
ファイナルガール
映画「ファイナルガール」の感想です。
「違う違う、そうじゃなーい」と頭の中でお決まりの音楽が流れてきた映画。
殺し屋となるべく育てられた少女という設定なんだからさ、もっとこうさ、派手にいきましょうよと言いたくなりました。アクションは地味め。

映画「ファイナルガール」の見どころは……
- 意外と豪華なキャスティング。
- ターゲットの自業自得感。
本記事は2026年02月22日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | ファイナルガール |
| 原題 | Final Girl |
| ジャンル | スリラー、B級映画 |
| 監督 | タイラー・シールズ |
| 上映時間 | 84分 |
| 製作国 | アメリカ、カナダ |
| 製作年 | 2014年 |
| 公開年(米) | 2015年 |
| レイティング | 不明 |
| 好きレベル | ★★☆☆☆ |
あらすじ
幼い頃に両親を亡くし、殺し屋に引き取られたヴェロニカ。ヴェロニカ自身、殺し屋となるべく育てられ、引き取ってくれたウィリアムから厳しい訓練を受けていた。そんなある日、ヴェロニカは初めての単独任務を与えられる。それは、ブロンド美女を言葉巧みに騙して森に連れ込み、ハンティング(狩り)を楽しむ高校生グループの排除だった。そうとも知らず、高校生たちはブロンドヘアのヴェロニカに声をかけ、意気揚々と森に入っていく――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
ヴェロニカ
(演:アビゲイル・ブレスリン)
幼い頃に両親を亡くし、殺しを生業とするウィリアムに引き取られた少女。その後、殺し屋となるべく育てられる。今回が初めての単独任務。
ウィリアム
(演:ウェス・ベントリー)
幼いヴェロニカを引き取り、殺し屋となるべく育て上げる。殺し屋らしい冷酷な性格をしているが、(一応)多少ヴェロニカへの情もある模様。
ジェームソン
(演:アレクサンダー・ルドウィグ)
ブロンド美女のハンティングで楽しむ高校生グループのリーダー格。ブロンド美女をナンパしてくる役割も担っている。
ダニー
(演:ローガン・ハフマン)
高校生グループのひとりで、斧を持参。
ネルソン
(演:リース・トンプソン)
高校生グループのひとりで、バットを持参。マザコン。父親は軍人。
シェーン
(演:キャメロン・ブライト)
高校生グループのひとり。グループの中だと唯一の彼女持ち。
ジェニファー
(演:エマ・ペッツ)
シェーンの恋人だが、何かを隠している様子の恋人にやきもきしている。
映画「ファイナルガール」の感想
映画「ファイナルガール」の感想です。予想外に良いキャスティングになっていてちょっと笑ってしまったB級映画(笑)。
なかなか豪華な俳優陣
まず、あらすじを読み、低予算映画っぽいのは承知のうえで「観てみよ!」となった映画だったんですが、蓋を開けてびっくり!
映画「ハンガー・ゲーム」(2012)にケイトー役で出ていたアレクサンダー・ルドウィグじゃないですか。正直、お名前までは覚えていなかったのですけど(失礼)、「ん? 見たことある顔だな?」と思って、調べたらまあ。他のB級映画で見たのかと思ったら、まさかまさかの大好きな「ハンガー・ゲーム」!
しかも、ケイトーといったらちょい役とかじゃないですからね。「どうりで見たことがあると!」と驚きました。
で、「他にも見たことある顔がいるな?」と思っていたら、同じく「ハンガー・ゲーム」にセネカ役で出演していたウェス・ベントリーに、主人公のヴェロニカを演じたのは「ゾンビランド」(2009)でリトルロック役だったアビゲイル・ブレスリン!
意外とそうそうたる顔ぶれで思わず笑ってしまいましたよね。すごい!
12年間はぬくぬく育つ?
幼くして両親を亡くし、殺し屋のウィリアムに引き取られ、同様に殺し屋として育てられた少女という設定だったヴェロニカ。ウィリアムに引き取られ12年後というところから物語は動き出すんですが、なぜか特訓もそこから開始。
……君はこの12年、いったい何をしていたのだ?
そうツッコミを入れた人は少なくないはず(笑)。
殺し屋として使い物にならなければウィリアムに処分されるというのをにおわせてはくるんですけれど、幼少期、テストやらなにやら(それもよくわからない質問をいくつかしただけだったけど)をして、その才能を買ったウィリアムに引き取られたヴェロニカなのに、12年間もぬくぬくと育ったのか? と思ってしまいますね。
もちろん、子どもが健全に育つ環境としては良いことですけども。でも、本作の設定ではそうはなっていないわけで、めちゃくちゃ違和感がありました。
高校生男子とイコール
上記で書いたように、訓練の開始が遅かったからでしょうね。
本作では、高校生男子と丁度良い感じに張り合える殺し屋レベル(?)となっています。男子とはいえ、普通の高校生相手に苦戦しているようじゃ殺し屋としてはダメでしょうと思ってしまいますが、どうなんでしょう。
しかも、幻覚を見る良くないお薬を使ったり、高校生たちからしたらだいぶチートなことをしたうえでですからね(笑)。本作に出てくるこの高校生たちは当然胸糞なので、いいぞ! ボコボコにしたれ! なんですが、思った以上にボコボコにならないので、スカッとはしませんでした。
素手で戦うヴェロニカ
あと、個人的に思ったのは、なぜ素手? ということ。
相手の武器を奪ってやり返すみたいなことはあっても、薬以外は基本素手で戦うヴェロニカ。戦うことはわかっていたというか、自分から敵地に乗り込んでいったんだから、もっと何か、こう、何かあったでしょ!? と言いたくなる(笑)。
ドレスとはいえ、仕込み武器のひとつやふたつぐらい用意できなかったのか。ウィリアムも、使い物にならなかったら処分しなければならない相手とはいえ、長年共に過ごしてきた相手のこと、それなりに情はあるようでしたし。もうちょっと丁寧に指導してあげれば良いのにと思わずにはいられません。
怖いものを見せる薬
ヴェロニカが高校生たちに飲ませた薬、あれは本人にとって怖いものを幻覚として見せる薬? みたいな感じなんでしょうかね。そのようなことを本人がこぼしていましたし。
映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(2004)に出てきたまね妖怪ボガートを思い出しました。
にしても、ネルソン(だったかな?)は幻覚の中で自分の母親とマウス・トゥ・マウスでキスをしていましたけれど、ママ大好き! なマザコンの彼も、さすがにママとそういう関係になるのは怖いということなのでしょうか。ママの自分への溺愛ぶりを見て、これ以上愛が大きくなったらどうなるのだろうという恐怖が表れたのかな。それとも、滅多に帰ってこない軍人の父親の分の愛情も一緒に注がれていることに気がついていたから、夫に向けるような種類の愛情に変わったらどうしようと思ったとか?
終盤の、シェーンの幻覚シーンはなかなか良かったです。完全に騙されました。
おもしれー女
それから、中盤、仲間たちがヴェロニカにやられていることに気がついたジェームソンの「フッ……You’re an interesting girl.」のセリフは面白すぎました。
ここで「おもしれー女」認定発動!? と思って。
個人的には、ここからもうひと捻りあって良かったのではと思わないでもないけど、このシーンはすごく良かったですね。この状況でなかなか出てくる言葉じゃありませんよ。「おもしれー女」なんて。
ツッコミどころはありつつも、俳優さんたちのさすがの演技力で、つまらないというほどではありませんでした。まあ、観たかった内容とはなんか違う……とはなりましたけど。
映画「ファイナルガール」が好きな人におすすめの作品
映画「ファイナルガール」が好きな人には、以下の作品もおすすめです。
- ベアリー 悪熊(あくま)のぬいぐるみ(2021)
- 烏 カラス(2007)
- キューピッド(2020)
- 子鹿のゾンビ(2025)
映画「ファイナルガール」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年02月22日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
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まとめ:主人公がめちゃくちゃ美人さん
なお、主人公ヴェロニカを演じたアビゲイル・ブレスリンですが、めちゃくちゃ美人さんです。
「ゾンビランド」の頃を知っているので「元気に成長したなあ……」としみじみもしてしまいました。これより6年ぐらい? 前の映画ですもんね。そりゃあ成長もしますわな。小学校に入学したばかりの子が、卒業するぐらいまでの時間があるんだもの。
それだけで観て良かったとは思います。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 25% Popcornmeter 24%
IMDb
4.7/10
Filmarks
2.4/5.0

