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NEW!映画「ザ・インターネット」あらすじ・感想|強い!コンピュータ上の情報がすべての恐ろしさを描く

ザ・インターネット_タイトル サスペンス

ザ・インターネット

「ザ・インターネット」の感想です。

映画「ザ・ロストシティ」(2022)などに出演するサンドラ・ブロック主演の作品。

今見ると、当時最先端の技術も「古いなあ」という感じで、なかなか興味深いところがありました。でも、テーマ的には割と最近の作品でもあったような、そんな不思議な雰囲気!

本記事は2025年06月12日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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ワンフレーズ紹介

個人情報がすべて書き換えられたら、どのように自分を自分と証明するべきか。

作品情報

タイトルザ・インターネット
原題The Net
ジャンルサスペンススリラー
監督アーウィン・ウィンクラー
上映時間114分
製作国アメリカ
製作年1995年
公開年(米)1995年
レイティング
個人的評価★★★☆☆
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あらすじ

ある日、優秀なプログラマーであるアンジェラのもとに、一枚のディスクが送りつけられてきた。ディスクを送りつけてきたのは、彼女の得意先カシードラル社のデイルという男。政府の機密情報を発見してしまったと相談するデイルは、直接アンジェラに会いに来ると言う。しかし、自家用機に乗り込んだデイルは、アンジェラと対面する前に事故で命を落としてしまった。ショックを受けるアンジェラだったが、当初の予定通り、そのままバカンスに入る。バカンス中のアンジェラは、そこでひとりの男に出会い――。

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主な登場人物

(敬称略)

アンジェラ・ベネット

(演:サンドラ・ブロック)

優秀なプログラマー。得意先の会社のデイルという男から、政府の機密情報にアクセスできるディスクが送られてきたことをきっかけに、命を狙われることになる。

ジャック・デブリン

(演:ジェレミー・ノーサム)

アンジェラがバカンス中に出会った男。アンジェラ好みの男を演じているが、実はディスクを狙っている。

アラン・チャンピオン

(演:デニス・ミラー)

精神科医。アンジェラから助けを求められ、行動を共にすることに。

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映画「ザ・インターネット」の感想

映画「ザ・インターネット」の感想です。午後のロードショーで観ました。こういうのもたまには良いですね!

美しさを増すサンドラ・ブロック

いやあ、サンドラ・ブロックが美しい!

すごいですよね、サンドラ・ブロック

この作品が撮られた当初も当然美しいんですが、映画「ザ・ロストシティ」(2022)に出演していた時のほうがもっと美しくなっているような気がします。年齢を重ねるごとに美しくなっていく人って、良くも悪くも、いろんな経験をして、深みのある人生を送っているのだろうなという感じがしますね。自分が目指すべき人、というか。

見返してみたら、「ザ・ロストシティ」の感想でも「サンドラ・ブロックの美貌が!」と言っていました(笑)。

強い、強すぎる

そのサンドラ・ブロック演じる主人公のアンジェリカ。

彼女の強さもすごい。

冒頭、バカンス中に出会ったデブリンに襲われるシーンがあるのですけど、あのシーンなんか「完全に詰んでる」って思いましたもんね。ここからどうやって逃げ出すの? って。でもそこで簡単に諦めないのがハリウッド式ヒロイン。アンジェラ・ベネット。

この強さもまた素敵!

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テーマは「インターネット」

ちなみに、本作のテーマはインターネット

これは1995年製作の作品なので、ちょうどパソコンやインターネットがじわじわと力を増してきている時期なんですよね。

なので、当時ではおそらく最先端の技術も、今改めて見ると「なんかちょっと古い感じ」と。いや、ITとかに詳しくない私では、何をしているかさっぱりではあるんですが。劇中に登場するコンピュータがいかにも90年代! って感じなのでつい。ウェブサイトのデザインのあの感じもね。

でも、たった30年ほど前のことなのに、随分と時代は変わったのだなと興味深く思いました。IT分野の人って本当にすごい。

自分を自分たらしめる情報

そして、インターネットと、本作の根底にあった「個人情報の書き換え」について。

サンドラ・ブロック演じるアンジェラの情報がすべて書き換えられてしまい(指紋情報さえ!)、自分をアンジェラ本人だと証明してくれる人はアランだけ! という状況。

劇中でアンジェラが「データの中にすべてある」というようなことを言っていた通り、自分だと証明できるものは自分自身でなく、コンピュータ上にあるデータなんですよね。名前も、顔も、経歴も。

ここだけ見ると、映画「ANON アノン」(2018)とちょっと似ているなと思いました。個人情報が書き換えられるというところから一歩進んで、人々の記憶が閲覧及び検閲できるようになった代わりに、プライバシーが失われている世界での話だったけど。

でも、データがすべてというところもよく似ていて、その文字の羅列(あるいは画像や映像)が、自分たらしめる証拠なのだと気付かされます。これってよく考えたら怖いことだけど、アンジェラにとってのアランみたいに、自分の存在を証明してくれる人はいるだろうかと考えてしまいます。家族はいるけど、友人はどうだろう? たぶん、社会的信用が相当にないと駄目なんだもんねえ。こういうのって。アランも精神科医という立派なお医者さんだったし。

全部のデータが書き換えられてしまったら、自分がまったく別の人間になってしまったり、突然前科持ちになってしまったりするの、恐怖すぎる。

個人情報は取り扱い注意

つまり、こういうことですね。

個人情報は取り扱い注意! と。

全部の情報とまではいかないまでも、最近話題になっているフィッシングサイトとかでクレジット情報や名前、電話番号などの個人情報を入力してしまったら、悪用されることは間違いないわけですし。私も以前、フィッシングサイトではないけど、クレジットカードの不正利用にあったのでこの辺は敏感です。ビビり散らかした(カード会社が不審に思って連絡をくれたので事なきを得たけど)。

少し前の映画でありながら、今にも十分通ずる内容の映画で、不思議な気持ちになりました。

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映画「ザ・インターネット」が好きな人におすすめの作品

映画「ザ・インターネット」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:ドラマ版もあるらしい

なお、本作を元にしたドラマ版の「ザ・インターネット」もあるらしい。全22話。ちょっと気になりますね。

映画「ANON アノン」の感想でも「ドラマにしたら面白そう」と書いたんだけど、こちらのほうも、確かにTVシリーズにしやすそうな内容だなとは思いました。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 44% Popcornmeter 44%
IMDb
6.0/10

Filmarks
3.2/5.0

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