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NEW!映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」あらすじ・感想|不条理でも死は誰にでも平等に……

THE MONKEY/ザ・モンキー_感想タイトル ホラー

THE MONKEY/ザ・モンキー [DVD]

映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」の感想です。

映画「ロングレッグス」(2023)で知られるオズグッド・パーキンス監督によるホラーコメディー。

面白いは面白いけど、ハマりはしなかったかなというお話でした。「ロングレッグス」も同じような感じだったので、もしかしたらパーキンス監督の映画はあまり合わないのかも? などと思っております。

といっても、(個人的に)ものすごくハマるわけではない! というだけで普通に面白いので、やっぱり他の作品もチェックしておきたいなあ。

すみれ
すみれ

映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」の見どころは……


  • 不条理すぎる(けれどもクスッと笑える)死に方。
  • テオ・ジェームズの一人二役。
  • オチの付け方。

本記事は2026年04月11日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。

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作品情報

タイトルTHE MONKEY/ザ・モンキー
原題The Monkey
原作猿とシンバル/スティーヴン・キング 著
ジャンルホラースリラーコメディー
監督オズグッド・パーキンス
上映時間98分
製作国アメリカ
製作年2025年
公開年(米)2025年
レイティングR15+
好きレベル★★★☆☆

あらすじ

母と共に暮らす双子の少年ハルとビルは、ある日、失踪した父親の持ち物の中からとある箱を見つける。その中には、ぜんまい式のサルのおもちゃが入っていた。背中のネジを巻くと、(サルが)持っているドラムを叩く仕様になっているらしい。しかし、最初はシッター、次は母親と、サルがドラムを叩くたびに人死にが出ることが発覚。ハルとビルはサルを封印しようと枯れ井戸に投げ捨て、それぞれの人生を歩みだす。大人になり、ビルともすっかり疎遠になったハルは、別れた妻とのあいだにできた息子との年に一度の面会日を迎えるのだが――。

主な登場人物

(以下、敬称略)

ハル

(演:テオ・ジェームズ

双子の弟。子どもの頃、自分をいじめてくる兄を懲らしめようとサルのネジを巻いたところ、母親が死んでしまう。大人になった現在は、なるべく人と関わらないようにしながら生活しており、兄とも疎遠になっている。

ビル

(演:テオ・ジェームズ

双子の兄。なにかとハルをいじめがち。おばが亡くなったと、数年振りにハルに連絡を寄越す。

ロイス

(演:タチアナ・マズラニー)

ハルとビルの母親。

ピーティー

(演:コリン・オブライエン)

ハルの息子。母親の再婚相手の養子に引き取られる予定。年に一度面会を許された父親(ハル)に対して複雑な感情を抱いている。

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映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」の感想

映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」の感想です。一応ホラーにあたる作品だと思われるんですが、コメディー色もあってなかなか面白かったです。

ストーリー性は薄め

正直、ストーリーはあってないようなものでした。

それが悪いと言っているわけじゃなく、基本的には、人が「嘘……だろ……!?」みたいな死に方をしていくのを楽しむ話みたいなところがあったかなと。

なお、主人公ハル及びハルの双子の兄ビルを演じたのは、映画「ダイバージェント」シリーズ(2014~)や「すべての終わり」(2018)などで知られるテオ・ジェームズ。監督を務めたのは、ニコラス・ケイジ出演のホラー映画「ロングレッグス」(2023)のオズグッド・パーキンスでした。

不条理すぎるホラー

先述したとおり、ストーリーはあってないようなもの。

イメージとしては「ファイナル・デスティネーション」シリーズ(2000~)に近かったように思いますね。いわゆる不条理ホラーというような。

なにしろ、主人公のハル自身、自分たちの目の前で衝撃的な死に方をしたシッターのその葬式の日を振り返って「これが僕の人生最良の日だった」とか言うほどですからね(笑)。まあ、実際、その後のことを考えるとあながち間違いでもないというか。

そんなつもりじゃなかったとはいえ、ハルはうっかり罪を背負ってしまったわけですし。到底精神的に落ち着ける状況じゃなかったことはわかる。

家族への執着

ただ、一点あるとすれば、それでも家族は作るんかーい! というところ(笑)。

これ、最初は謎すぎるなと思いました。

だって、ハルは確か、自分で「(友人などの)大切な人を作るのは避けた」みたいなことを言っていたと思うんですよね。それなのに家族は作る謎

矛盾している……と疑問に思ったんですが、ハルの場合、孤独を恐れていたというより、家族というものに執着じみた感情を抱いていたのではないかと推察します。兄のビルとかそりゃあもうやべー奴でしたもんね。ハルが「いなくなればいいのに」と思ったのもわからないでもない。

身内でも合う合わないあるし、嫌いなら嫌いでいいと思うけど、率先して(弟に対する)いじめを煽るのはさすがに酷い。

じゃあ、母親はどうだったのかと言うと、なんとなーく。……なんとなくですけど、ハルに寄り添っていない感じがありました。例えば、いじめっ子たちに大量のバナナ(!?)をぶつけられたり、ズボンをはぎ取られ、下はパンツ一枚だったりの状態で帰ってきても、一切気がついていませんでしたもんね。

子どものことを見ていない。

そういう意味では、家族というものに抗えない魅力(執着)のようなものを感じていたとしても不思議ではないと思う。子どもからしたらなんとも迷惑な話ですけども。

ただ、いじめのシーンは一部笑ってしまった(不謹慎)。ハルにぶつけるためだけに、箱2~3個分のバナナを頑張って用意するいじめっ子たち……いじめをするのにも資金力が必要……。いじめ、ダメ、絶対。

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サル=神?

劇中、ハル&ビルの母親から「誰がいつ死ぬかは神様次第」というようなセリフがありました。

世の中、良い人だからと長生きできるわけではないし、悪い人が早死にするわけでもない。「なんでこんな良い人が……」みたいなことなんてたくさんあるわけですしね。

本作のサルも気まぐれに人の命を奪う

ただ、実際には「ネジを巻く誰か」がいて初めて運命が動くので、神のメタファーとまではいかないのかもと思ったり。

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恨みを手放すこと

さて、ちょっと「ハルとビルがいがみ合っていた」というところに戻りますけれど。

生まれてこの方「あんな奴いなくなればいいのに!」と一度も思ったことがない人は少ないんじゃないかと思う。例えばいじめっ子に対して、例えばパワハラ上司に対して、例えばいわゆる「毒親」と呼ばれる存在に対して。

嫌なことをされ傷付けば、その分恨みを晴らしたいと思うのも当然のこと。

でも、それを実行したハルはどうなったか。復讐相手はビルでしたが、実際に被害を受けたのは母親だった。世の中、起きる事象にはいろんな人が関わっているわけなので、この人! とピンポイントで復讐するのは難しいということなのかもしれませんね

そして、復讐はさらなる復讐を生む

小説「時計館の殺人」の感想でも書きましたが、執着含め、何かに激しい感情を抱き続けるのって並大抵の精神力じゃ無理だと思う。個人的には、やり返すことも大事なときはあると思うけど、恨みを手放すことで幸せに近付けるときもあるんじゃないかなと思っています。ケースバイケース。

あと、ハルの場合はやり方ね。恨みを晴らすのに、第三者の介入を求める、あるいは自分の手を汚さないで……みたいなのはやめておくべきでしたね。

ホラーあるある

あと、ホラーものとかパニックものでよく思うのは「さわりだけでも教えてあげなさいよ(笑)」というやつ。

映画「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」(2015)を観たときにも思った気がするんですが、巻き込まれた人たち、もしくは関係ある人たちに行動を促すばかりで、情報をまったく共有しないのズルくない? と思ってしまう。

この映画でも、ハルは息子のピーティーに、今何が起きているかを一切伝えないんですよね。ついてくることになった時点で巻き込まれることは必至なのだから、信じてもらえないこと前提でとりあえず話しておけばいいのになあと。

あと、ハルに至っては意味わからん嘘までついていましたね。「兄弟はいない」とかなんとか。

良い思い出がないから、自分が思い出したくないから、ということだとは思うんですが(それはわかる)、相手が相手ですし、「いるけど疎遠になっていて、あまり思い出したいことじゃないから詳細は聞かないでほしい」ぐらいにしておけば信頼を損ねることもなかったのにね……。

ピーティーはもう幼い子どもでもないし、それぐらいの分別はありそうだった。全体的に、もっとうまくやりなよ! が多いキャラでした(笑)。でも、その不器用さ含め、ハルらしさでもあるということなのかな。

そもそも、子どもの頃にビルにいじめ倒されていて、そういう経験が今のハルを形成したのかもしれないですしね。そう思うと、あまり「こうすればいいのに」とも言い難いんですが。

とりあえず、「嘘でしょ?」みたいな死に方が連続するのはなかなか面白かったですよ。ラストも結構良かった。というか、ちょっと笑っちゃった。そりゃそうなるよねえと。

映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」が好きな人におすすめの作品

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映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」が観られる動画配信サービス

※記事執筆時点での情報です(2026年04月11日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。

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まとめ:サルの人形といえばシンバルだったけど

サルの人形といえばシンバルのイメージ。

ですが、本作ではドラムになっていましたね。原作が「猿とシンバル」ということなので、小説のほうはシンバルになっているのかな? なぜ改変されたのかは気になるところ。

個人的には、サルがカッと歯を剝き出しにするところが一番怖かったかも(笑)。あれ、謎にめちゃくちゃ不気味でした。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 77% Popcornmeter 55%
IMDb
5.9/10

Filmarks
3.4/5.0

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