13日の金曜日
映画「13日の金曜日」といえば、あまり映画に詳しくないという人でも知っている(であろう)有名タイトルですよね!
そう、本作はあの「13日の金曜日」シリーズのリメイク作品。
しかも、オリジナル「13日の金曜日」一作目からはじまり、複数作品をギュッとまとめたような内容で、満足感たっぷりでした。
本記事は2024年12月に執筆されました。すべての情報は執筆時点のものです。
ワンフレーズ紹介
とにかく暴れまくるジェイソンくん。
作品情報
タイトル | 13日の金曜日 |
原題 | Friday The 13th |
ジャンル | ホラー、スリラー |
監督 | マーカス・ニスペル |
上映時間 | 97分 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2009年 |
レイティング | R-15 |
個人的評価 | ★★★★☆ |
あらすじ
行方不明の妹を捜しに、クリスタル・レイクを訪れた兄のクレイ。近隣住民の忠告に反し、現地で偶然知り合った女子大生と共に妹の捜索を続けるクレイだが、そこで思わぬ恐怖に遭遇するのだった――。
登場人物
(敬称略)
クレイ・ミラー(演:ジャレッド・パダレッキ)
音信不通になった妹を捜しに、ひとりクリスタル・レイクを訪れた青年。捜索は、現地で知り合った女子大生と共に進める。
ジェナ(演:ダニエル・パナベイカー)
たまたま訪れていたクリスタル・レイクで、行方不明の妹を捜しているという青年に付き合うことになった女子大生。
ホイットニー・ミラー(演:アマンダ・リゲッティ)
クレイの妹。友人たちとクリスタル・レイクを訪れている最中に、失踪した。
映画「13日の金曜日」の感想
映画「13日の金曜日」の感想です。正直、オリジナルの一作目以外はぼんやり覚えている程度だったんですが、それでも十分に楽しめました!(というか、未見の人でも全然楽しめる)
ライトに観られる内容
まず、基本的にはライトに観られる内容だったと思いますね。はい。
複数作品(たぶん3か4あたりまで)をギュッと詰め込んでいるだけあって、めちゃくちゃテンポ感が良い。ちなみに、一番最初の「13日の~」で大暴れしたママ(パメラ)は冒頭シーンに出てきます。そして、そのまま退場。
あと、グロさは少ない(ないわけではない)ように感じました。
いや、グロが苦手な人はたぶん無理だろうなぐらいには出てくるんですけれども、「13日の金曜日」を観ようという人の中にはあまりそういう人はいないでしょう……と思っています。
嫌な奴は退場の法則
節操なくイチャついている若者は、容赦なく退場。
これ、鉄則。
本作も例に漏れずその通りになっていたので、あ、こいつ駄目だろうなという人物はたいていジェイソンくんの手にかかります。
ただ、かと思えば、そうでないパターンもあって。
「え、この人もなの?」というのがあったり。そういう意味では、ドキドキ必至です!
まあまあある疑問点
んでもって、スルーできる程度ではあるんですが、まあまあ疑問点もあります。
そのうちのひとつを挙げるとしたら、近隣住民がさようなら(退場)してしまったところ。
「クリスタル・レイクの秩序を乱す奴絶対許さないマン」と化しているジェイソンくんが、突然やって来たうえにイチャイチャしている若者たちを成敗するのはわかります。
まあ、秩序を乱す意図がなくとも、足を踏み入れたらアウトなんだと思いますけれども。
でも、でもね。
近隣住民は、ずっとそこに住んでいたんだろ……! と。
今までだってそこにいたのに、急にジェイソンくんのターゲットになったということ?
あるいは、今まではたまたま目についていなかったものの、はっちゃけた大学生たちが来たことによりスイッチが入って、そういえばこいつも目障りだなと思い直した(完全にとばっちり)……みたいな可能性もあるかも。
今まで気にならなかったのに、気になりだしたら止まらないみたいなのって、普通の生活でもありますもんね。
可愛いジェイソンくん(妄想)
あと、個人的に好きだったのは、ジェイソンくんがマスクを手に取り、自分の顔に付けるシーン。
「あ……なにこれ、このマスク……格好良い……つけちゃお……」
なんて思ったのかなとか。
妄想が爆発しました。可愛い。
完全にやべー奴なジェイソンくんですけれども、私の中では結構可愛いキャラです(やっていることは絶対に駄目なんだけど!)。
想像できる(=王道な)ラスト
あとは、本作はある程度ホラー(スリラー)の王道展開に沿って展開していくので、オチがなんとなく想像できるというのがありました。
なので、物足りなさを感じる人は一定数いそうだなと。
ただ、これでこそジェイソンくん! という感じはしますね。
映画「13日の金曜日」が好きな人におすすめの作品
映画「13日の金曜日」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- 13日の金曜日(1980)
- ザ・ハント(2020)
- ハロウィン・キラー!(2023)
- ブラック・フォン(2022)
まとめ:ジェイソンくんが大胆で◎!
ちまちま罠を張ったりもするジェイソンくんですが、動きは全体的にダイナミックで大胆。
見ていて気持ち良い(いや、この表現は少々語弊がある)ので、楽しく観られます。いやあ、武器を持ったあんな大男に全力疾走で駆けてこられたら、絶望感が半端ないですよね。
どうせやられるなら(?)、なにがなんだかわからないうちに滅される一番目の犠牲者がもっとも楽なポジションなんじゃなかろうかと思ってしまいます。
Rotten Tomatoes
TOMATOMETER 26% AUDIENCE SCORE 47%
IMDb
5.5/10