
トラップ
「トラップ」の感想です。
映画「シックス・センス」(1999)や「ハプニング」(2008)、「ノック 終末の訪問者」(2023)などで知られるM・ナイト・シャマラン監督によるサスペンス・スリラー。
賛否両論なところはあるかもしれませんが、個人的にはジョシュ・ハートネットが大ヒットしたので良き! でした。
本記事は2025年12月30日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ワンフレーズ紹介
コンサート会場にたくさんの警官が!と思いきや、良き父親が実は連続殺人鬼だった。
作品情報
あらすじ
愛娘の希望で、世界的歌手のコンサートへやって来たクーパー・アボット。コンサート会場のアリーナではなぜか警官による警戒態勢が敷かれていた。不思議に思ったクーパーが会場のスタッフに尋ねてみると、巷で話題になっている連続殺人鬼「ブッチャー」がコンサート会場に来ているのだという。そわそわし始めるクーパー。実は、クーパーこそが「ブッチャー」だったのだ――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
クーパー・アボット
(演:ジョシュ・ハートネット)
消防士で、一見娘を愛する良い父親だが、実は連続殺人鬼の顔を持つ。
ライリー・アボット
(演:アリエル・ドノヒュー)
クーパーの娘。クーパーの裏の顔は知らず、良い父親だと思っている。純粋に父親とコンサートを楽しむためにアリーナを訪れた。
レディ・レイヴン
(演:サレカ・ナイト・シャマラン)
世界的歌手。「ブッチャー」がコンサート会場を訪れる(可能性が高い)ということで、警察に協力する。
レイチェル・アボット
(演:アリソン・ピル)
クーパーの妻。家で夫と娘の帰宅を待っていた。
ジョセフィン・グラント博士
(演:ヘイリー・ミルズ)
FBIのプロファイラー。「ブッチャー」を追う。
映画「トラップ」の感想
映画「トラップ」の感想です。シャマラン監督がめっちゃ出ていた(笑)。「お前かーい!」ってなったやつ。
娘推しすぎ問題
まず、歌手に関して、これはいったいどういうキャスティングなんだろう? と思ったら、M・ナイト・シャマラン監督の娘さんなんですね! どうりでやたらフィーチャーされているわけだ。
最近では「ザ・ウォッチャー」(2024)の件もありましたが、めちゃくちゃ娘さんを推してきますね。別に悪いことではないんだけど、「ザ・ウォッチャー」に関して言えば若干実力(経験)不足という部分はあったような気がしますし、本作に関しても世界的歌手と言われてもいまいちピンと来ないような感じでした。
親が子を推したい気持ちはわかるけどね、と。
シャマラン監督のカメオ出演
そういえば、そのシャマラン監督、今作もしっかりカメオ出演していました。
最初、後ろ姿が出てくるんですけれど、振り返った時の「お前かーい!」な空気は面白かった。シャマラン監督はカメオ出演することで有名ですが、今作においてはめちゃくちゃ出演時間が長くて。セリフもだいぶあったし。
「娘さんとそんなに共演したかったのか?」と邪推してしまいました(笑)。
自身のカメオ出演について、曰く
「上手くハマらないと思ったらやめますし、大きな役割になる場合は喜んで引き受けます。ただ、いかなる場合も映画をかき乱すようなことはしません。出番が多かろうが少なかろうが、正しいと思う場所にカメオシーンを入れています。観客は映画で私を見つけると、ものすごく面白い反応をしてくれるので、ストーリーを台無しにしないように確認しています」
とのことですが、まあ、確かにうまくハマってはいたかな? とは思う。とはいえ、違和感がないと言えばないんだけど、いかんせんシャマラン監督のお顔ってなかなか世に知れているので、モブキャラにしては印象が強すぎる部分はありますね。
カメオ出演って、やっぱり一瞬だけ出るというのが一番良いような気がします。
警察との攻防は長め
なお、序盤のほうで良き父親であるクーパーが連続殺人鬼だということが判明するのですが。
そこからが割と長い。
クーパーが逃走を図る、失敗する、というのを何度か繰り返すだけ。まあ、クーパーが考える手法はさまざまなんですが、展開が似たり寄ったりだとどうしても中だるみ感が出てしまうような気がしてしまいます。
FBIの人も結構雑というか、この大勢の中、よくそれで捕まえられると思ったな!? とは思う。やろうとしていることが中途半端だよねって。いくらプロのプロファイラーがついているからといって、この環境ですべての男性をしらみつぶしに探していくのは難しそうですけどね。
クーパーのちぐはぐさ
本作で登場するクーパーは、一見すると娘を愛する良き父親。
でもその実、裏の顔はサイコな連続殺人鬼という設定でした。
クーパーの実態が判明してからは、娘への態度もどこか白々しく見えるんですが、個人的にはそれでもやっぱり娘を愛する気持ちは本物だったと思う。冷徹に何人もの人を殺めておきながら、家族には愛情を持っている。このちぐはぐさもサイコっぽくて良かった。
劇中、母親の幻影が出てきたりもしたから、家族というものにこだわりがあるのかな。もしかしたら、真に娘を愛しているというよりは、自己愛のために娘からの愛情を得ようとしているのかもしれないとも思います。母親に否定された自分でも娘に認め、愛してもらえれば、自分自身のことを嫌いにならずに済みますからね。
だから良き父親を演じていたのかも。
ジョシュ・ハートネットが格好良すぎる
映画「オッペンハイマー」(2023)や「マイナス21℃」(2017)などで知られるジョシュ・ハートネット。
彼がとても良かった。
最初はなんとも思っていなかったんですよ。それがね、終盤の家でのシーン。あそこでグッときた。退廃的な雰囲気のジョシュ・ハートネットが良すぎた。
上半身裸でパイを食べるのは「なんでやねん!?」でしかないんだけど(笑)、髪の毛を崩してちょっと怠惰な雰囲気のジョシュ・ハートネットにときめく。「これは……良いわ……」ってなりました(クーパーがやっていることはダメだけどね!)。
映画「トラップ」が好きな人におすすめの作品
映画「トラップ」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ストップモーション(2023)
- ロングレッグス(2023)
- トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~(2017)
- スピーク・ノー・イーブル 異常な家族(2024)
映画「トラップ」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2025年12月30日)。レンタル作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD |
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まとめ:娘推せ推せのサスペンス映画
とりあえず「めっちゃ娘さんを推したいんだな」というのがわかる映画でした。それぐらい、やたら歌唱シーンが長い。そして、シャマランのカメオ出演も長い(笑)。
個人的には、先述した通り、退廃的な雰囲気のジョシュ・ハートネットが好きすぎました。推せる。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 56% Popcornmeter 64%
IMDb
5.8/10
Filmarks
3.6/5.0


