「ウェンズデー」シーズン1・第5話「悲運の因果」の感想です。
ウェンズデーの母親や父親に対する強固な姿勢がほんの少し緩んだ感じの回でした。ウェンズデーがしっかり愛されているようで安心した!
本記事は2025年10月24日に執筆したものです。すべての情報は執筆時点のものですので、最新の情報はご自身で直接ご確認ください。
ドラマ「ウェンズデー」の登場人物
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ドラマ「ウェンズデー」シーズン1・第5話のあらすじ
今日はネヴァーモア学園で行われる「保護者の日」。ウェンズデーの両親(と弟)もやって来ることになっていたが、ウェンズデーは、父ゴメズが自身の学生時代に殺人事件の容疑者として逮捕されたことを知ってしまう。一度は冤罪として釈放されるものの、証拠が発見されたとして、保護者の日の最中に再び逮捕されてしまった。そこでウェンズデーは――。
ドラマ「ウェンズデー」シーズン1・第5話の感想
このウェンズデーの厨二感、いよいよクセになってまいりました(笑)。子どもの頃にサソリ(故)を飼っていたとか、父親にサメと一緒に泳がされたとかね、出てくるストーリーが絶妙に厨二病っぽくてテンションが上がります。
で。
今エピソードでは、それぞれの家にはそれぞれの問題があるよねということが浮き彫りになりました。
イーニッドにはイーニッドの、ビアンカにはビアンカの。これまでのビアンカは単なる「恋敵(※勝手にそう認識しているだけ)に敵意を向ける嫌な女」でしたが、ほんの少し同情してしまうような背景があった。前エピソードでもちょっと垣間見えましたが、セイレーンとして、セイレーンの能力を持つからこその不安感。そういうのも無視できないところですね。
また、ユージーンの両親が両方とも(たぶん)女性であったことも明らかになりました。
これもほんのサラッと出てきただけで、特になんの説明もなかったのがこの世界観としてはとても良かったかなと思います。そもそも、セイレーンとか人狼とか、人間ですらない人がたくさん出てくるぐらいですし。性的指向ぐらい実に些細なこと! っていう世界観なんじゃないかと。
それから、父ゴメズと母モーティシアの学生時代(32年前)に起きた事件の真相を追いかける中で、家族の絆が少しだけ強くなるのも良かった。ウェンズデーが結構頑なな態度だったし、父も母もウェンズデーのことをどんなふうに思っているか、いまいちわかりにくいところがありましたもんね。
それでも、まあ、歪な形であることに変わりはないんだけど(笑)、それでも、ウェンズデーが「母親を信じてみよう」と決心したかのような描写があって、なんとなく安心したというか。思春期の妹を見守る姉のような気持ちになりました。
ゴメズが娘のことを「デス・トラップ」と呼ぶのも大好き。発想は物騒なのに、大きな愛情が込められているような気がして。



