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映画「カメラを止めるな!」(2018)|あらすじ・感想

カメラ_タイトル コメディ


カメラを止めるな!

2018年公開の「カメラを止めるな!」は劇場公開当時、話題沸騰となった作品です。

低予算で作られたとは思えないほどのクオリティーと構成、さらにはノンストップワンカットのスピーディーな世界観に、開始早々惹き込まれてしまいます。

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作品情報

  • 作品名:カメラを止めるな!
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:コメディ
  • 製作国:日本
  • 公開年:2018年

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。​本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!​大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。

(引用元:カメラを止めるな!公式サイト「STORY」

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こんな人におすすめ!

  • モキュメンタリー系の作品が好き
  • 伏線回収には厳しいよ!
  • 映画は監督や俳優の知名度で選ばないのだ
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キャスト・スタッフ

  • 監督/脚本/編集:
    – 上田慎一郎
  • メインキャスト:
    – 濱津隆之 ⇒ 日暮隆之 役
    真魚まお ⇒ 日暮真央 役
    – しゅはまはるみ ⇒ 日暮晴美 役
    – 長屋和彰 ⇒ 神谷和明 役
    – 細井学 ⇒ 細田学 役
    – 市原洋 ⇒ 山ノ内洋 役
    – 山崎俊太郎 ⇒ 山越俊助 役
    – 大沢真一郎 ⇒ 古沢真一郎 役
    – 竹原芳子(どんぐり) ⇒ 笹原芳子 役
    – 吉田美紀 ⇒ 吉野美紀 役
    – 合田純奈 ⇒ 栗原純奈 役
    – 浅森咲希奈 ⇒ 松浦早希 役
    – 秋山ゆずき ⇒ 松本逢花 役
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「カメラを止めるな!」注目ポイント

序盤から繰り広げられるワンシーン・ワンカットのハラハラドキドキ展開。たとえオチがわかっていたとしても、何度でも楽しめる作品です。

制作費はたったの300万円

インディーズ映画であるにもかかわらず大ヒットを飛ばした本作ですが、気になる制作費はといえばたったの300万円というのだからおどろき。宣伝もほとんどは口コミやTwitter(SNS)を利用して行ったそうです。

上田監督いわく「(今回は)低予算、無名俳優、新人監督を生かした、1回限りの大技」とのこと(※1)

監督とキャストメンバーが一丸となって突き進み続けた結果、300万円ぽっちの制作費が30億円を超える興行収入を生み出すことにつながったわけですね。

数々の賞を受賞

本作では、無名俳優と新人監督のタッグが日本アカデミー賞において、以下8部門で受賞するという快挙を成し遂げました。

  • 優秀作品賞
  • 優秀監督賞(上田慎一郎)
  • 優秀主演男優賞(濱津隆之)
  • 優秀音楽賞(鈴木伸宏/伊藤翔磨/永井カイル)
  • 優秀撮影賞(曽根剛)
  • 優秀録音賞(古茂田耕吉)
  • 優秀編集賞(上田慎一郎)

他にも、ブルーリボン賞TAMA映画賞、米国開催の「ファンタスティック・フェイスト2018」では最優秀監督賞(ホラー部門)なども受賞しています。

新人監督×無名の俳優陣!

本作の特徴といえば、なんといっても新人監督が無名の俳優を起用したというところですよね。

脚本と編集も担当した上田監督は、これまでにも「ナポリタン(2016年)」や「テイク8(2015年)」、「Last Wedding Dress(2014年)」などいくつかの作品を手がけているものの、これらはすべて短編映画となっています。本作で長編映画デビュー。

芸人、DJを経て30歳手前で役者に転身したという異例の経歴を持つ濱津隆之さんや、56歳で役者デビューを果たしたどんぐり(竹原芳子)さんなど、なかなか面白い顔ぶれがそろっているのが魅力のひとつです(※2)

特に主演を務めた濱津隆之さんなんかは、「生活がもう180度どころじゃないくらい変わっています。バイトもやめましたし……(※3)」と語っています。ものすごい影響力ですね。

37分ワンカットの緊張感

開始37分、怒涛のワンシーン・ワンカット。

映画だとわかっていてもなお、どこかでトラブルが起きるのではないかと思ってしまうハラハラ感にグッと心を持っていかれます。なお、作中で流れているのは6テイク目だそうです(※4)

とはいえ、37分ノンストップですから、当然同じテイクはひとつとしてなかったことでしょう。

(3部構成)伏線回収

「カメラを止めるな!」の展開はおおまかに分けると、3部構成になっています。

  • 第1部:37分のノンストップ・ゾンビ・サバイバル
  • 第2部:1カ月前にさかのぼり描かれる映画製作過程(ここで伏線)
  • 第3部:第1部の裏側(伏線回収)

ここまできれいに伏線が回収される作品は珍しいかもしれませんね。何気ないシーンに見えても、登場人物には無駄な言動は一切させない徹底ぶりです。

観終えたあとには思わず「ポンッ!」と叫びたくなります。

登場人物と観客の関係性

上記のことに加えて注目したいのは、登場人物と観客(観る側)の関係性ですね。

まず、この作品ではゾンビをカメラ越しに見る監督(日暮隆之)――をさらにカメラ越しに見るカメラマン(山口智和)……をさらにさらにモニター越しに見るテレビプロデューサー(笹原芳子)たち、含むそのすべてをテレビ画面越しに見る観客という構造で成り立っています。

つまり、カメラを通して観客も作品の一部になっているんです。……なんだかちょっとマトリョーシカみたい。

愛すべき個性的キャラたち

ちょっと気が弱くて思っていることを口に出せない日暮隆之に、演技をするとまわりが見えなくなってしまう元女優の日暮晴美、映像制作へのこだわりが強いあまり現場でうまくいかない日暮真央、意見をはっきり言うがゆえに監督との対立も辞さない長屋和彰、嫌なシーンはすぐ「私はいいんですけど、事務所が……」と断ってしまう松本逢花など、登場する人物たちはすべからくちょっと(いや、かなり)難あり

果たして、このメンバーをどうまとめていくのか……!?

という部分においても、一緒に胃がキリキリする感覚を味わいながら日暮隆之の視点で楽しめます。

一言で言えば、面倒くさい奴ら。

でもどこか憎めない、愛すべきキャラクターたちです。

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「カメラを止めるな!」を観た感想

なんだ、ただの傑作か。

この一言が、すべてを表しています。

「ポンッ!」という台詞と感染を意味する“パンデミック”を合わせて、「ポンデミック」という造語すら生み出してしまった本作。ポンデミック、わかります。

もうね、伏線回収の仕方がすごい! えげつない! 気持ち良いを超えてえげつない!

個人的に一番好きだったのは、日暮監督が「カメラは止めない!」と指差しで叫ぶところ。開始37分の序盤では単なるゾンビ映画として(あるいは、それが劇中劇だとすでに理解しながらも)「アツいねえ」なんて思うだけなんですが、第3部で同じシーンが流れると、実はそれがまったくの見当違いであったことがわかるんですね。

果たしてあの言葉は誰に向けられたものなのか。

37分の怒涛のワンシーン・ワンカットが終わり、エンドロールが流れてすぐ1カ月前に戻るわけですが、アドレナリンがドバドバ垂れ流しになっていただけに、「あれ、なんだ、盛り上がりは最初だけ? やっぱりそういう映画なのかなあ」と不安になりました。

が、それも束の間。

第3部に入るまでもなく、怪しくなってくる雲行きに緊張感興奮が高まります。――からの、怒涛の伏線回収!

「あっ、あの台詞ってこういうことだったの!?」「うそ、あの人の様子がおかしかったのってそういうこと!?」「あのシーンってハプニングだったんだ!?」

第1部(劇中劇)でもね、ちょっと不自然なシーンや演技が要所要所で入ってくるんですよ。でもそれって、あくまでもあえての演出と思えばそうかもしれないと思えるレベルの微妙な不自然さ。

これは間違いなく、普通であれば緊張感ただようゾンビ・サバイバル映画(の設定)だからなんですね。シリアスなシーンであるはずだから、多少会話がぎこちなくても、笑みがかたくても、突然誰かが発狂しても「まあ、なくはない……かな?」とスルーしてしまえる。

この絶妙なギリギリラインのせめぎ合いというか駆け引きが、実に素晴らしい作品でした。

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良い仕事をしてくれたPOV

開始37分はホラーやパニック映画で使われがちなPOVの手法を用いて撮影されているので、画面の揺れが激しく、酔ってしまう人は少なからずいるかもしれません。

ただし、POVだからこそその場の臨場感や緊迫感がリアルに伝わってきて、目が離せなくなるのもまた事実。インディーズだからと避けてきた人にこそ、おすすめしたい一作です。

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参照元:
※1:ITmedia NEWS『「口コミで戦うしかなかった」 「カメラを止めるな!」上田監督の“SNS戦術” (2/3)』
※2:カメラを止めるな!公式サイト「CAST」
※3:濱津隆之:「カメ止め」出演で「生活が180度変化」 車中泊×グルメドラマ「絶メシロード」主演もマイカーは…
※4:【インタビュー】『カメラを止めるな!』上田監督が明かす“カメラを止められない”理由

※本記事の情報は2020年11月時点のものです。

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