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映画「ライフ・イズ・ビューティフル」あらすじ・感想|ユーモアたっぷりの父に涙!美しい愛情に感動

ライフ・イズ・ビューティフル_タイトル ヒューマン

ライフ・イズ・ビューティフル (字幕版)

コメディアンとしても活躍する、多才な俳優ロベルト・ベニーニが監督・脚本家を務めた作品です。

強制収容所に連れて行かれた父子の話を、コメディーを交えて描いています。厳しい状況の中で、子を思う父の強さにギュッと胸が苦しくなります。

本記事は2020年05月に執筆されました(2024年1月更新)。すべての情報は更新時点のものです。

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作品情報

タイトルライフ・イズ・ビューティフル
原題La vita è bella
ジャンルヒューマン
監督ロベルト・ベニーニ
上映時間116分
製作国イタリア
製作年1997年
レイティングG
おすすめ度★★★★★

あらすじ

舞台は1939年の北イタリア。ユダヤ系イタリア人の青年グイドは、小学校教師の女性と恋に落ち、大恋愛の末結婚した。やがて授かった2人の子どもにジョズエと名付け、幸せに暮らしていた。だが、そんな日々も長くは続かない。ジョズエが5歳のとき、グイドとジョズエはユダヤ人であることから、強制収容所に収監されてしまう。グイドは、愛する息子を怖がらせないため、嘘をつくことにしたのだった……。

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登場人物

(敬称略)

グイド(演:ロベルト・ベニーニ)

ユダヤ系イタリア人の男性。陽気でお茶目な性格で、基本的には誠実だが、人を楽しませるための嘘をつくことがある。

ドーラ(演:ニコレッタ・ブレスキ)

グイドの妻。小学校教師で、当初は婚約者がいたものの、グイドの熱烈な猛アタックから大恋愛をしたのち、結ばれる。夫や息子と離れ、女性収容所に送られた。

ジョズエ(演:ジョルジョ・カンタリーニ)

グイドとドーラの息子。グイドと共に強制収容所に連れて行かれた。

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映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の感想

時代背景的に決して明るい話ではないものの、流石ロベルト・ベニーニ監督というべきか、スラップスティックな演技がより映えていました。

丁度良いシリアスとコメディーのバランス

戦時中という時代背景的に、当然シリアスにしかなり得ない内容ではあるんですけども。

このあたり、流石ロベルト・ベニーニ監督というか、うまい具合にコメディー要素を取り入れていました。まさにスラップスティックコメディーの天才。

スラップスティック(コメディー)とは、どったんばったんする喜劇のこと。喜劇王と言われるチャップリンの作品なども、スラップスティックコメディーの一種ですね。

わかりやすい笑いなので、鑑賞者の文化的背景にかかわらずクスッと笑えると思います。

家族の幸せから始まる物語

物語はまず、ユダヤ系イタリア人のグイドがあの手この手を使って、のちの妻であるドーラに愛を伝え、そして家族を築いていくところから始まります。

人(特に家族)を楽しませることが好きな陽気な父親と、家族を愛する優しい母親、それから、その2人の間に生まれた美しく健気で明るい子ども。

絵に描いたような幸せな家族ですね。

ところが、そんな家族を嘲笑うかのように、戦争が彼らを不幸のどん底に陥れます。

この「幸せからの転落」も、この作品におけるテーマのひとつと言えるでしょう。

とにかく可愛い小さな王子さま

「こんにちは! お姫さま!(Buongiorno, Principessa!)」

ジョズエはまさに小さな王子さま。めちゃくちゃ可愛い。

ジョズエの子どもらしい無邪気さに、終始キュンキュンできる作品でした。

息子を守ろうとする父親(グイド)の違和感のある言動と周囲の様子に「なにかおかしいな」と感じはするものの、父親の話がすべてだとばかりに、父親に言われたことを忠実に守ろうとするいじらしさ。

そこに一種の「親の顔色を読む」みたいな子どもにありがちな行動も加わって、なおのこと切なくなりました。

鑑賞後に覚える心地良い疲労感

内容が内容ですから、当然後味スッキリ! な作品ではありません。

が、シリアスな内容に反して、鑑賞後に覚える疲労感はそこはかとなく心地良いものです。

世界はそれでも美しい。

タイトルにもなっている「ライフ・イズ・ビューティフル」は、直訳すると「人生は美しい」。思わず本当に? と言いたくなる内容ですが、実際、美しいなと感じる描写はいくつもあります。

内容そのものはかなり過酷なものですが、どんな状況であれ、生きるということはそれだけで価値のあることなのだということが伝わってきますね。

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映画「ライフ・イズ・ビューティフル」が好きな人におすすめの作品

映画「ライフ・イズ・ビューティフル」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

  • 縞模様のパジャマの少年(2008)
  • アンネの追憶(2009)
  • 最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998)
  • シンドラーのリスト(1993)

まとめ:大事な人を「大事」にするということ

友達や家族、恋人。

大事な人を大事にすることって、一見当然のことのように思えますよね。

でも、日々それを実感しながら行動に移すことができる人は、なかなかいないんじゃないでしょうか。そんなとき、何気ない毎日を大切にしなければと思わせてくれる作品です。

Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 81% AUDIENCE SCORE 96%
IMDb
8.6/10

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