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映画「スラムドッグス」あらすじ・感想|超お下品!(笑)でも応援したくなるワンちゃんたち

スラムドッグス_タイトル コメディ

スラムドッグス(字幕版)

「スラムドッグス」の感想です。

「可愛いワンちゃんたちが見られるですって!?」と見始めたはいいものの、これがまためちゃくちゃお下品なコメディーでした(笑)。

それでも可愛いワンちゃんたちはやっぱりすごい!

本記事は2025年06月20日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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ワンフレーズ紹介

自分を捨てた飼い主に復讐を!ナニを噛みきってやるのだ。

作品情報

タイトルスラムドッグス
原題Strays
ジャンルアドベンチャーコメディーヒューマン
監督ジョシュ・グリーンバウム
上映時間94分
製作国アメリカ
製作年2023年
公開年(米)2023年
レイティングPG12
個人的評価★★★★☆

あらすじ

ある日、飼い主のダグに捨てられてしまったボーダーテリアのレジー。「投げたボールを取りに行くゲームをしているだけだ」と思い込むレジーだったが、危機的状況を救ってくれた野良犬のバグに、それは捨てられたのだと教えられる。ダグを悪い人間だと認識したレジーは、ダグに復讐しようと決意するのだが――。

主な登場人物

(敬称略)

レジー

(声:ウィル・フェレル)

ボーダーテリア。飼い主のダグに散々酷い態度を取られ、最後には遠くに置き去りにされるも、それを遊びの一環だと信じていた。

バグ

(声:ジェイミー・フォックス)

ボストン・テリア。野良犬界のカリスマ的存在で、ダグに復讐しに行くというレジーに付き合う。

マギー

(声:アイラ・フィッシャー)

オーストラリアン・シェパード。バグの友人で、レジーたちのまとめ役。

ハンター

(声:ランドール・パーク)

グレートデン。バグの友達で、高齢者施設でセラピードッグを務めている。

ダグ

(演:ウィル・フォーテ)

レジーの飼い主だった男性。人生がうまくいっていない鬱憤を晴らすかのように、レジーにきつく当たる。最後にはレジーを遠くに置き去りにした人物。

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映画「スラムドッグス」の感想

映画「スラムドッグス」の感想です。……ワンちゃんって、何をしても可愛いんだなって。可愛いは正義。

可愛いは最大級の愛情(持論)

まずね、「可愛い」って最大級の愛情だと思うんですよ。

例えば、恋愛とかにおいてもそうでしょ。客観的に見てどんなに体が大きくいかつい男の人でも、好きになると「あ、可愛い」って思ったりする。身内の男性も何歳になっても「可愛い」って思うし、人に対して「可愛い」と思ったらそれはもう愛しているということだと思うんですよね(?)。

本作のワンちゃんたちもまあ可愛いんだ、これが。

こんなに可愛いのに……!?(混乱)

とはいえ、こんなに可愛いのにこんなに下品だなんて!? ってドン引きするのが本作の魅力のひとつ。あの可愛らしさから繰り出される下品な言動の数々には「なんでそーなるの!?」と。

ちなみに、ウン(略)をしまくって戦うシーンがあるので、食事中には観ないほうがいいかも(笑)。

そもそもレジーがダグのもとに帰ろうとする理由も「自分がどれだけ傷付いたか思い知らせてやる! あいつのチン(略)を噛みきってやるぞ!」という復讐心があってこそなので(笑)。もちろんね、レジーがされたことを思ったら全然やっていいよ! とはなるんですが。

ジャケットに「ペット、闇堕ち」とあるように、闇落ちワンちゃんの冒険という感じでした。それでも可愛いんだから、ワンちゃんってやっぱりすごい。

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強烈な皮肉

また、この作品の中に強烈な皮肉も見ましたね。それを意図して作られたかはわからないけど。

ワンちゃんはワンちゃんであるというだけで可愛いので、人間側からしてもつい「ご飯ちょーだい(ハート)」とか「お散歩連れてって?」とか、可愛らしく理解してしまいがち。別に悪いことではないと思うけど。でも、実際にはそうだろうか? と。「ご飯ちょーだい(ハート)」だと思っていても、実は本作のワンちゃんたちみたいにもっと過激なことを言っているのかもしれない。

無意識に、ワンちゃんを見た目も中身も可愛いだけの存在として捉えていませんか? というのを改めて考えさせられました。……いや、レジーたちは確かにお下品だったけど、それでも可愛かったわ!

感動系に偏らない動物もの

動物ものというと、感動系か爽やかコメディー系というイメージが強いですよね。例えば「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(2008)とか「シャーロットのおくりもの」(2006)とか。

でも、本作は見事そんなイメージをぶち壊してくれました。動物ものなのにこうも下品にできるのか! って(笑)。たまにはこういう作品があったっていい。動物系映画だと子ども向けのものも多いけど、子どもより大人向けのものがあったっていい。いや、まあ、本作だって別に子どもでも観ていいんですが……(PG12だし)、家族一緒に観るとやっぱり気まずい思いはすると思う(笑)。

愛したからといって……

じゃあ、本作がお下品コメディーのみで終わったのかと言うとそんなこともなく、個人的にレジーのセリフでグッときたものもありました。

――I thought if I loved you enough, then maybe you would love me back.

これです。

私は字幕なしで観たので、字幕がどうなっていたかはちょっとわからないんですけど、直訳すると「君(ダグ)のことをたくさん愛せば、君も愛を返してくれるかもしれないと思った」ですね。……なんて健気な! 冒頭の「ダグがこんな遊びをするのは自分を信じてくれているからなんだ」って頑張って思い込もうとしているシーンからもう、「君は幸せになるべき犬なんだよう……!(涙)」ってうるうるしてしまいました。

でも、実際、相手を愛したからといって、同じ熱量で愛が返ってくるとは限らないんですよね。人間同士の関係においても。それは血のつながった親や兄弟(姉妹)でもそうだし、他人である友達とかならもっとそう。同時に、愛されているからって同じ熱量で愛さなければならない義務もない。本来は。愛し返してもらえないほうの立場になったらそれはもう切ないけれど。

ベースはお下品コメディーではあるものの、こういうちょっとしたところで胸に刺さるようなシーンもありました。

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愛されるということを知ったレジー

でも、そんなレジーを神は見捨てていなかった!

捨てられた先でバグに出会い、バグを通じてマギーとハンターという友達ができたレジー。例えばバグが「お前それ、捨てられたんだよ」と言っていたように、友達は時に耳が痛いことも言ってくるものです。それこそが本当の友達!(おそらくバグはそこまでの意味は持たせていなかったと思うけど)

ダグという飼い主だけがすべての狭い世界で生きていたレジーが、皮肉にも、捨てられたことで広い視野を持つことになったのですよね。ラストのレジーの選択を考えても「愛」って犬(人)によってそれぞれなんだなと。

あの人のカメオ出演

ちなみに、本作には映画「僕のワンダフル・ライフ」(2016)で知られるあの人がカメオ出演していました。

上記作品に関して私は未見なので、最初はただ「こんな有名な人がなぜちょい役!?」ぐらいにしか思わなかったんですが(笑)、調べてみたらどうもそういうことだったらしい。しかも、「僕のワンダフル・ライフ」のオマージュシーンもあったのかな? これはもう未見だったのがもったいない。機会があれば観てみようと思います(決意)。

映画「スラムドッグス」が好きな人におすすめの作品

映画「スラムドッグス」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:下品でもそこまで不快感はない

基本的に下品なことばかりしているワンちゃんたちですが、なにぶんめちゃくちゃキュートなもので、それさえも可愛く見えてしまいます。やっぱり可愛いは正義。見た目だけの話じゃないですよ、中身も合わせての話です。

レジーもバグもマギーもハンターも、目の前にあることに一生懸命で応援したくなりました。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 54% Popcornmeter 70%
IMDb
6.3/10

Filmarks
3.5/5.0

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