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映画「トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~」あらすじ・感想|歪な三角関係を築いた末路

トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~_感想タイトル ホラー

トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~(字幕版)

「トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~」の感想です。

ブラムハウス発のホラー!

メガホンを取ったのは、映画「イマジナリー」(2024)や「ファンタジー・アイランド」(2020)などで知られるジェフ・ワドロウ監督です。

良くも悪くも「ありがちな展開だな」といったところでした。

本記事は2025年10月01日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。

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ワンフレーズ紹介

真実か挑戦か――どちらを選んでもやばいことに変わりなし。

作品情報

タイトルトゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~
原題Truth or Dare
ジャンルホラースリラーサスペンス
監督ジェフ・ワドロウ
上映時間100分
製作国アメリカ
製作年2017年
公開年(米)2018年
レイティング不明
個人的評価★★★☆☆

あらすじ

大学生のオリヴィア・バロンは、半ば強引に誘われて、友人らと共にメキシコ旅行をすることになった。そこでひとりの男と出会う。男はオリヴィアたちを「真実(Truth)か挑戦(Dare)か」ゲームに誘った。渋々ながらもゲームに参加するオリヴィアたちだったが、それは悪魔が支配した死のゲームだったのだ――。

主な登場人物

(敬称略)

オリヴィア・バロン

(演:ルーシー・ヘイル)

大学生。友人たちに半ば強引に誘われ、メキシコ旅行に行くことに。旅行中の夜、バーで知り合った男について行き、死のゲームに巻き込まれることになった。密かにルーカスに想いを寄せている。

マーキー・キャメロン

(演:ヴァイオレット・ビーン)

オリヴィアの親友で、家族のような付き合いをしている。父親が拳銃自殺した過去を持つ。ルーカスの恋人だが、浮気性。

ルーカス・モレノ

(演:タイラー・ポージー)

マーキーの恋人。オリヴィアのことも気にかけている。

ブラッド・チャン

(演:ヘイデン・セットー)

オリヴィアたちの友人。ゲイであることをカミングアウト。父親は警察官。

タイソン・カラン

(演:ノーラン・ジェラード・ファンク)

オリヴィアたちの友人。医者家系に生まれ、エリート思考で自身も医大への進学を目指している。ペネロープと交際していた。

ペネロープ・アマリ

(演:ソフィア・テイラー・アリ)

オリヴィアたちの友人で、タイソンの恋人。

ロニー

(演:サム・ラーナー)

オリヴィアたちの友人だが、たびたびオリヴィアに絡んでくる。

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映画「トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~」の感想

映画「トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~」の感想です。良くも悪くも「平凡」の域を出ない作品だなあと感じました(嫌いじゃないけど)。

陽キャたちの末路

まさに羽目を外した陽キャたちの末路という感じでしたね。

いや、羽目を外すことも、いわゆる「陽キャ」と呼ばれるタイプであることも、何ひとつとして悪くはないんですが。でも、警戒心は圧倒的に足りていなかったよねと言わざるを得ない展開でした。

知らない人について行ってはいけません! って小さい頃に習わなかった? と。

こういうの、アメリカとかのほうがよほど厳しく言われていそうだけど。この辺はやっぱり、旅行中で気分が開放的になっていたというのが大きいんでしょうね。

その場で危険な目に遭ったりはしなかったけれど、遅効性の毒のようにじわじわとゲームに取り込まれていくという。正直、この「その場では何もない」という展開は何をもってしてそうしたのだろうとは思いました。

わざわざ、オリヴィアたちがアメリカに帰ってからゲームを始めたわけは? というか、ゲーム内ではどんどん順番が回ってくるのに、なぜアメリカに帰るまで待ってくれたのか。そもそも、学業に復帰後、最初のオリヴィアのターンだけ、「真実か挑戦か」と聞かれてからの時間がやたら長かったのはなぜなのか。

謎が残る部分もまあまあ多かった印象です。

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ありがちな設定、ありきたりな展開

先述したように、謎が残る内容ではあったものの、設定や展開については「平凡」といった感じ。良くも悪くもですね。

想像を大きく超えてくることも下回ってくることもないので、安心して観られるのは◎。いやね、これは良くも悪くもですよ。一概に悪いとも言えない。ホラーやスリラーと安心感って一見相反しているようではありますが、オーソドックスな展開ってそれはそれで良かったりしますよねって。

雰囲気的には、映画「Smile/スマイル」(2022)みたいな感じでした。

飲み会ゲーム

ところで、劇中で行われる「真実か挑戦か(Truth or Dare)」というゲームについてですが。

これはいわゆる飲み会ゲームというやつですね。日本でも、若者たちが集まって盛り上がり始めると、王様ゲームをやったりしますが、あんな感じのノリでやるやつ。

本来、あんなじめっとした場所でやるゲームではない(笑)。そりゃあ、オリヴィアたちの顔もあんなふうになるわけだよ。どう見ても居心地悪そうでしたもんね。(便宜的にこの言葉を使いますが)陽キャノリでキャッキャしながらやるゲームなのに、地獄の空気なんだもん。

というか、初対面の人としても楽しくはなさそう。初対面の人に「真実」を語られても「そうなのー!?」とはあまりならなそうですし。

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壮大な三角関係

で、本作のメインはほぼほぼオリヴィア、マーキー、ルーカスの三角関係でした。

オリヴィアとマーキーは親友で、互いを家族同然の存在として認識している。そして、マーキーとルーカスは恋人同士だけれど、オリヴィアはルーカスに恋心を抱いているという設定。

まあ、これだけなら「それなりにあるだろうな」と思える関係ですね。

当初、オリヴィアはルーカスに想いを伝える予定はなかったっぽいですし。ただ、この「真実か挑戦か」ゲームが、ことごとくオリヴィアにマーキーを裏切らせてくる。正直、「オリヴィア、ひでーよ!」と思うことも多々あるんですけれど、でも、オリヴィアの立場に立ったらわからなくもないというか。

個人的には、マーキーが浮気性じゃなかったら、オリヴィアはもう少し自重していたような気がしますね。自分の好きな人と付き合えているのに、その本人は浮気めいたことを繰り返しているって、なんていう地獄?

ルーカス、お前はなんなんだ

んでもって、ルーカス、お前はいったいなんなんだ。

本当に。

オリヴィアにも気を持たせるようなことを言いつつ、やっぱり愛しているのはマーキーだ、いやいや、でも俺はふたりとも選ぶぞ! みたいな優柔不断なクズ男にしか見えなかった。自分の命が危険にさらされてなおそれを貫けるのだから、良い男と言える部分もあるのだろうけど。

マーキーにもオリヴィアにも「あなたたちに相応しい男は他にいるよ!」と言ってあげたくなりましたね。友人同士の女性ふたりの間でわかりやすく揺れる男って、控えめに言ってもナイなと思いません? アメリカの方の恋愛観だと珍しくないことなんでしょうかねえ。

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オリヴィアの切り替えの早さ

あと、オリヴィアの切り替えの早さにはちょっと笑ってしまいました(笑)。

通常時であれば「もう二度と同じ関係に戻れなくない?」みたいな喧嘩をマーキーとしたあとに、普通の顔でゲームに戻る。ルーカスとの関係に亀裂が入ったようなシーンのすぐあとにはもう、普通の顔でゲームに戻る。

ここまで割り切れる人は多くないだろうなと思います。

死ぬか生きるかの瀬戸際だからなのか、それとも精神的にまいっているということなのか。それで言えばルーカスも大概で、このあたりはちょっとマーキーが可哀想に見えちゃったけど(笑)。

でも、マーキーってオリヴィアのことをちょっと下に見ていたんじゃないかなと思うところがあって。メキシコ旅行だって、オリヴィアは嫌がっていたけれど、かなり強引に頷かせていましたしね。親友同士と言っても、完全に対等な関係というのは意外と難易度が高いことなのかもしれないと、改めて気付かされました。

ゴア表現は少なめ

それから、ゴア表現は少なめでした。なので、そういったものを求めている人からしたらやや物足りないかも。割と綺麗な描写だった。

っていうかですよ。

何名か退場の仕方がいまいちなキャラがいた。この手の映画で、ゲーム(呪い)とは関係ないところでお亡くなりになるのはどうしても「え、なぜ?」ってなってしまいますね。まったくの無関係とは言えないにしても。

加えて言えば「今の、ただのおっちょこちょいじゃない!?」みたいなのもあった(笑)。これはこれで笑えたので、まあいいか(と、自分を納得させました)。

その辺がちょっといまいちに感じたところかな。

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映画「トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~」が好きな人におすすめの作品

映画「トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

映画「トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~」の配信サイト(サブスク)

※記事執筆時点での情報です(2025年10月01日)。レンタル作品等も含まれます。

NetflixU-NEXTAmazon Prime VideoHuluAmeba TVFOD
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まとめ:テンポが良くて◎

若干の中だるみ感はありつつも、基本的にはテンポが良くて観やすかったです。

自宅で、ポップコーン片手に観るのがちょうどいいような、そんな感じ。難しいことを考えたくないときなんかに観たい映画ですね。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 15% Popcornmeter 23%
IMDb
5.2/10

Filmarks
3.1/5.0

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