
(字幕版)悪魔のいけにえ 公開40周年記念版
映画「悪魔のいけにえ」の感想です。
よく「13日の金曜日」(1980)のジェイソンくんと混同されるレザーフェイスくんのホラー。チェーンソーを振り回すのは彼です。
今観てもめちゃくちゃ面白い!

映画「悪魔のいけにえ」の見どころは……
- バラエティーに富んだ恐怖演出(音の使い方がすごい!)。
- 目のドアップ。
- 不器用で可愛いレザーフェイスくん。
本記事は2026年05月15日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
作品情報
| タイトル | 悪魔のいけにえ |
| 原題 | The Texas Chain Saw Massacre |
| ジャンル | ホラー、スリラー |
| 監督 | トビー・フーパー |
| 上映時間 | 83分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 1974年 |
| 公開年(米) | 1974年 |
| レイティング | R15+ |
| 好きレベル | ★★★★☆ |
あらすじ
ドライブ旅行中のサリー、ジュリー、フランクリン、カーク、パムの5人は、道中、ヒッチハイクをしている男を拾った。男の様子はどこかおかしく、会話を続けるうちに自傷行為に走り、さらにはフランクリンをナイフで切りつけたので、車から追い出すしたサリーたち。やがて目的地に辿り着いた一行だが、ひとり、またひとりと姿を消していき――。
主な登場人物
(以下、敬称略)
サリー・ハーデスティ
(演:マリリン・バーンズ)
フランクリンの妹で、ジェリーの恋人。カークたちを探しに行ったジェリーを探しに行き、レザーフェイスに遭遇。
フランクリン・ハーデスティ
(演:ポール・A・パーテイン)
サリーの兄で、車椅子利用者。様子のおかしいヒッチハイカーにあてられ、やや精神不安定な状態となる。サリーと共にジェリーを探しに行く。
ジェリー
(演:アレン・ダンジガー)
サリーの恋人。運転手を務めていた。帰って来ないカークとパムを心配し、ひとり探しに行く。
カーク
(演:ウィリアム・ヴェイル)
パムの恋人。ガソリンを分けてもらおうととある家を訪ねたところ、レザーフェイスに遭遇。
パム
(演:テリー・マクミン)
カークの恋人。趣味は占星術。
レザーフェイス
(演:ガンナー・ハンセン)
マスクを被った大男。サリーたちに襲いかかる。
ヒッチハイカー
(演:エド・ニール)
サリーたちが拾った様子のおかしい男。車の中で、自傷行為をしたり、写真を燃やしたり、フランクリンに切りかかったりする。
老人
(演:ジム・シードウ)
サリーたちが立ち寄ったガソリンスタンドの経営者。
グランパ
(演:ジョン・デュガン)
ミイラのような外見の老人。死んでいるようにも見えるが、ちゃんと生きている。
映画「悪魔のいけにえ」の感想
映画「悪魔のいけにえ」の感想です。やっぱりね、面白いよね……としかもう言えない。完璧なスラッシャー・ホラーですよ。
色褪せないスラッシャー・ホラー
先述しましたが。
完璧。
完璧なスラッシャー・ホラーです。
今観てもめちゃくちゃ怖いし、ドキドキする。演出も素晴らしい。
最初から不穏ですが、ヒッチハイカーとのシーンなんてすさまじく不気味でしたもんね。密室に異常者を自ら呼び込んでしまったあの感じ。「やばい奴かな?」「やばい奴かも」「やばい奴だ!」と段階を踏んでいくのがリアル。真にやばい奴が現れたときって、こちらのほうが人数多いし! とはならないんですよね。
序盤、最初のひとりがやられたときも、頭をガツンとハンマーでやられるんですが、体が痙攣したりしてね。芸が細かいなあという印象。
芸が細かい演出
芸が細かいといえば。
まず、先述したヒッチハイカーのシーン。このヒッチハイカーを追い出したあと、フランクリンがずっと「あいつ、追いかけてくるかな?」「俺、怒らせるようなことしたかな?」と気にし続けるんですよね。この演出はすごいと思いました。
フランクリンはこのヒッチハイカーにナイフで切りつけられて怪我までしているんですが、人間という生き物は、自分の理解を超えた事態に遭遇し、ただならぬ恐怖を感じると、まず自分に原因を見出そうとするのかなと。理由なく切りつけられたと考えると、めちゃくちゃ怖いですからね。
わからないものって怖いので、自分に原因があったとするほうが安心感があるのかもと思ったりしました。
あと、レザーフェイスたちに囲まれて、サリーがビビり散らかしているシーンも。素晴らしかった。ここで目のドアップいく!? みたいな。別に目が抉り取られるとかそういうシーンでもないのに。なにこのセンス! ってなります。
不謹慎ながら、目の色が綺麗……なんて思っていたら、毛細血管まで映し出して血走った目に。なんか、すごすぎる。
音響での恐怖演出
また、本作は音の使い方もとてもうまいんですよね。
レザーフェイスくんの武器はチェーンソー。
映画「13日の金曜日」(1980)のジェイソンくんと混同されがちな武器ですが、チェーンソーを振り回したレザーフェイスくんがのしのしと追いかけてきます。これを見たいがために「悪魔のいけにえ」を観るみたいなところがある。
このね、姿は見えないのに(オンにしたチェーンソーの)音が聞こえるシステム。怖すぎます。普通に逃げるより、いつ追いつかれるかわからない感がすごい。
しかも、途中でサリーの髪の毛が枝に引っ掛かったりするから、めちゃくちゃハラハラしました(このときにはすぐそこまでレザーフェイスが来ているのが見えるのでなおさら)。
不器用なレザーフェイス(可愛い)
本作に登場するレザーフェイスくん。
怖いのと同時に、ちょっと可愛いなと思ったりもしております。
というのも、この人、だいぶ不器用なんですよね。
「よし、じいさまに殺させよう!」とか言ってグランパに重量のあるハンマーを持たせようとするんだけど、グランパはかろうじて生きている? みたいな老人なので失敗するし(当然)。これを2、3回ぐらい繰り返したら、普通はさすがに「もういい、俺がやる!」ってなりそうだけど、そういうのも特になく頑張って何度も持たせようとしていた。
そもそも、走り方からしてなんだか不器用。ダダダダ! じゃなくて、のしのし! という感じ。チェーンソーを持っているから余計重そう。
サリーが窓から飛び降りたとき、すぐに追いかけることはしないで、窓の下を覗き込みつつ「どうしよう? どうしたらいい?(汗)」と戸惑っている感じでしたもんね(笑)。ちょっと可愛かった。
やばい奴には変わりないんだけど、憎めなくもある(!?)。そんな奴でした。
グロすぎない描写
あと、意外とグロいシーンは少ない。
スラッシャー・ホラーでも、血がぶっしゃあ! がすべてではないんだなと教えてくれます。(ハンマーで絶妙な叩かれ方をする)サリーは血まみれっぽい感じにはなるけど、イテテテテ! みたいな描写はほとんどありませんでしたね。
なので、スラッシャー映画が苦手な人にも割と観やすいかもと思います(そういう人がこの映画を選ぶかは置いておいて)。
だけど、しっかり不穏で不快。何度観ても面白い映画です。
映画「悪魔のいけにえ」が好きな人におすすめの作品
映画「悪魔のいけにえ」が観られる動画配信サービス
※記事執筆時点での情報です(2026年05月15日)。レンタル(有料)作品等も含まれます。最新情報はご自身で直接ご確認ください。
| Netflix | U-NEXT | Amazon Prime Video | Hulu | Ameba TV | FOD(PREMIUM) |
| ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
まとめ:レザーフェイスにハマる
スラッシャー・ホラーの金字塔「悪魔のいけにえ」。
普通に、ハマる。
最初は単純に怖いし気持ち悪いんだけど、物語が展開していくにつれ、徐々にレザーフェイスくんが可愛く見えてくる不思議(特に何もしていないのに)。
名作はやっぱり名作ですね。
Rotten Tomatoes
Tomatometer 85% Popcornmeter 82%
IMDb
7.4/10
Filmarks
3.7/5.0

