
死霊館 最後の儀式
映画「死霊館 最後の儀式」の感想です。
映画「死霊館」シリーズ(2013~)の最終章!
一作目に比べると演出がだいぶ派手になりましたね。演出で好きだったのは、個人的には「死霊館 エンフィールド事件」(2016)だけど。
今回はジャンプスケアもなかなか良い感じに仕上がっていました。

映画「死霊館 最後の儀式」の見どころは……
- ウォーレン一家の家族の絆。
- 新たな風が吹くウォーレン一家。
- アナベル人形の登場(なかなか怖い)。
- ダイナミックなカメラワーク。
本記事は2026年04月07日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | 死霊館 最後の儀式 |
| 原題 | The Conjuring: Last Rites |
| ジャンル | ホラー、スリラー |
| 監督 | マイケル・チャベス |
| 上映時間 | 135分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2025年 |
| 公開年(米) | 2025年 |
| レイティング | PG12 |
| 好きレベル | ★★★★☆ |
あらすじ
1986年、ペンシルベニア州。スマール家の次女ヘザーは、祖父母からアンティークの大きな姿見(鏡)をプレゼントされた。ヘザーは喜んで見せるも、この鏡にどこか不気味なものを感じていたため、姉のドーンと共に、他の家族には内緒で鏡をゴミに出す。ところが、鏡がゴミ収集車の中で押し潰された瞬間、突如としてドーンが吐血。口の中から鏡の欠片を吐き出す大惨事に。それを皮切りに、スマール家では怪奇現象が連続する。追い詰められたスマール家は、教会に相談することにするが――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ロレイン・ウォーレン
(演:ヴェラ・ファーミガ)
エドの妻で、霊能力者。妊娠中に行った仕事であわや死産となりかける(その後息を吹き返す)。
エド・ウォーレン
(演:パトリック・ウィルソン)
ロレインの夫で、著名な悪魔研究家。心臓の持病があり、医師からはあと一度発作が起きれば命にかかわると宣告されている。
ジュディ・ウォーレン
(演:ミア・トムリンソン)
ロレインとエドの娘。ロレインと同じ能力を持つが、見えざるものに対して恐怖を抱いている。導かれるようにしてスマール家を訪れる。
トニー・スペラ
(演:ベン・ハーディ)
ジュディの恋人。もともとは警察官だったが、現在は無職。ジュディへのプロポーズを考えている。
映画「死霊館 最後の儀式」の感想
映画「死霊館 最後の儀式」の感想です。個人的には「死霊館 エンフィールド事件」に並ぶ面白さでした。好き!
ウォーレン一家の物語
今回は、ウォーレン一家の物語という感じでした。
エドとロレイン、ジュディ……と、新しく家族として迎え入れられるであろうトニー。
エドがトニーに言った「君には婚約者でも、我々には賢明に生きようとする小さな赤ん坊なんだ」というセリフはとても良かった。これは、ジュディが一度は死産宣告をされていた(が、その後息を吹き返した)というのを踏まえた言葉なんですけれども、何歳になっても親にとって子どもは子どもなんですよね。きっと。
ジュディが40歳になっても、60歳になってもエドは同じことを言うんだろうなと思ったら、胸がギュッとなるし。現実世界で、この感覚がわからない人、忘れてしまった人が、自分で選んだパートナーをないがしろにしたりするのかなと思ったりもした(親と不仲な人ならないがしろにしていいという意味ではなく)。
自分も、この感覚を大事にして生きていきたいなって。
カメラワーク(演出)が◎
また、個人的には、カメラワークがとても好きな映画でした。
特に、トニーが車を用意しようとしたシーンなんてね。トニーを中心に映していたところから、回転しながらグッと引いていき、上空からスマール家のある一帯が映し出される。スピード感があって思わず見入ってしまいました。
まあ、この辺については「『死霊館』シリーズ(2013)には合わない演出だった!」と感じる人もいたらしい(そういう口コミを見た)ので、好みによるところは大きそうですが。
私は興奮したなという。
実際に起きた事件をもとにした映画といえども、演出自体はだいぶファンタジーな色が濃いように見えるし、だからこういうド派手なカメラワークは良いよねと思います。
カメオ出演もあり!
なお、
例えば、シリーズ第1作『死霊館』(2013年)のキャロリン・ペロン(演:リリ・テイラー)とシンディ・ペロン(演:マッケンジー・フォイ)が再登場したほか、第1作で監督を務めたジェームズ・ワン(『死霊館 最後の儀式』では脚本・製作として参加)もカメオ出演している。
(引用元:『死霊館 最後の儀式』マイケル・チャベス監督、豪華カメオ出演の経緯とシリーズ完結の心境を明かす「これが理想の幕引き」|ハリウッド・リポーター・ジャパン)
とのこと。
これね、正直、メインキャラでない複数の人物がフィーチャーされているシーンがあって、うっすら「これはもしかして過去作に出ていたキャラか? と思ったぐらいだったんですが(笑)、最後だからこそのこういう演出は良いですよね。
弱点はジュディ
本作に登場する悪魔は、ターゲット(人)を精神的に弱らせ、魂を奪うという設定だったと思うんですが、ジュディが誕生するその瞬間から目をつけられていたっぽいのは、やっぱりロレインとエドの弱点になり得るからだったんでしょうね。
確か「死霊館 エンフィールド事件」で説明されていたような気がするんですけれども、悪魔は(犠牲者の)同意がなければ魂を奪えない。でも、普通の人間が簡単に同意するわけはないから、精神的に弱らせ、そうさせるみたいなあれ。
どんな形であれ愛娘のジュディを失えば、ウォーレン夫妻を一気に弱らせることができる。
……ので、20年ぐらい? の長い年月をかけて、自分たちの邪魔をするウォーレン夫妻を排除できる機会を虎視眈々と狙っていたのでしょう。執着がすごい!
ジュディ自身、見えざるものが見えることで徐々に、けれども確実に精神的に弱らされていたわけですしね。ここが悪魔がつけいる隙になったのだと思う。
ちなみに、(ウォーレン一家)家族総出で戦うシーンのトニーはちょっと可哀想だった(笑)。ひとりだけ負担多すぎない!? って。
子への愛
それから、エドとロレインの子への愛の表現方法が違ったのも良い。
まず、ロレインは、自分の特殊能力を引き継いだ娘は同志でもある。だからこそ、同じ苦しみを味わってほしくなくて、自分と同じように戦うのではなく「徹底的に避ける(=逃げる)」ことを教える。できるだけ危ないことはせず、苦しまずに済む道があるならそれを選択してほしいというのも親が子に向ける愛ですね。
でも、最後には「戦え!」と娘の背中を押した。
逃げてほしいと考えていたロレインの気持ちも、戦うように背中を押したロレインの気持ちもすごくよくわかる。そりゃあね、逃げて済むものなら逃げたほうが良いですもんね。逃げれば済むものでわざわざ苦しむ必要はない。愛する娘が苦しむのなんて、誰も好んで見たくないよなあと。
対するエドは、見えざるものが見えてしまう苦しみを100%理解することはできないけど、例えばトニーに「自分たちの愛する娘だ」と伝えたりして、娘の脅威になる可能性のあるものは排除しようとしていた。いくら「愛しているので娘さんと結婚させてください!」と言っても、結婚したあとに豹変する人間はどこにでもいるので(男女関係なく)。
こういうとき、この子は親に愛されている人間だと伝えるのって本当に有効な方法だと思っていて(事情があって親がいない! という場合や、親と不仲! という場合の話は別ですが)。このあたり、エドいいぞー! って感じでした。
で、最初は愛する娘を連れ去っていく男という認識で、うっすら嫉妬心っぽいものが見え隠れしていたエドが、最終的には「ウォーレン家へようこそ!」とトニーを自分の家に迎え入れる姿勢になったのも良かったです。
シリーズの他作品より、家族の物語が色濃く描かれていたかなという印象でした。なんなら、現時点で鏡の被害に遭っているスマール一家なんて、物語が進むにつれて存在感が薄くなっていきましたもんね(笑)。
個人的には好きなお話でした。
映画「死霊館 最後の儀式」が好きな人におすすめの作品
映画「死霊館 最後の儀式」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- WEAPONS/ウェポンズ(2025)
- ザ・クラフト(1996)
- 異端者の家(2024)
- ヴィジット(2015)
映画「死霊館 最後の儀式」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年04月07日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:カメラワーク含む演出が好き
今作は、ストーリーもさることながら、カメラワークを含む演出が好きでした。回を増すごとに派手になっていっているような。
最終章(最終回)とあってか、ウォーレン一家の絆みたいなものに焦点が当てられていましたね。
いつもどおり、エンドロールもサブリミナルー! という感じで良かったです。
あ、それと、アナベル人形も出てきましたよ(怖かった)。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 57% Popcornmeter 77%
IMDb
6.2/10
Filmarks
3.8/5.0

