
プリティ・リーサル
映画「プリティ・リーサル」の感想です。
めちゃくちゃ面白かった!
バレリーナの少女たちがガンガンに戦う映画。バレリーナ設定がしっかり活かされていて、カメラワークや演出も最高でした。

映画「プリティ・リーサル」の見どころは……
- 戦うバレリーナたち!
- バレエの動きを駆使した美しい戦闘シーン。
- ユマ・サーマンの白塗り登場。
本記事は2026年03月29日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | プリティ・リーサル |
| 原題 | Pretty Lethal |
| ジャンル | スリラー、アクション、B級映画 |
| 監督 | ヴィッキー・ジューソン |
| 上映時間 | 88分 |
| 製作国 | アメリカ、イギリス |
| 製作年 | 2026年 |
| 公開年(英) | 2026年 |
| レイティング | 不明 |
| 好きレベル | ★★★★★ |
あらすじ
お世辞にも仲が良いとは言えない5人のバレリーナたちは、バレエ・ガラに出演するためハンガリーを訪れた。しかし、道中、人里離れた森の中でバスが故障し立ち往生。歩くことを余儀なくされた5人と引率の教師は、森の中に宿を見つける。宿に立ち寄った6人だが、実はそこは犯罪組織が根城にする場所で――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ボーンズ
(演:マディ・ジーグラー)
バレリーナのひとり。裕福な家庭に育った他のバレリーナと自分を比べ、劣等感を覚えているものの、人一倍反骨精神が強い。
プリンセス
(演:ラナ・コンドル)
バレリーナのひとり。根からのお嬢様で、異なる価値観を持つボーンズとはぶつかることが多い。勝気な性格。
グレース
(演:アヴァンティカ)
バレリーナのひとり。信仰心が強いタイプ。犯罪組織の男にクスリを盛られハイになる。
ゾーイ
(演:アイリス・アパトー)
バレリーナのひとりで、クロエの姉。気弱なタイプ。
クロエ
(演:ミリセント・シモンズ)
バレリーナのひとりで、ゾーイの妹。難聴のため補聴器をつけていたが、雨に濡れたせいか故障してしまった模様。
ミス・ソーマ
(演:リディア・レオナルド)
バレリーナたちの教師。デボラが犯罪組織とつながっているのを目撃。
デボラ
(演:ユマ・サーマン)
バレリーナたちが助けを求めに入った宿のオーナー。犯罪組織とつながっている。
映画「プリティ・リーサル」の感想
映画「プリティ・リーサル」の感想です。正直(?)、めちゃくちゃ好みでした。戦うバレリーナがとても格好良くて好き!
戦うバレリーナ
バレリーナが大暴れ! と言うと、最近では「アビゲイル」(2024)とかもそうだったと思うんですが、個人的にはこちらのほうが好みでした。
まあね、あれはあれで良かったんですけれども、こちらの映画はしっかりバレエの技術を戦闘に活かしてくれていて、めちゃくちゃテンションが上がりましたね。やっぱり足技が強い。あの綺麗な脚の上がり方!
戦闘シーンでも動き方が優美で、思わず見入ってしまいました。
キャスティングも◎
なお、キャスティングも良かった。
まず、映画「キル・ビル」(2003)のユマ・サーマンが悪役を演じていたという点。悪役なのはわかっていても、やっぱり美しいですよね。いや、悪役だからこその冷たい美しさがあるというか。終盤、白塗りバレリーナで現れたときは「ひえー!」ってなりました。
それから「クワイエット・プレイス」シリーズ(2018~)で長女リーガン役を務めたミリセント・シモンズも出演。
特別映像では、そんな自身の境遇を悲観することなく「役者になって、聾でもちゃんと演じられると証明したいの」と力強く語っている彼女。
(引用元:オトナ顔負けの存在感!「聾でも演じられると証明したい」新星女優が決意の告白│MOVIE WALKER PRESS)
本作でも補聴器をつけた難聴のバレリーナを演じたミリセント・シモンズですが、別の映画のインタビューでこう語っていたように、本当に素晴らしい俳優さんですね。(雨に濡れたせいか?)補聴器が壊れ、音が拾えないまま戦わなければならないという役どころで、めっちゃハラハラドキドキした。
個人的に、「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」(2020)のミリセント・シモンズ(が演じたリーガン)はちょっぴり苦手だったんですが、この映画のミリセント・シモンズ(が演じたクロエ)はかなり良かったです。
舞台設定はハンガリー
本作の舞台(設定)になったのはハンガリー。
ユマ・サーマン演じるデボラが率いる敵が、時折ハンガリー語(かな?)で喋るため、ボーンズたちには内容がわからないというシーンがあったりして。こういう細部にまでこだわった演出、良いですよね。ハンガリーという設定がしっかり活かされている。
「別にわざわざハンガリーにする必要はなかったのでは?」ってならないあたりがすごい。
一見B級っぽい映画ですが、ツッコミどころはありつつも、ほとんどチープさはありませんでした。
戦闘シーンで大盛り上がり
で、個人的に一番好きだったシーンは、中盤の戦闘シーン。
トゥシューズにカッターの刃を仕込んで足技を繰り出すバレリーナたち。無敵すぎる。長い手足をあんなふうにぶん回されたら、女性でもそれなりの戦闘力にはなりそう。
プリンセスが「Together!」って叫んだところは思わず笑ってしまったけど(笑)。
序盤、ボーンズに突っかかりまくりで嫌な感じだったプリンセスも、なんだか憎めないようになっていく。性格が悪いというより、普通にお嬢様すぎて「私に合わせるべきでしょ?」とナチュラルに考えていたんじゃないかという気がしました。
それが今回、協力プレイをするしかなくなったがゆえに、人に合わせることを学んだと。良いんだか悪いんだかですね。
主人公的なボーンズ
あと、ボーンズがいなければみんな普通に排除されていたでしょうね。これも興味深いところ。
ボーンズは、才能がありながらも「バレエは金持ちのやることだ」と言い、つまり自分は場違いであるという認識で、劣等感もそれなりにあるように感じられるんですが、やっぱりここぞというときの底力はすごい。
劇中、警察の助けを待つべきだというプリンセスに対し、ボーンズは「あなたはただ待っていれば誰かが助けてくれる環境にいたのね」と痛烈な皮肉をバシン(まあ、この辺は正常性バイアスとかも働いていそうではある)。
普通に考えれば、自分たちを地下に閉じ込めた奴らがわざわざ警察に連絡してくれるわけはない。あそこで「自分の身は自分で守る」を実践しようとしたのはボーンズだけ。みんな、ボーンズがいて良かったね……! という感想でした。
しかも、自分だけが良ければそれで良しとする性格じゃなく、あくまでもみんなで逃げることを目標に計画を立ててくれたわけですし。まさに主人公的なボーンズでした。
グロさはあるけど……
物語の性質上、グロさがまったくないわけではないけれど、この手の話にしてはそんなに犠牲者が出ないのも観やすさの理由かなと思いました。もちろん、例えば「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」(2010)のような感じで、無意味に人がバンバン倒れていくのも、それはそれで爽快感があって良かったりするんですが。
グロい場面も比較的観やすい感じ。
血は飛び交うけど「イテテテテ!」というシーンはほとんどなかったかなと。唯一「イッテー!」となったのは爪が剝がされるところ。でもそれも、そのあとの爪を剝がされた人の反応でちょっと笑ってしまいました。
本作は、バレリーナはとにかく強い! な映画でしたね。
映画「プリティ・リーサル」が好きな人におすすめの作品
映画「プリティ・リーサル」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年03月29日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:戦うバレリーナたちが格好良い
バレエの型を駆使して戦うのが美しくて格好良い。
こういうの「バレエの動き……戦闘では無駄だな……」みたいに思わされるパターンが多いような気がしていたんですが、まったくそんなことはなく。トゥシューズにカッターの刃を仕込むというアイデアが斬新で、思わず見入ってしまいました。
面白かったです。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 63% Popcornmeter 67%
IMDb
5.8/10
Filmarks
3.5/5.0

