度のごとくクスリと笑ってしまう。
ドラマシリーズを見てからのほうが
これはたぶん、ドラマシリーズを見てからのほうが格段に楽しめるタイプの作品。まあ、当然っちゃ当然か。そもそもドラマシリーズ、もしくは他の劇場版作品を観ずにこちらに辿り着く人のほうが少ないような気がするし。
上田と山田と掛け合いも、ドラマシリーズを追いかけていないと、結構しらーっとなる気がする。
でも、ドラマシリーズファンからしたら、「ラストステージ」というタイトルに相応しい、壮大で見ごたえのある回だったと思います。
くだらない小ネタ(大好き)
もうね、トリックお馴染みのくだらない小ネタ(大好き)。
本作にもあれがいろんな場所に散りばめられていて、すごく面白かった! ちなみに、加賀美と有田が勤める村上商事の会長は村上ショージさんで、舞台はとある共和国のムッシュム・ラー村。もうほんと、意味わからん(笑)。このくだらなさ。
現地にはしっかり現地人に扮したダチョウ倶楽部の3人もいて、くるりんぱをしておりました。
個人的に一番好きだったのは、「いく、~~~!」「(通訳)来いって言ってます」「(山田)いや、行くって言ってますよ」のくだり。なにその「go」と「come」の違いみたいな(笑)。結局、こういうくだらないので笑ってしまうんだよなあ。これ、このやり取りを2回冷静に繰り返すのがまた絶妙なんですよね。
ラストに対する意気込み
先述したように、本作はまさに最終回(ラスト)に相応しい作品だったと思います。
なんていうか、スタッフさんたちの熱い意気込みを感じるというか。ドラマシリーズとは異なり、映画らしく相応に壮大なんだけど、ドラマシリーズの魅力も失われていない。
でも、ラストにはファン一同スッキリするオチを持ってきてくれて、「ありがとう、ありがとう!(涙)」という気持ちになりました。
ガッツ石まっ虫♡
ああ、そうだ。
ガッツ石まっ虫が友情出演していました(笑)。
なんていうか、昔懐かしい人が出てきたあの感じに似ていた。
あ、ちなみに、友情出演(笑)ならもうひとつ。ドラマシリーズにレギュラーとして出ていたあの人も出演していました。「あー!!!」ってなったよね。
山田、実は天才説
そして、山田、実は天才説。
現地の案内役(?)の人たちや子どもたちに、現地の言葉の単語程度を教えてもらっただけなのに、ボノイズンミに会った時にはすでに単語単語でもなんとなく会話が可能になるレベルまで到達していた。いや、長年海外にいたので察するものがあるんですけど、あれぐらい単語がつなげられたら、簡単な意思疎通ぐらいはできますよ。
度胸もあるし、正義感もある。意外と優秀な人なんじゃないかと思いますね。
主題歌が最高!
で、やっぱりトリックの主題歌と言えば、鬼束ちひろさんの「月光」ですよね!
ドラマシリーズから一貫してこの曲を流してくれるの、ありがたい。確か2の時は「流星群」だったと思うけど、あれもかなり良かった。トリックってシリアスな部分も多々あれど、基本的にコメディー色が濃いのに、なんであんなにもの悲しく、心に響くような歌が合うのだろうねえ。
本当に好きです。「月光」。
映画「トリック劇場版 ラストステージ」が好きな人におすすめの作品
映画「トリック劇場版 ラストステージ」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- RANMARU 神の舌を持つ男(2016)
- 劇場版ドクターX FINAL(2024)
まとめ:好き嫌いはきっと分かれる
個人的にはくだらない小ネタの数々が大好きなんですが、人によっては白けてしまいそうな気もしています。なので、好き嫌いに分かれる作風ではあるかなと。
でも、私は仲間由紀恵さんと阿部寛さん、生瀬勝久さんの絶妙な間の取り方が好きなんですよね。
Rotten Tomatoes
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IMDb
6.3/10
Filmarks
3.6/5.0