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NEW!映画「マイ・ボディガード」あらすじ・感想|デンゼル・ワシントン×ダコタ・ファニングがいい!

マイ・ボディガード_感想タイトル アクション

マイ・ボディガード プレミアム・エディション [DVD]

「マイ・ボディガード」の感想です。

デンゼル・ワシントン×ダコタ・ファニング!

久々にダコタ・ファニングの出演作が観たいなあと思い、そう言えば有名なあの作品を観ていなかった! と。

本当にいい作品でした。よきよき。上映時間も割と長めでしたけど、まったく気になりませんでしたもんね。終わってから「え、もうそんなに経った!?」ってなったぐらい。

本記事は2025年10月17日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。

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ワンフレーズ紹介

冷たい過去を持つ男と一人の少女。ふたりが出会った時、何が起きるのか。

作品情報

タイトルマイ・ボディガード
原題Man on Fire
原作燃える男/A・J・クィネル著
ジャンルアクションヒューマン
監督トニー・スコット
上映時間146分
製作国アメリカメキシコ
製作年2004年
公開年(米)2004年
レイティング不明
個人的評価★★★★★

あらすじ

かつて、米軍の暗殺任務に従事していたジョン・W・クリーシーは、今は生きる希望を失い、惰性で生きていた。そんな中、クリーシーは友人レイバーンからある仕事を紹介される。誘拐がビジネスとなっているメキシコで、実業家の娘ルピタのボディガードとして働くことになるのだが――。

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主な登場人物

(以下、敬称略)

ジョン・W・クリーシー

(演:デンゼル・ワシントン)

長年、米軍の暗殺任務に従事していた男。その経験から心を閉ざし、自堕落に酒に溺れる日々を送っている。レイバーンから新しい仕事を紹介され、ルピタのボディガードに。

ルピタ・ラモス

(演:ダコタ・ファニング)

通称「ピタ」。実業家の娘で、人懐こく、クリーシーにも臆せず話しかけていく。

ポール・レイバーン

(演:クリストファー・ウォーケン)

クリーシーの友人。クリーシーが無気力に生きているのを見かねて、ボディガードの仕事を紹介する。

サムエル・ラモス

(演:マーク・アンソニー)

ルピタの父親で、実業家。

リサ・ラモス

(演:ラダ・ミッチェル)

ルピタの母親で、アメリカ出身。

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映画「マイ・ボディガード」の感想

映画「マイ・ボディガード」の感想です。デンゼル・ワシントン×ダコタ・ファニングがとてもよかった!

デンゼル・ワシントン×ダコタ・ファニング

先述したように、本作で主演を務めるのはデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニング

ふと、いつだったか「ザ・ウォッチャーズ」(2024)に出ていたダコタ・ファニングを見て「大きくなったなー!」と思ったんですよね。それで「I am Sam アイ・アム・サム」(2001)に出演していた子役時代のことを思い出し、その頃のダコタ・ファニングをもう一度観てみたくなったというのが、本作を観るに至ったきっかけだったわけですが。

名作と言われる本作、実は初鑑賞でした。

いや、めちゃくちゃよかった。2時間半ほどあり、結構長めの映画だなあと一瞬は観るのを躊躇したものの、観てよかった。テンポもいいし、躊躇のない復讐&拷問シーンもスカッとするし。かなり面白かったです。

ちなみに、クリーシーの友人レイバーンを演じるのはクリストファー・ウォーケン。

見た瞬間「あ、『ヘアスプレー』(2007)のパパだ!」とちょっと興奮しました。他にも数多くの有名作品に出演している素晴らしい俳優さんなんですけどね。「ヘアスプレー」が大好きなもので。

癒やされるプールのシーン

全体を通して基本的には薄暗い雰囲気をまとった映画ではありますが、プールのシーンにはホッコリさせられましたね。癒やしすぎる。

心を閉ざしてしまったクリーシーが、人懐こく賢いルピタと関わることで徐々に心を取り戻していく。

「俺に構うな」「仕事以外で関わるな」的な態度だったクリーシーが、軍隊式(水泳)訓練を施すようになるなんて。「There is no such thing as tough. There is trained and untrained. Which are you?(強い奴なんていない。鍛えているかいないかだ。お前はどっちだ?)」。これ、めちゃくちゃ好きでした。

割とクリーシーの生きてきた環境と価値観が出ているセリフだと思う。

また、水泳大会で応援に来る「一日父親」のクリーシーがいいんですよね。この日を境に、明確に意識が変わったという感じ。

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これが愛

あと、これはまさしく愛だなと思ったシーンがあって。

それは、ルピタが道端に咲いていた花を摘んでクリーシーに差し出す場面

自分から見て綺麗なもの、大事なものを誰かと共有したいと思うのって、それはもう愛がなければできないことだよなって。綺麗なものを見たとき「ああ、あの人とこの気持ちを分かち合いたい」「これをあの人に見せたい」と思うのは、愛のなせるわざでしかない。

そんなルピタの真っ直ぐな気持ちが、とにかく尊くて好きです。

きっと、クリーシーにとって道端の花なんて、ルピタに手渡されない限り、目もくれず足でぐしゃりと踏み潰していただろうちっぽけな存在だったはずなのにね。ルピタからもらったから、その途端に価値あるものに変わったのだと思うと「あああああ!(尊)」ってなる。

家族愛は家族じゃなくても

クリーシーとルピタを見ていると、家族愛は決して血のつながった家族の間だけで発生するものではないのだなということがわかります。血のつながりは関係ない。

血はつながっていなくとも、家族になれる。

水泳大会の時、「今日一日はあなたが父親ね」(おぼろげ)と言われたクリーシーのなんとも言えない表情が印象に残っています。ボディガードとして物理的にルピタを守っているクリーシーだけど、ルピタに心を救い上げてもらったんだろうなと。精神面ではルピタに守られた。

そう考えると、長い付き合いのあるレイバーンにはクリーシーに必要なものがわかっていたんでしょうね。素晴らしい観察眼。

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「復讐は何も生まない」言説

「復讐は何も生まない」という言葉を聞くことがありますが、それを耳に、目にするたび、個人的には「そうなの?」と思うところもありまして。

復讐は何も生まないと言うけれど、じゃあ復讐したい人の気持ちはどこに行くんだろう? と。おそらくスッキリすることはないでしょうし、泣き寝入りみたいな形になる人も多いのではないかと思う。

たとえ何も生まなかったとしても、相手にも同じだけの苦痛をと思うのは自然な感情ですよね。それが自分の思うやり方ならなおいいっていう。のちのち法が裁いてくれたとしても、「正しく裁かれた」と心の底から思える被害者ってそう多くはないような気がしています。

復讐には終わりがない……例えば、誰かから虐めを受けた人が復讐に走った場合、いくら復讐してもやり足りない! と過剰なことになる可能性はあるし、虐めは受けた側が虐めだと認識したら虐めなのだ的な感じで、ほんの些細なことで「復讐だ!」と考える人もいるかもしれないので、その辺も含めて「復讐は何も生まない」なのでしょうけど。

と、劇中でのお話からはちょっとズレてしまいましたが。

復讐は何も生まないと言うけれど、だからどうした? こいつらを許してなるものかという、以前のクリーシーからは考えられない沸々と煮えたぎるような怒りは、非常に魅力的にうつりました。

黒人であること

他に、個人的に印象に残ったのは、序盤にルピタが「(この仕事で)黒人であることは役に立つ?」(おぼろげ)みたいなことをクリーシーにたずねるシーン(クリーシーは「じきにわかるさ」というようなことを返していたと思う)。

今、この時代に鑑賞して「な、なんて差別的なことを!」と思ってしまったんですが、ひとり敵地に乗り込んでいくクリーシーが完全に周囲に馴染んでいて、まさに役に立っていたのを目の当たりにし、軽く衝撃を受けました。

あれが白人(もしくはアジア人)なら、敵地に足を踏み入れた瞬間にバレていただろうなって。なんだかとても複雑な気持ちになりました。考えさせられるという意味で。すべてにおいて面白かった!

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映画「マイ・ボディガード」が好きな人におすすめの作品

映画「マイ・ボディガード」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。

映画「マイ・ボディガード」の配信サイト(サブスク)

※記事執筆時点での情報です(2025年10月17日)。レンタル作品等も含まれます。

NetflixU-NEXTAmazon Prime VideoHuluAmeba TVFOD
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まとめ:スカッとするしモヤモヤもする

クリーシーによる一連の復讐&拷問シーンはスカッとして、個人的にはとても好きなシーンです。ただ、理由が理由なだけに当然モヤモヤもします。

このあたりの塩梅がよくて、この上映時間の長さにもかかわらず、見飽きる瞬間がまったくありませんでした。もうね、クリーシーとルピタの絆がよくてずっと観ていられる。

Rotten Tomatoes
Tomatometer 39% Popcornmeter 89%
IMDb
7.7/10

Filmarks
3.7/5.0

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