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映画「変な家」あらすじ・感想|原作と違うけど悪くない!ただツッコミどころもそれなりに

変な家_タイトル ミステリー

映画版 変な家

「変な家」の感想です。

小説版「変な家」を元に作られた映画。原作と比べるとホラーやオカルト寄りで作られているので、観る人を選ぶ感じでした。

個人的には、雰囲気は嫌いじゃなかったけど「んん?」ってなるところもあったかなあ。

※本記事には、ラストを除くネタバレが一部含まれます。ご注意ください。

本記事は2025年06月19日に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。

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ワンフレーズ紹介

――この家は呪われている。

作品情報

タイトル変な家
原作雨穴
ジャンルホラーサスペンスミステリー
監督石川淳一
上映時間110分
製作国日本
製作年2024年
公開年2024年
レイティングG
個人的評価★★☆☆☆

あらすじ

オカルト専門の動画クリエイターである雨宮は、ある日、マネージャーから「新居にと考えている家の間取りが変で、なんか嫌だと妻が言っている」という話を聞かされる。そこで雨宮は、知人のオカルト愛好家の設計士・栗原に間取りについて尋ねてみることにした。栗原は「自分なら買わない」と言い、その理由も説明する。栗原はとんでもない仮説を口にするが、後日、とある死体遺棄事件が世間を騒がせて――。

主な登場人物

(敬称略)

雨宮

(演:間宮祥太朗)

「雨男」の名前で活動しているオカルト専門の動画クリエイター。徐々に人気が低下するのを自覚していたある日、マネージャーから「変な間取り」について聞かされたことで、とある家に関わっていくことになる。

栗原

(演:佐藤二朗)

オカルト愛好家の設計士。雨宮が持ち込んだ間取りを見て、とある仮説を立てる。

柳岡

(演:DJ松永)

雨宮のマネージャー。新居にと考えている家の間取りが変だと雨宮に相談を持ちかける。

宮江柚希

(演:川栄李奈)

雨宮が「変な家」の件を動画にしたところ、「その家について知っているかもしれない」と連絡してきた女性。以降、行動を共にするように。

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映画「変な家」の感想

映画「変な家」の感想です。原作ファンたちの間ではまあまあ評判が悪そうですけど(笑)、私個人としては、別に嫌いではなかったですね。

キャストは豪華

まず、(私が思う)本作最大の魅力は俳優陣の豪華さでした。

すごいですよね。主役に間宮祥太朗さん、その相棒的な感じで佐藤二朗さん(わかりやすいおふざけはなかった!)、そして川栄李奈さんにDJ松永さん、瀧本美織さん、斉藤由貴さん、高嶋政伸さん、石坂浩二さんなど。めちゃくちゃ力入ってんなあって感じでした。

ヒロイン枠として川栄李奈さん演じる柚希がいますが、ありがちなホラー展開として恋愛関係に発展する感じではなかったのも推せる。互いにある程度の(つまり行動を共にするのに差し支えないほどの)好意は寄せているようだったけど、それにしては割と淡々とした関係になっていたと思う。

改悪とも改良とも

本作を観る前に、まず口コミを読んでみたんですが。

原作ファンにはまあまあなことを言われていました(笑)。うん、わからないでもない。わからないでもないんだけど、そういうのを見たあとだったので「よし、これは別物だ(ということにしておこう)!」という感じで鑑賞してみましたら、酷評したくなるほどのものではありませんでした。別物として考えたらまあ、ぐらいの内容ではあったと思う。

実際、原作とは異なる部分もかなり多く目についたし。

映画として改良されていると感じた部分もあったし、改悪されてしまったと感じた部分もありました。

原作小説は淡々と展開する印象があり、さらにミステリー色が強かったので、そのまま映画化するのには向いていなかった。たぶん。でも、そこにホラー味を加えて盛り上がりを加えたことで、話の流れとしてはまあまあ楽しめましたね。

ジャンプスケアはなかなかのクオリティーでしたよ。川栄李奈さん、すごい。

ところが。

変に設定などを変えてしまったせいで、疑問に思う点がいくつか出てきてしまったというか。疑問というか、違和感がある部分というのかな。いや、「雑!」って思ったところだったかもしれない。

例えば、雨宮が柚希と共に本家に行くくだりがあるんですが、あそこも「(動画のために)撮っていいですか?」って。いいわけねえだろー! って思うのに、当の柚希は「はい」と了承。まあ、柚希の場合は「危険があるかもしれないのについてきてもらうから」ということもあったのでしょうけど、だとしても割と動画にされたら嫌な内容だとは思う(笑)。

たぶん短編動画向き

というようなことを踏まえて、これは雨穴さん(大好き)だからこそ作れた作品だったのだなと改めて思いましたね。映像としては、短編動画だったから良かったのかなというのもある。

それに、突拍子もない話ではあるけど「そういうこともあるかもな」と思わせる展開に持って行くのが、雨穴さんは本当にお上手。

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変な家に関わる動機が十分

普通、こんな怖い話を聞いたら(しかも一度は襲われているし)「いや、やっぱ俺やめとくわ」ってなりそうなところ、雨宮が本家にまでついて行くのが不自然になっていないのは良かったです。柚希と恋仲とかだったらまだしも、ある程度の好意を抱いているぐらいの関係性ですしね。私だったら柳岡さんみたいに「やってられっか、こんなの!」ってなる自信しかない(笑)。

その点、雨宮は落ち目の動画クリエイターで新しいネタを探している最中。柚希を心配しているということ以外にも「まあ、これぐらいならやるかもな」という気持ちになります。元の雨宮はそんな感じではなかったぽいけど、家に勝手に入って(不法侵入!)勝手に動画を撮るとか、やっていることはほぼ迷惑配信者(笑)。「それいいの!?」って思わず笑っちゃった。

でも栗原さんの仮説は弱い

それに対して、佐藤二朗さん演じる栗原さんは「んんー?」ってなるシーンも多々あります。

まず、「んんー?」とは関係ないんだけど、登場シーンでパフェをぐちゃぐちゃにするのはシンプルに不快感増し増し。不気味というより「礼儀なってねえな、こいつ」っていう感じ。おそらく「この栗原という人物は常識の範囲内に収まらない変人だよ」というのを印象づけたかったのだと思いますが、だとしても「食べ物で遊ばないの!」と幼い頃から教育されてきただろう日本人としては「ひぇーっ!(鳥肌)」ってなってしまいますね(笑)。

で、そんな栗原さんですが。

突然とある仮説を口にして、それがあたかも事実であるかのように話が展開しだすので、ちょっと置いてけぼり感がありました。観客がまだ「いやいや、そんなわけないっしょ(笑)」と思っている段階なのに、映画内ではすでに「つまりこういうことですか……?(真剣)」というような感じになっている。

本気にするには、栗原さんの仮説って弱すぎるように感じました。もうひとつやふたつ、そう思った動機づけをしっかりしてくれたら良かったのに。

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顔を晒すのはOKか(両者とも)

その他にも違和感を持ったのは、メッセージをやり取りした程度の柚希を雨宮が自宅に招き、さらには顔を出して会っていたこと。これ、現代人としては「それ、大丈夫?」と思ってしまいそうな状況。

柚希が単なる冷やかしで「こいつの顔晒したろ(笑)」とかいうトンデモやば女だったらどうするつもりだったんだろう。柚希からしても、雨宮が「連絡してきたこの女を無断で晒したろ(笑)」とかいうトンデモやば男だったらどうするんだろう! なんなら、見ず知らずの男とふたりきりって絶対に避けたい状況だよねとも。怖すぎる。そのあたりはある意味ホラー。雨宮が基本的には善良な市民で良かった。

ちょっとまた別の意味でハラハラするふたりでした。たぶんあれは、人目のあるカフェとかで落ち合うのが正解な気がする。

チェンソーおばあちゃんのB級感

ちょっと中だるみ感があって、途中ぼんやりしてしまった時間はありましたが、とあるシーンでパチッと目が覚めました。なぜかというと。

……チェンソーを持ったおばあちゃんが追いかけてきたから!

正直、ここが一番面白かったし、一番笑った。なにこれ、突然のB級感! 雨宮たちの「マジかよ!」って顔もたまらない。いや、本当に「マジかよ!」なんだよね。そのチェンソー、さっきの場所に置いてあったの?(笑) って。おばあちゃんが「いっそのことチェンソーでやっちまえ!」って考えたんだと思うと、それもまた面白いし。

もしかしたら、本作で一番好きなキャラだったかもしれない。

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映画「変な家」が好きな人におすすめの作品

映画「変な家」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

まとめ:原作と比べるのはNG

原作と比べると、途端に「なんだこれ」となってしまうので、まったくの別物として観たほうがいい作品でした。それでもなおツッコミどころはまあまああったけど。

俳優陣は豪華だったし、個人的には川栄李奈さんが好きなのもあって、それも良かった◎。あとは、そう、やっぱり物足りなかったかなあという印象。

Rotten Tomatoes
Tomatometer ―% Popcornmeter ―%
IMDb
5.4/10

Filmarks
3.0/5.0

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